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第1467話 昭和元禄落語心中

2017年02月19日 07時30分00秒 | 読む(漫画)

漫画「昭和元禄落語心中」(雲田はるこ作)

元チンピラ・強次は、

慰問で訪れた 八代目・有楽亭八雲演じる落語「死神」に感動し、

出所後 八雲に弟子入りを申し出る。

それまで「弟子を取らない」と言ってきた八雲だが、

強次に与太郎の名を与え、迎え入れる。

八雲家にいる養女・小夏は早逝した天才落語家・二代目有楽亭助六の娘。

八雲と助六は、七代目・八雲に同時入門した門下生で、

二人、小夏を含めると三人には何やら因縁がある様子・・・

 

(ここから少しネタバレ)

ラストに賛否両論あるようだが、仮にもしそうだとしても

私は賛同という熱烈さはないものの 淡々と受け止めている。

光源氏と重ね合わせ、それもまたひとつの・・・人間の業かもと。

与太(強次)・のちの三代目・有楽亭助六が小夏に出した答えも

落語に心酔している与太だからこその思考回路なのだろうとも。

 

佐藤多佳子の小説「しゃべれども しゃべれども」から

落語は気になっていたが、

結婚、子育てとバタバタと時は経ち、寄席に行くまでには至らなかった。

今回ふと手にした漫画「昭和元禄落語心中」にて

再び落語 というものを 寄席(生)で 聞いてみたくなる。

歌舞伎や寄席は未開の地であったが、

もしかすると そろそろお年頃 なのかもしれない。

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