第630話 教育を考える

2013年09月01日 06時59分41秒 | Weblog

病院の受付窓口での出来事だ。
医師が作成した紹介状を入れる封筒の宛て名を先輩看護師が記入。
書き終えたとこで、「これ(紹介状)をこの封筒に入れてくれる?」と後輩看護師に託し、
先輩看護師が会計の準備にうつる。
後輩は先輩からの指示通り、封筒に文書を入れた、だけ?

先輩看護師が会計を済ませた後、封を閉じるため糊を取り出す。
え? 私がこの後輩に指示すると仮定した場合、
「この紹介状をこの封筒に入れ、この部分に糊をつけて、封筒を閉じてもらっていいかな」
とまで言わねばならないのか・・・
そこまで詳細に指示している間に自分でサッとできる作業だから頼まなくなるだろう。
この後輩はやがて仕事がなくなる。
そのような状況になっても本人から「何かお手伝いできることはないでしょうか?」
と言わない気もするから・・・退社時間がくるまでただ座っている、人形??

この現実を前に教育を考えているうち、いつの間にか彼女の親のことを考えていた。
学校でしか学べないこともあるが、学校だけに頼ってはいけないのだ。
家庭教育の重要性を思わずにはいられない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする