かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

”簡潔な”間欠タイマー回路を考えてみました。

2020年11月14日 | 製作

この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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一定時間毎に一定時間だけ何かを動かす回路が簡単にできないかなぁ~(-o-)


というわけで、以前にタイマIC555を利用した回路を検討しました。

IC555で”贅沢な”非安定マルチバイブレーターの実験
IC555のタイマーを繰り返し動作させる簡易回路の実験

しかし、その後も何となく、もっと分かり易くスッキリしたものにできないものかと思っていました。

なんて探求心旺盛なんでしょうっ(`_´)/ ヾ(^_^;)自分で言う?

というわけで今回は、それこそ”簡潔な”間欠タイマー回路を考えてみることにしました。

<かりおかの構想>
・機能ICに頼らず構成する。
・ONからOFF、OFFからONの時間を別々に幅広く調整できるものにする。
・できるだけ簡易にする。
・・・etc

できた回路はこんなものです。←お待たせしない展開(・_・)b ヾ(^_^;)

オペアンプで反転型のコンパレータを構成し、ヒステリシスを持たせています。
電源を入れると7番がHighとなり、FETがONするとともにコンデンサの充電が開始されます。
Vcがヒステリシスの閾値を上回ると7番がLowとなり停止しますが、同時にコンデンサの放電が開始されます。
Vcがヒステリシスの閾値を下回ると7番が再びHighとなり、あとはこれの繰り返しです。
ONの時間とOFFの時間は、VR1とVR2で自由に設定できます。

なんとも簡単で分かり易い仕組みじゃっ(-∀-)ヾ(^_^;)自分で言う?

タイマー時間を実測してみました(VR1とVR2は最大の1MΩに固定)

CとVR1,VR2を大きくすることで、タイマー時間はまだまだ延ばせそうです。

~~~余談~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヒステリシス幅が大きいほどタイマー時間を稼げると思いますが、実験の回路では、1/2Vccを中心に
約0.8V~4.2Vくらいの幅になっている計算なので、結構ギリギリかなと思っています。

出力がVccにならない(フルスイングでない)オペアンプを使用すると、充電時間が延びて
ONの時間>OFFの時間 という形で偏りが大きくなってしまいます。
(ONの時間を延ばしたいときは都合が良いかも)
ヒステリシスを変更できるようにしておけば、そのような場合のバランス調整にも使えるかもしれませんが、
実用上はVR1,VR2による時間調整だけで十分だろうと思っています。
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<LEDの点滅回路としての利用>
パラメータをこのようにすると、LEDの点滅回路にもなりました。

点灯時間を消灯時間より長くしたり、あるいは逆にしたりと、点滅速度や調子を幅広く設定できます。

<ブザーとしての利用>

さらに、コンデンサの容量を小さくして、ブザーにすることもできました。

VR1とVR2のバランスにより、低音から高音まで、音程もいろいろと調整できました。

というわけで、オペアンプによる”簡潔な”間欠タイマー回路ができましたっ(`o´)/ ヤッタゼ(・ο・ )オー
CRタイマーなので精度はそれなりですが、簡単な回路だけに、目的に応じていろいろとカスタマイズもできそうです。

な、なんてすばらしいんでしょうっ(*´艸`) ヾ(^_^;)自分で言う?
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この記事には続きがあります。2021年12月11日かりおかここに記すφ(._.)カキカキ

”簡潔な”間欠タイマー回路を考えてみました。 ーその2ー

 


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