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有馬記念の法則2

2011-12-24 17:01:59 | 長距離血統の法則
■コース傾向■
中山芝2500mという非根幹距離かつトリッキーなコースを得意にしている血統は、何なのだろうか?08年~今年の当該コースの血統傾向を見てみる。

~08年~

年間を通じて活躍していたのは、グレイソブリン系、サドラーズウェルズ系。そして5回開催の3鞍全てでサドラーズウェルズ系が馬券に絡み、本番の有馬記念ではサドラーズウェルズ系×グレイソブリン系のアドマイヤモナークが2着に突っ込み、波乱を演出した。また、1着のダイワスカーレットの父アグネスタキオンも、本番前に2勝2着1回の実績があった。

~09年~

08年とは様子が異なり、全体的に父SS系が活躍。その傾向は5回開催になっても変わらず、本番前の2鞍でスペシャルウィークが連続2着になり、有馬ではスペシャルウィーク産駒のブエナビスタがズドンと2着。勝ったドリームジャーニーの父ステイゴールドは、それまで1勝2着1回の実績があった。

~10年~

この年は、08年と似たような傾向でサドラーズウェルズ系とグレイソブリン系の活躍が目立つも、本番には直結しなかった。

~11年~

今年は、震災の影響で1開催分がまるっと抜けており、サンプル数は例年に比べて少なく、特に有馬と関連性の深い日経賞も行われたので参考にしにくいが、これまでの所で目につくのはシンボリクリスエスとリファール系ダンシングブレーヴ、そしてジャングルポケットの3系統。この中で、有馬出走馬と関係があるのはジャングルポケットだ。ただし、今すぐ決めてしまうのは早計というもので、本番の2つ前に行われるグッドラックハンデの結果を見てから、穴場に走っても遅くはない。

■オカルト~グッドラックハンデとの関連性■
年間を通じて活躍している血統がなくても、5回開催、特にグッドラックハンデ(GLH)との関連性を無視することはできない。

~03年~
1着はともにロベルト系で、GLHで2着、3着の父に入ったトニービン・ラインが有馬で2着(リンカーン)の母父に入った。

~04年~
GLH1着の母父リボー系が、有馬で2着の父に入った(タップダンスシチー)。

~05年~
GLH1着の父トニービン直仔のウイニングチケット→有馬で1着ハーツクライ、3着リンカーンの母父がトニービン。

~06年~
GLH2着の母父ノーザンテーストが、有馬で3着(ダイワメジャー)の母父。

~07年~
GLH1着馬の血統構成はSS系×ナスルーラ系→有馬の1着は同じ血統構成のマツリダゴッホで、2着(ダイワスカーレット)の父はGLH1着馬の父と同じアグネスタキオン。

~08年~
GLH2着馬の母父サドラーズウェルズ系オペラハウス→有馬2着アドマイヤモナークの父が同系ドリームウェル。

~09年~
両レースともに、1~3着を父SS系が独占し、GLHの3着はSS系×ノーザン系で、有馬でも2着、3着が同じ血統構成が入った。

~10年~
GLH3着がSS系×ノーザン系で、有馬の2着も同じ血統構成のブエナビスタ。

と、このように大系統だけではなく、その枝あるいは血統構成でGLHとリンクしているのだ。血統傾向から離れても、騎手がどこを通るのか?とか内が伸びるのか?外なのか?など、見所満載のGLH。今年もGLHからは目が離せない。


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