一週間前の木曜。
本来なら毎週、木曜は、じいたんと二人
ばあたんを見舞う日だ。
ところが前日、従妹(一番若いの)から連絡があり、
従妹(若いのの姉。赤ちゃん産んだ子)と二人、
私とじいたんと一緒に見舞いに行きたいとのこと。
けど、色々話が行き違い、状態は錯綜。
夜遅く、やっと予定が決まる。
従妹たち(←姉妹)と赤ちゃんと、とある駅で合流する約束になった。
そして朝になって。
従妹たち&叔母の夫(彼女達の父親)が
車で迎えにくる、と
朝、いきなり予定変更が入った。
ここでなんかもう、ぐったりしてしまった私は、
思い切って、祖父を任せてお休みさせてもらうことにした。
翌日にはまた受診。
…必要以上にくたびれるのはちょっと避けたい。
ばあたんのケアは、
年長の従妹がいればなんとかなるだろう。
それに、今、あまり人前に出たくないという、私の本音と。
良く考えたら、
…実に今年の正月以来のことだ。
祖父母の介護(というほどの仕事は今日はないけど)を
叔母一家に代わってもらえる一日となった。
本当は、丸投げするのは、かな~り心配だったりするのだけれど、
「その心持がよろしくないのかもしれない」と
ふとわが身を振り返ってみた。
「いい大人が三人もいるのだから、何とかするだろう^^;
あかんかったら、タクシーで飛んでいけばいいねん!!^^;」
そう思って、自宅で一人、布団にくるまっていた。
途中電話が何度か鳴り、ちゃんと受け答えをしたのは覚えているが、
それでも後は、久々に
夢もみず、ひたすら惰眠を貪った。
だって
私が寝ていても、祖父は一人じゃない
祖父の可愛がっている孫娘たちに囲まれて、
しかも
細かいところに良く気のつく
叔母の夫もついているのだから。
***************
帰りに、叔母の夫と従妹達が、わたしの自宅に立ち寄ってくれた。
叔母の夫の顔は、ひどくやつれて見えた。
うつ病で入院中の彼女のことで、心を痛めているのだろう。
涙が溢れてきた。
どれだけ孤独で大変だっただろう。
初めての、妻の病気。晴天の霹靂。
彼女をなかなか入院させないで
あるいは入院後も
時々、話したいことだけ話して電話を切ってしまう
叔母の夫に
慰めたり、意見を言ったり、
自分なりに出来ることをさせていただきつつも、
正直、ちらりと
苛々したりしていた私だったけれど。
看病をする人の持つ、どうしようもない悲しみ
…側にいてもたいしたことは何もできなくて、そして
側にいなければ分からないことを沢山一人で抱え込む辛さ
それを
叔母の夫と私は、ある意味共有しているのだった。
彼らが帰りついた頃に、電話を入れた。
「ありがとう、本当にありがとう
わたし、心から安心して、夢も観ずに眠れたの
本当にありがとう。」
そんなことで、喜んでもらえるのか
と
叔母の夫はとても、意外そうだったけれど
でも、喜んでくれた。
すれちがっていた気持ちが、少しだけ距離を縮めた
そんな気がした。
たまには、たまには
「丸投げ」もいいものなのかも、しれない。
本来なら毎週、木曜は、じいたんと二人
ばあたんを見舞う日だ。
ところが前日、従妹(一番若いの)から連絡があり、
従妹(若いのの姉。赤ちゃん産んだ子)と二人、
私とじいたんと一緒に見舞いに行きたいとのこと。
けど、色々話が行き違い、状態は錯綜。
夜遅く、やっと予定が決まる。
従妹たち(←姉妹)と赤ちゃんと、とある駅で合流する約束になった。
そして朝になって。
従妹たち&叔母の夫(彼女達の父親)が
車で迎えにくる、と
朝、いきなり予定変更が入った。
ここでなんかもう、ぐったりしてしまった私は、
思い切って、祖父を任せてお休みさせてもらうことにした。
翌日にはまた受診。
…必要以上にくたびれるのはちょっと避けたい。
ばあたんのケアは、
年長の従妹がいればなんとかなるだろう。
それに、今、あまり人前に出たくないという、私の本音と。
良く考えたら、
…実に今年の正月以来のことだ。
祖父母の介護(というほどの仕事は今日はないけど)を
叔母一家に代わってもらえる一日となった。
本当は、丸投げするのは、かな~り心配だったりするのだけれど、
「その心持がよろしくないのかもしれない」と
ふとわが身を振り返ってみた。
「いい大人が三人もいるのだから、何とかするだろう^^;
あかんかったら、タクシーで飛んでいけばいいねん!!^^;」
そう思って、自宅で一人、布団にくるまっていた。
途中電話が何度か鳴り、ちゃんと受け答えをしたのは覚えているが、
それでも後は、久々に
夢もみず、ひたすら惰眠を貪った。
だって
私が寝ていても、祖父は一人じゃない
祖父の可愛がっている孫娘たちに囲まれて、
しかも
細かいところに良く気のつく
叔母の夫もついているのだから。
***************
帰りに、叔母の夫と従妹達が、わたしの自宅に立ち寄ってくれた。
叔母の夫の顔は、ひどくやつれて見えた。
うつ病で入院中の彼女のことで、心を痛めているのだろう。
涙が溢れてきた。
どれだけ孤独で大変だっただろう。
初めての、妻の病気。晴天の霹靂。
彼女をなかなか入院させないで
あるいは入院後も
時々、話したいことだけ話して電話を切ってしまう
叔母の夫に
慰めたり、意見を言ったり、
自分なりに出来ることをさせていただきつつも、
正直、ちらりと
苛々したりしていた私だったけれど。
看病をする人の持つ、どうしようもない悲しみ
…側にいてもたいしたことは何もできなくて、そして
側にいなければ分からないことを沢山一人で抱え込む辛さ
それを
叔母の夫と私は、ある意味共有しているのだった。
彼らが帰りついた頃に、電話を入れた。
「ありがとう、本当にありがとう
わたし、心から安心して、夢も観ずに眠れたの
本当にありがとう。」
そんなことで、喜んでもらえるのか
と
叔母の夫はとても、意外そうだったけれど
でも、喜んでくれた。
すれちがっていた気持ちが、少しだけ距離を縮めた
そんな気がした。
たまには、たまには
「丸投げ」もいいものなのかも、しれない。