☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則2

2011-05-23 19:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
■血統傾向~過去21年■

ダービーの血統傾向、それは日本の主流血統の興亡の歴史でもある。
90年代初めはノーザン系とトニービンの時代であったのだが、95年にSS産駒がデビューするやいなや、皐月賞とダービーでワン・ツーフィニッシュを決めてから、様相が一変してくる。それまでのノーザン系やトニービン系への信仰はどこへやら、我も我もとSSに群がった。その結果、今ではすっかりSS系のためのクラシックと化している。SS自身は既に天に召されたものの、その後継種牡馬の勢いは止まらない。

そんな中、潮目を変えたのがキングマンボ系。昨年は牝馬ではアパパネが三冠を達成し、牡馬ではダービーを1、2着独占。ようやくSS系の時代も終りに近づいたかに思えるが、どうも今年は昨年に続く二の矢が放てないままでいる。なんとしても流れを止めないためにも、キングマンボ系にはがんばって欲しいものだ。

そんなわけで、今年のダービーの◎はキンカメ産駒のベルシャザールにしようと思っていた。
☆ベルシャザール…キングカメハメハ×SS
が、どうやら鞍上はアンカツからスイッチする模様。アンカツ自身が「キンカメに一番近い背中」と評したと聞いていただけにダービーでの巻き返しを期待していたのだが、どうやらウインバリアシオンに乗るらしい。皐月賞の大敗で見限ったのか?それともマツクニの逆鱗に触れたのか?それとも…

で、ベルシャザールの鞍上は後藤になるらしいが、それはそれで面白い。なんてったって、後藤はテン乗りに強い。昨日のエリンコート然り、昨年のロズキンもまた然り。後藤といえば、早め早めの積極的な仕掛けが売り。ベルシャとの相性は好いと思うのだが、オークス⇒ダービー連覇とは…ねえ?




優駿の法則

2011-05-23 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
月日が経つのは早いもので、ついこの前、正月を迎えたばかりのような気がするが、気が付けば今年1回目の年末がやって来た。
さあ、ダービー!


ダービーの検討を始める前に、これだけは譲れない、という鉄板の法則をしつこいようだが紹介させて頂く。
☆元祖・史上最強の法則☆
ロベルト系が5年周期で制覇する!


そして、この法則には続きがある。
☆元祖・史上最強の法則2☆
ロベルト系が5年周期で皐月賞とダービーを制覇する!!


今年はロベルト系の出走はないだろうから、いよいよ来年ロベルト系の年だと思っていたのだが…
☆クレスコグランド…タニノギムレット×SS
京都新聞杯を勝ちあがっての参戦。ヤネは武ちゃんか浜ちゃんか?
関係者の方々には言いにくいが、ヤネがどうであろうと、今年は勝てないことになっている。申し訳ない。

ちなみに、この法則にはまだ続きがある、というかあった。
☆元祖・史上最強の法則3☆
ロベルト系が5年周期でダービー1、2着!!!

というのがあったのだが、07年で使えなくなってしまった。残念!!


NHKの法則2

2011-05-04 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
■前走別成績■

新設された96年以来、言われていたことだが、府中のマイル戦は1800m~2000mをこなせるだけのスタミナが必要だということ。特に前走毎日王冠1着馬。過去15年で該当馬は6頭出走したが、負けたのは09年8着のアイアンルックの1頭のみで、出てくれば鉄板級の堅さを誇る。が、今年の毎日杯の勝馬であるレッドデイヴィスはセン馬であるが故、NHKには出走できない。ならば2着のコティリオンで代用が効くのかどうか?前走毎日杯組は、これまで何頭出走しているのか判らないが、3着以内に入ったのは1着馬だけという事実は揺るがない。

芝1800m以上ということでは、【0-3-4】の前走皐月賞組にも注目する必要があるが、今年は中一週と厳しいローテーション。

NZTが東京で行なわれていた時は、本番に直結するケースが多く、狙いが立てやすかったのが懐かしい。
97年シーキングザパール:NZT1着⇒NHK1着
97年ブレーヴテンダー:NZT2着⇒NHK2着
98年エルコンドルパサー:NZT1着⇒NHK1着
00年ザカリヤ:NZT1着⇒NHK2着

だが、中山での施行となってからは、NZT優勝馬は最高2着で、3着に敗れた馬が2勝、2着馬が2着2回、3着1回と好成績残している。また、NZT7着馬が1着、3着に入ったり、二桁着順に負けた馬も2着、3着に各1回づつ来ている。
これは、中山と東京で求められる適性が異なるからに他ならない。小回りで直線が短く、ゴール前に急坂が控えている中山と大箱で、直線はダラダラと続く長い坂の東京のコース形態の違いに拠るものである。が、今年は阪神の外回りとなったので、その辺がどう影響するのか?は、何ともいえない。ただ、最後の直線の急坂と右回りという点では中山に似ているので、中山でのNZT組と同じ結果になるような気はするが。

となると、前走NZTで3着に敗れた2歳チャンピオンのグランプリボスの逆襲があっても何ら不思議ではないし、前走は不可解な惨敗(11着)だったが、最強厩舎の若大将・リアルインパクトの逆転の目も充分に考えられる。両馬はともに距離は違うが、京王杯2歳Sの1、2着で、東京コースに適性があることは既に実証済み。
ボスは、去る4月30日に父サクラバクシンオーが天に召されたとあって、かなり人気になるだろうが、リアルの方は前走大幅に馬体重を減らした(▲10kg)こともあり、11着惨敗ということでそれほど人気にはならないはず。
よくよく登録馬を見渡してみると、これといった強敵が見当たらない。これぞ、人気の盲点ではないのだろうか?

◎ リアルインパクト…ディープインパクト×メドウレイク

敵は1600mということだけだ!!
あ~あ、NHKが1400mだったらなあ…それでも、長いか…?
って、ちょっくら放牧に出るので、もう馬券頼んじゃったんだけどね。相手はもちろんグランプリボスの一本。馬連4000円、馬単リアル⇒ボスの1000円。頼んまっせ!!

というわけで、他の重賞については予約機能を使って更新する予定ですので、よろしくお願いします。

NHKの法則

2011-05-03 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
■血統傾向■

新設されて今年で16回目を迎えるNHKマイルカップ。当初から馬場改修となった03年まで、一度もSS系は1着はおろか3着以内に一度も入ったことがない。調べたわけではないが、もともとSS産駒の出走数自体が少なかったと推測される。というのも、SS産駒がクラシック戦線に登場した95年以降、クラシックを総なめ状態にしていた。今でこそ、NHK⇒ダービーの変則2冠が定着した感があるが、当時はそんな使い方をしようなどとは考えもしなかったはず。そんな中で、ダービーをあきらめて、G1とは言え、格が落ちるNHKにわざわざ向かおうという奇特な馬主がいなかったことは容易に想像できる。そのうち、NHKに対する考え方も変わってきて、SS産駒も出走するようになったのだが、ダービーへ進む一線級に比べて、一枚落ちるSS産駒の出走が大半であった。
そんなこんなで、結局、SS産駒は勝てずじまいで05年のデアリングハートの2着が最高の成績に終わった。NHKを制したのは、二代目SS系のタキオン産駒のロジックの06年まで待たねばならない。
馬場改修前まではミスプロ系とノーザン系が幅を利かせていたが、03年以降はSS系が3連勝中、昨年は1着~3着を独占しているように、反撃体制に入っている。

SS系のなかで複数回3着以内に入っているのは、2勝3着1回のアグネスタキオンと【1-1-1】のフジキセキの2頭である。
03年以降で、SS系以外に目に付くのは、父で【2-0-3】、母父で【0-2-3】のミスプロ系。なかでも【1-1-1】のキングマンボ系と、改修前に【1-1-1】で、昨年、久々に3着に入ったガルチのライン。また、【1-1-1】のタイキシャトルを含むデヴィルズバッグ系は、今開催は東京に限らず大活躍中なので、マークが必要。

■コース傾向■

父SS系が【2-2-1】で、その配合相手は全てノーザン系。母父ノーザン系では、【1-1-0】のニジンスキー系と【1-0-1】のヴァイスリージェント系。あとは母父トニービン。
とはいうものの、3着2回のタニノギムレットも気になるし、ミスプロ系も【1-1-1】と、来ていることは来ている。
この辺は、土曜日の傾向の出方を参考に。

参考までに、09年および10年の2回東京芝1600mのコース傾向を。

過去2年の傾向では、SS系で断然とは言い難い。

■牝馬■
最後に、牝馬について。
過去15年の牝馬の成績は【3-1-4-14/22】で、勝率13.6%、連対率18.2%、複勝率36.4%と、なかなかの成績を収めている。が、勝馬3頭のうちの2頭はシーキングザパール、ラインクラフトといった「最強クラス」の牝馬であることを忘れてはいけない。残る1頭のピンクカメオはフロックとは言わないが…ねえ?
ちなみに、牝馬の単勝回収率は372.3%、複勝回収率331.8%と、牝馬を全買いしても3倍以上の儲けが出る計算なのだが、これは07年に17番人気で優勝したピンクカメオ(単勝7、600円・複勝1、910円)によってハネ上ったものである。
とは言いながら、ピンクカメオ以外でも優勝こそないにせよ、01年3着スギノキューティー(12人気・複勝1、100円)、08年3着グランプリエンゼル(2、850円)と、結構美味しいこともまた事実。





青葉賞の法則【結果】

2011-04-30 18:11:15 | ダービー馬を探せ!2011
■血統傾向■
*09年まで3着までに、10年から2着までにダービー優先出走権。

青葉賞で権利を獲った馬(特に勝馬)は、毎年毎年、穴人気になるのだが、本番で優勝した馬は一頭もおらず、2着が2頭(03年ゼンノロブロイ、05年アドマイヤメイン)、3着が1頭(04年ハイアーゲーム)の1頭のみ。近年では3着以内に一頭も入っていない。

おそらく、マスコミに煽られ『距離実績』があるということだけで飛びつくのがいけない。この時期のサラブレッドというのは、人間に例えれば中学生~高校生くらいのもの。このくらいの時は距離ウンヌンではなく、絶対的な能力がモノを言うのだ。中学あるいは高校野球を思い出してみれば、よく分かると思う。どこのチームでも『エースで4番』を張るやつが、一人はいたはずだ。

青葉賞組が不振な原因は、最近では『ローテーション』にあると巷間云われている。いまだ成長途上にある若駒にとって、中3週で2400mを走るということは、かなりの負担が掛かる、つまり、そこまで完成されていないということだ。

血統傾向的には、【6-3-5】の父SS系が中心。とはいえ、登録馬22頭のうち父SS系は16頭もいて、絞るのに一苦労するのは確実。あとの手掛かりは、2年連続して母父ナスルーラ系が1着、3着に入っていることくらい。

■コース傾向■

今開催は、まだ一鞍しか行なわれていないが、前開催からキンカメの流れが細々と継続している。

参考までに昨年の2回東京の芝2400mのコース傾向を。


【結果】
■血統傾向更新■

父SS系が、しかも×ノーザン系が1~3着を独占。出走馬18頭中11頭もいれば、当然といえば当然か。ちなみにSS系×ノーザン系は8頭もいた。

しかし、この勝ちタイムは全くもって遅すぎる。勝ちタイム2分28秒8は、重馬場で行なわれた03年ネオユニヴァースの2分28秒5に0.3秒遅い。ちなみにダービーで最も遅い勝ちタイムは不良馬場で行なわれた09年ロジユニヴァースの2分33秒7である。勝ちタイムだけで評価を下せないが、これは余りにも遅すぎる。どれだけ遅いかというと、今開催行なわれた芝2400mの古馬戦のラップと比較してみる。

■2回東京芝2400mラップ分析■

3戦とも後傾ラップだが、勝ちタイムには大きな差がついた。
青葉賞のそれは、先週行なわれた古馬オープンよりも0.8秒も遅く、本日行なわれた9Rより2.3秒も遅い。ただ、これは一概に青葉賞のレベルが低いと決め付けてはいけない。なぜなら、オープン戦の時計が1000万下のそれよりも、1秒後も遅いのだから。にしても、遅い、遅すぎる。

青葉賞の前半、後半10Fの差は、なんと4秒4!!明らかに直線向いて用意ドンの上がり勝負の流れで、後方一気は届かないケースが多いのだが、勝ったウインバリアシオンは後方15番手から差し切った。本来なら前々で進めた馬に有利の流れにもかかわらず、前に行って粘ったのは2着のショウナンパルフェのみで、その他は馬群に沈んだ。ここから導き出されるのは、ショウナンパルフェは流れからいってこの着順は当たり前で、前に行って沈んだ馬はてんでお話にならないということと、バリアシオンの脚はかなり切れるということ。実際、上がり3Fは33.6秒の1位で、2位のトーセンレーヴ(3着)、ギュスターヴクライ(4着)より0.3秒上回る。

が、過信は禁物。今回の差し切りはアンカツの手腕に拠る所が大きい。アンカツは、9Rの陣馬特別でも、4角15番手から内目の馬群を捌きながら、突き抜けた。青葉賞では、まるで再現VTRを見ているような同じコース取り。本番のダービーでは、人気次第で押さえに回すかどうかの連下扱いが妥当。最近、青葉賞組は来てないしね。

ところで、陣馬特別もタイムは速いが、スローペースであることは変わりなく、後方一気で突き抜けたタニノエポレットは昇級でも即通用するはずだ。





皐月賞の法則5【結果】

2011-04-25 20:30:15 | ダービー馬を探せ!2011
当ったのは、エイシンオスマンが逃げたことだけ。そんなもんじゃあ、メシは喰えないよ…

■血統傾向更新■

父SS系が1着~3着独占。というか掲示板を独占。これで4年連続父SS系のワン・ツーフィニッシュとなった。まあ、出走馬18頭中12頭が父SS系なら、こういう風になる確率は高い。

馬券は外れたが、まさかまさかのビッグロマンスが勝てなかったことがなにより。
なんせ★元祖史上最強の法則★が今年も成立したからだ。

来年は、5年に一度の大勝負!!
乞うご期待♪

=おしまい=

皐月賞の法則4

2011-04-24 10:33:27 | ダービー馬を探せ!2011
■東京芝コース傾向■

全体的にはSS系とノーザン系。これが第一感。
1400mでは、母父BTが2連勝。母父BTはフローラSでも2着に入った。
2000mと2300mで、ステイゴールドが来まくり。これは怪しい。
細かいところをつつけば、1800mで1着になったディープの全弟のオンファイアが1600mで3着。

東京開催ということで、俄然、差し馬に注目が集まっているわけだが、こんなときこそ裏を行くべし。
昨日の勝馬の位置取りを見てみると、前々で進めた馬ばかり。フローラSでは後方待機のバウンシーチューンが勝ったが、2着、3着は先行した馬である。馬場は今のところ重発表。余計に前に有利の流れになるとみた。

目下の1番人気はサダムパテック。次がナカヤマナイト。
両馬の人気の基は、東スポ杯と共同通信杯での勝利。切れならばナカヤマナイトの方。共同通信杯以来の出走となるわけだが、鉄砲での仕上げには定評のある二ノ宮厩舎となれば、仕上げにぬかりはあるまい。だが、ヤネが大先生。それが問題。人気薄の大先生なら買っても(但し、押さえ)いいが、ここまで人気になると…
一方、サダムは東スポ杯を勝っているわけだが、外回りでの実績はそれだけしかなく、あとは内回りでのものばかり。
決め手だけで言うなら、オルフェーヴル。全6戦のうち5回が、上がり順位1位。どんな流れでも終いは確実に差してくる。が、昨日の流れからいくと、ヒモはあっても突き抜けるまではどうか?それでなくても、近代競馬で後方一気の馬を軸にすることはタブーである。

◎ 3ノーザンリバー…アグネスタキオン×マキャヴェリアン
ダート戦を使われてきたのを嫌われたのか、なぜか人気がない。前走のアーリントンCの時計は優秀。もっとクローズアップされてもいい。しかも、新馬戦では1馬身ほど千切られたものの、あのレーヴディソールの2着。芝は3戦のみだが、上がり順位は1位が2回、2位が1回。差し脚はある。

★ 10エイシンオスマン…ロックオブジブラルタル×ルフーク
大穴はこれ。先に行きたいのは内からロッカヴェラーノ、本馬、そしてプレイ。が、プレイは枠が外過ぎる。いくら強気の松岡でもこの枠では番手追走が精一杯。となると内のロッカか本馬となるのだが、鞍上を考慮すれば後藤の主張がスンナリ通るはず。別に例の木刀事件がいまだ尾を引いているとは思わないが。

騎手もファンも差しばかりを気にしている今年の皐月賞。そこに波乱のタネは潜んでいる。忘れてはいけない。先週のマイラーズカップを。





皐月賞の法則3

2011-04-20 00:10:43 | ダービー馬を探せ!2011
よくよく見てみれば、23年前に東京で行なわれた皐月賞の血統傾向が手元にあることに気付いた。だからといって、これが役に立つとは思わないが、見つけた限りは掲載しておかないと。

父ニジンスキー系が1着、3着!!!!
って、当時はSS産駒もいないし、馬場も今みたいな高速馬場じゃないしね。
あくまでも、豆知識ということで。
といいながら、1着ヤエノムテキ、3着のサクラチヨノオーの名前を見たら思い出さずにはいられない。(残念ながら2着のディクターランドには思い出がない。)
惜しくも3着に敗れたチヨノオーは、宿敵ヤエノムテキ、メジロアルダンを押さえダービーを制した。
★1988年東京優駿★
小島太VS岡部幸雄。いわば雑草VS優等生の壮絶なる叩き合いでもあった。当時、小島太はサクラの主戦騎手で、勝てば聖蹟桜ヶ丘のサクラのオーナーが経営する『焼肉モンブラン』でたらふくご馳走になり、負ければ負けたで、系列店のサウナに閉じ込められていたという噂が実しやかに囁かれていた。ちなみに、府中の『さくらパチンコ』では、サクラの馬が勝った時にはお客さん全員にドル箱一箱を無料でサービスしていたものだ。これホント。

で、チヨノオー。
ダービーのあと屈腱炎を発症し、3歳秋は休養を余儀なくされ、1年後の安田記念で復活をはたすものの16着。雪辱を期した宝塚記念でも16着になり、そのまま引退とあいなった。なんとも悲運の名馬である。というのも、戦歴ではダービーのみであるが、闘ってきた相手をみれば納得というもの。
3着に敗れた皐月賞の勝馬はヤエノムテキで、ダービーを制したときの2着はメジロアルダン。そして2年後―つまり1990年。この年の秋天で、当時、この2頭で何もなし!と言われていたオグリキャップとオサイチジョージを押さえ、ワン・ツーを決めたのだ。しかも、枠連4-4。今でこそ枠連などは見向きもされないが、当時は馬連などなく、ただでさえゾロ目はめったに出ないという、今となっては何ら根拠もない競馬オヤジのヨタ話を信じ込み、ひたすらゾロ目を避けて買っていた矢先に、枠連4-4とは、驚いた。オグリ-オサイチ一点の馬券を握り締め、府中のゴール前で呆然と佇んでいたことは、忘れたくても忘れられない…★1990年天皇賞(秋)★
ということは、もう少なくとも23年間も競馬をやっているのか・・・・・・・
いい加減脚を洗わねば・・・・・・・・
なんてね♪むりむり♪

皐月賞の法則2

2011-04-20 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2011
これまでの血統傾向がアテにできない今年の皐月賞。ならばコース傾向となるのだが、幸いにも芝2000mは初日に一鞍(フローラS)と当日に一鞍組まれている。が、それでも二鞍分の傾向では頼りない。そこで、今回は過去2年の2回東京の芝2000mのコース傾向をおさらいしておこう。

■2回東京芝2000mコース傾向過去2年■

芝のこの距離ならSS系の天下と思いがちだが、意外にも父SS系は2、3着には来るものの勝ち切れていない。昨年にいたっては、1勝もあげていない。この理由については『競馬最強の法則5月号』に載っている水上学の推測が、的を得ているように思えるので引用させていただく。

『本稿締め切り時点では東京の2000mで施行予定ということで、レースの正確は当然例年とはまったく異なったものになる。しかも2ヶ月ぶりの開催の開幕週となるわけだが……
 ここ1、2年連続開催の場合は路盤保護のため芝は長めの設定をしてくる傾向があるし、おまけに燃料や電力の節約もあって、入念な手入れはしづらいはず。意外と芝は深いのではないだろうか。となれば欧州仕様の馬場であり、それほど高速決着にはならないはずだ。軽い馬場でスピードを持続させるほうが合っている、アメリカ的なダート血統の要素が強い馬では苦戦するとみる。』

つまり、当該コースにおける近年の父SS系の不振は、芝の長さが深いためと言えるのではないだろうか。傾向表を見てみると、なるほど1着はノーザン系やグレイソブリン系などの芝が深いヨーロッパで育った欧州系血統が目に付く。さらに、同氏は今年の皐月賞についての見解をこう続ける。

『また手入れをしづらい分、内外の刈り分けもしてこないだろう。つまりこの時点ではいつもの東京コースのように、内を通れる先行馬にとって有利になりそうだ。ただし、直線の長い東京なので上がりはソコソコ速くなる。
 血統予想の観点からすると、そういう馬場ならば父がサンデー系なら、その父の母父がノーザンダンサー系やグレイソブリン系(トニービンやコジーンなど)であること、あるいはその馬自身の母父がノーザンダンサー系(特にカーリアン、サドラーズウェルズ系、ヌレイエフ系、ノーザンテーストなど)やグレイソブリン系である馬を狙うこと。
 もちろん父がグレイソブリン系やノーザンダンサーでもいいが、あまりにも重厚過ぎても切れ負けするので、その場合はサンデー系の血が補われていること。
 ミスプロ系の血が父か母父に入っている馬の場合は、ヨーロッパ的な馬力を誇るキングマンボの系統か、ヘクタープロテクター、マキャヴェリアンの血を引く馬に限定すること。』

まるでここ2年のコース傾向を知っているとしか思えないような指摘。というか、間違いなく水上氏はこの傾向を踏まえた上での理論構築を行なっているはず。確かに3着以内に入った父SS系の相手方を見てみると、ミスプロ系が多く、そのなかでもキングマンボやヘクタープロテクターをはじめとするウッドマン系の名前を見つけることができる。

ともあれ、推測はあくまでも推測。芝2000mは本番前に二鞍しか組まれていないが、芝コース全体の傾向、そしてタイムの出方を見極めた上で、上記推測を参考にしつつ皐月賞に臨むべきなのは言うまでもない。