☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

砂王4~重箱の隅

2008-02-21 01:17:27 | 競馬
あれだけヴァーミリアンは一銭も要らない根拠を並べたのに、まだまだ不安で仕方ない偶然番長のリクエストにお応えして、重箱の隅をつっついてみます。

ありがたいことに、昨日、救援物資の「競馬最強の法則3月号」が届いたので、パラパラとページをめくっていると、驚いた!

清水成駿【仁義なき勝負の鉄則】~フェブラリーS(2/24)を総括する―の記事の見出しが・・・・・





「こんな馬に金を突っ込む奴の気が知れない。」だってよ!!

あとは、自分で買って読んどきない!



とはいっても、心配性の偶然番長のことなので、まだまだ不安だろうと思って、とっておきのデータを↓


<フェS過去4年連対馬のダ1600m実績>

04年
1着アドマイヤドン 03年南部杯 1着
2着サイレントディール 03年武蔵野S 1着

06年
1着カネヒキリ 05年ユニコーンS 1着
2着シーキングザダイヤ 05年フェブラリーS 2着

07年
1着サンライズバッカス 06年武蔵野S 1着
2着ブルーコンコルド 06年南部杯 1着

ちなみに、05年の1、2着メイショウボーラーとシーキングザダイヤに関しても、メイショウは1600「以下」のダート実績があって、シーキングも芝のマイル重賞を勝っています。

【ソース:競馬ラボ~血統戦略研究班】

ヴァーミリアンの実績は、06年フェSの5着のみ!

これでもダメですか?
偶然番長さん?


=おしまい=

京都記念1~レゾンデートル

2008-02-21 00:13:36 | 競馬
ダイヤモンドSでお金を拾い損ねたみなさま!ご安心を!
こんなこともあろうかと、どこかの国の嘘つき政治家と違って、当ブログではきちんと、セーフティーネットを用意しています。決して「弱者」を見捨てたりはしません。ダイヤモンドSでは無駄に終わってしまったリュックサックですが、決して捨てたりせずに、大切にとっておいてくださいね。何もお金が落ちているのは、府中だけではないのですから。

そんなセーフティーネットなレースを紹介する前に、少々、哲学的なお話を。

「RAISON D’ATRE」-そこに在る意味とは一体?そんな「存在意義」を表すこの言葉―
この世の生きとし生けるもの全てに「レゾンデートル」はあると思う。否、生き物でなくても、この世に存在するもの全てにそれはある。そう、「路傍の石」にさえも―

ならば京都記念のレゾンデートルは?と問われれば・・・・・
私の至極簡単な作りの脳みそでは、そんな哲学的な質問には答えることができないので、ここは一つ、競馬界の哲学者・成駿に解説願うことにする。




◎番外編 彼を知り、己を知らば百戦殆(あや)うからず

 ここ数年、新設重賞が急増し、レース条件の変更も相次いでいる。とくに2006年にはルール改正(新クラス制導入)があり、勝てば即昇級する馬が増えた。とどのつまりは、それまでにないオープン馬の誕生ラッシュとなった。

 矢継ぎ早に改正案を打ち出すJRAの意図はともかく、馬券を買う側は、その変化にどう対応すべきか。

 ひとつの答えが、清水成駿の2006年12月9日、鳴尾記念(芝1800m)の予想だ。前年と条件も出走馬の状況も異なる重賞。それを、まさに「彼を知り、己を知らば」を地でいくように、レースの本質を冷静に読み切り的中させた。「かくして殆うからず」のお手本として、二十一戦譜の番外ではあるが、最後に採録させていただいた。(本書編集部)

 ニュー鳴尾記念は磨けば光る穴の原石。GIの狭間にあるGIII重賞ながら、これまでのハンデ戦が別定戦に改まり、結果、傾向一新の確率は非常に高い。だからこそ、そこに馬券のうま味が生じるのだが・・・・・。

 改めて言うまでもないが、予想は馬の良し悪しだけではない。むろん、強弱だけでもない。もっとも肝心なのは、その一戦がどういう馬のためにある一戦なのか、そこをキチンとつかものが先決。でなければ本当の的中とはいえない。

 ともあれ別定戦に衣替えしたニュー鳴尾記念を解剖しよう。

 これまで通りのハンデ戦なら「格」は必要ない。軽量で調子のいい馬から狙うのが本筋。仮に前走が条件戦やローカル重賞戦であろうとかまわない。ただし、これが別定戦となると話は違う。斤量差がないぶん、第一に問われるのが能力。どのレースを使ってきかの「レース格」も重視されよう。
 実のところ、前年までの鳴尾記念は「上がり馬発掘」のGIIIであった。

 だが、新クラス制導入でオープン馬が増える一方の現状。当然、勝てない馬が溢れる。なかでも居所がないのはGIで掲示板に載るか載らないか「上の中」に位置する馬たち。といって重斤を背負うローカル遠征もままならない。むろんGIでは厳しい。厳しいどころか出走できるかどうかの問題まである。
 施行者としてこの現実は放置できまい。有馬に向かってますます盛り上げなければならない大切なこの時期に、ある程度の人気と知名度を持つ「上の中」に働く場所がないのは大きな問題。まして暮れは恒例の香港シリーズもある。解決策とはいわないが、それが鳴尾記念の別定戦移行であり、翌週の阪神C(定量の芝1400)新設に繋がったことは明らか。

 ズバリ、ニュー鳴尾記念の本質は「上の中」による「上の中」の戦い。

 従ってシワ寄せがくるにはローカル重賞勝ちのサンバレンティンを筆頭にホッコーソレソレー、ブライトトゥモロー、メイソウオウテなどの上がり馬。別定でやる以上、どうしたって上がり馬に分が悪いのは当然。それがレースの格であり、そもそも鳴尾記念は彼らのための一戦ではなくなってしまったのだ。

 「上の中」である証明は、古馬なら天皇賞やマイルCSを使ってきた馬たち、3歳なら菊花賞組が該当する。あとはこれに1800mという距離のフルイをかければ有力馬は浮かび上がる。

(省略)

 狙いは毎日王冠では最下位ながら、天皇賞で最先着のサクラメガワンダー。

(省略)

あとは毎日王冠で掲示板を占めたマルカシェンク、ローエングリーン。

(後略)

[結果]
1着サクラメガワンダー
2着マルカシェンク

馬単2380円

清水成駿著『競馬 無敵の「孫子流21攻略」』(ベスト新書刊)より引用



勘違いしているワケではありません。今週行われるのは京都記念であることは承知の上。

何故この時期に別定戦のGⅡが、条件が変わらず15年前からずっと存在するのだろうか?

やはり鳴尾記念同様に、京都記念のレゾンデートルもまた「上の中」の馬たちのためにあるのである!


=おしまい=