本日は、横浜の名物カクテル「バンブー」のツイスト・カクテル「ハーバル・バンブー(HERBAL BAMBOO)」を紹介致します
以前バンブーのツイスト・カクテルとして「アコースティック・バンブー」を紹介致しましたが、更に美味しいものにアレンジ致しました!
写真下が「ハーバル・バンブー(HERBAL BAMBOO)」です!
バンブーは、ドライ・シェリーとスイート・ベルモットのカクテル「アドニス」のアレンジとも言われています。
1884年にブロードウエイで初めにヒットしに「アドニス」というミュージカルがあり、そのブームで当時のニューヨークのバーテンダーが「アドニス・カクテル(当時の正式名)」を考案致したと言います。
アドニス・カクテルは、数年の間に全米に広がり有名なカクテルとなりました。
バンブーは、横浜グランド・ホテルのオリジナルで、1890年よりマネジャーをしていたサンフランシスコの出身のルイス・エッピンガー氏が、1894年に考案したカクテルです。
1880年代にアメリカでブームを起こしていたアドニス・カクテルを改良して、日本のイメージを持たせる為に「バンブー・カクテル」と名づけられ、後に「バンブー」と呼ばれる様になったといいます。
今回のカクテルのベースとなるお酒は、写真上の「アランビック」と言う渋い小型の銅製蒸留器を使い作ります。
まずアランビックのポットにドライ・シェリーを90ml注ぎ、ガーゼに包んだレモングラスとローズマリーと生姜を入れます。
ガーゼの口はハーブが飛び散って、パイプの部分に詰まらない様に紐で縛ります。
セットしたらアルコールランプに火を付けてポットを温めます。
温め続けて温度が80度ほどになると、ハーバルなシェリーがグースネックパイプを通り、写真右の冷却槽で冷やされ冷却パイプの排出口からポタポタとお酒が落ちてきます。
10分ほどで45mlくらい落ちてきます。
写真上は、ポタポタとハーバル・シェリーが落ちてきている様子です。
写真下が完成したハーバル・シェリーです!
アランビックを使用することで、度数が上がり、生姜と強烈なハーブの香りを持つ優れたベースが出来上がります。
カクテルのレシピは、蒸留したハーバル・シェリー20ml、ドライ・シェリー15ml、ドライ・ベルモット15ml、蜂蜜10mlを、写真下のカーボン(炭素)シェーカーに注ぎ、カーボネーテッド・カクテル(発泡カクテル)として仕上げます!
写真下は、カーボン・シェーカーにCO2を加えている様子です。
シェーク後は蓋付グラスに注ぎ、蓋にはミントのアロマ・オイルをふりかけて、ハーバル感をアップします!
アロマは、オーガニック・ペパーミント・エクストラクトです。
蓋の内側にアトマイザーでふりかけます。
蓋を開けますとミントの香りが立ち上がり、飲むとハーバルな発泡性バンブーとなっております!
毎日数量限定のミクソロジー・カクテルとなります。
ご予約があれば沢山もご用意が出来ます。
面白いカクテルですので是非お試し下さい!