かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

ラ・ラ・ラ♪音声リレーの製作実験

2013年01月13日 | 製作

「ラ♪」の音に反応してスイッチが入るという、「ラ・ラ・ラ♪音声リレー」回路を設計し、実験してみました。
20130112a

20130112b

 

 

コンデンサマイクで拾った音をパワーアンプで増幅し、オペアンプを使ったバンドパスフィルターで、「ラ♪」の音の信号を時限リレー(一定時間リレーをONにする)に導いています。リレーONで、LEDが点灯するようにしました。

では早速、動く様子を見てやってください~(・▽・)г


どうですか?「ラ♪」の音のときだけ、LEDが光っています!(*'ー')ノ

念のためですが、キーボードは音を出しているだけで、直接回路とはつながっていません。スピーカーからの音をコンデンサマイクで拾っているのです。

「ラ♪」の音は、オーケストラで調律の基準に使うという440Hzです。
バンドパスフィルターは、この周波数に合わせた多重帰還型を使っています。
少しパラメータがズレているせいか、「ラ♪」の音よりも「♭ラ」の方が反応が良いみたいですが、計算と部品の精度の問題で改善できるでしょう(^_^;)ゞたぶん。

キーボードの音量を大きくすると他の音でもリレーが動いてしまいますが、全体の信号が大きくなるわけですので、今のところは仕方ないですね(р_-)

パワーアンプ、オペアンプ、そして、時限リレーに使用したタイマーICも、初めて使ったものばかりでしたので、年末から結構苦労してしまいました。ふぅ~ε=(-。-;)

---<あとがき>----------
まだ、この実験室のブログを立ち上げる前の昔、音に反応してスイッチが入るという「音声リレー」を製作し、ホームページに記載したことがあります。
ある日なんと!、それを作ったという方から問い合わせが来てビックリ!(゜ノo゜)ノ
なにしろ動くことは動きましたが、本当にいい加減な回路で感度は非常に低く、実用には遠い感じの物だったからなのです。
それ以来、「音声リレー」の実現については、再チャレンジするつもりでいました。
今回は音声リレーだけではなく、周波数の選択までできましたので、とても満足ですv(*゜ー゜*)v

☆(*´▽`*)ラララ~♪

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この記事には、後日談があります。φ(._.)2013年1月27日かりおかここに記す。

「ラ・ラ・ラ♪音声リレーの製作実験 -その2-」

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フィルターは計算値と若干ズレるんですよね。 (RLC)
2013-01-13 12:37:34
フィルターは計算値と若干ズレるんですよね。
学生の頃、自分の学籍番号の周波数のフィルターを作るという課題がありました。
作ったフィルタを教授のところにあるFFTという機械につなぐと、どの周波数成分が一番通しやすいか画面にグラフが出力されました。
そのグラフを見て、部品の値を変え、調整してまた持っていくのですが、機械が一台しかないので、大混雑でした。
そこで、秋月のファンクションジェネレータキットを作り、自作したフィルターの入力につなぎ、出力にオシロをつなぎ、目的の周波数前後で、ボリュームで少しづつ変化させると、一番通りやすい周波数の信号が、オシロに最も大きい振幅で出力されるので、その信号を見て調整したので、教授のFFTの大行列に並ぶことなく課題を提出できました。

音が大きいとご動作してしまうのは、入力された信号レベルが変わっても一定にする回路もありますが、回路が増えてしまうので、使う環境が決まってたらボリュームで調整する方が無難だと思います。

●RLCさんへ (かりおか)
2013-01-13 23:16:10
●RLCさんへ
学生の時に、既にそのような回路設計をされていたんですね(´_`)
ゲインの高い回路を構成すると、ノイズや発振を抑える必要が出てきてしまい、オシロが欲しくなってしまいました。
でもまぁ、今は良い本もネットもありますし、なんとかできるものですね。オペアンプは初めて使いましたが、大変勉強になった実験でした('ー')

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