息つぎできない

2006年09月12日 22時18分15秒 | 回想録・「解体心書」

何でも最初は不慣れゆえの要領の悪さから時間がかかるもので、思い通り進みません。
案の定、私も狂った予定を埋める為、生活に余白がなくなっていきました。
毎日に境目がなくつらなっていきます。
帰宅後は家で深夜まで脚本制作演出相談諸々、出勤退社後稽古、出勤退社後衣装小道具探し、出勤退社後稽古、早朝脚本、改訂改訂、出勤退社後稽古なしなら残業、出勤退社後打合せ、出勤退社後稽古、出勤退社後稽古、出勤退社後衣装小道具探し…
求めているモノがすぐに見つかるとは限りません。
衣装や小道具探しは、梅田心斎橋難波天王寺…退社後閉店まで都会を走り回ります。
いつも頭の隅に足らないモノがあります。街を歩く時いつも何かを探していました。
そんな中、9月下旬役者が一人降板しました。(回想録上で私の記録として触れます)
どうすることもできない、やむをえないこと、あります。
万一が、起きたのです。この時点からの新たな役者探し衣装探し小道具探し。
起きたことに対し、迅速に判断選択していかねばならない主宰の責任を果たせず、
共演者やスタッフの方々にさらに迷惑をかけていきます。
主宰演出不在…眠れる夜が続き楽しむ余裕がなくなりました。
立てた目標がバタバタと崩れていきます。
予期せず倒れ始めたドミノの音を頭の隅にききながら、何とか食い止めなければと追いかける毎日、
きちんと生活できなくなりました。
定期券が見つからず切符を購入、後で落ち着いて見てみればある事、しばしば。
出勤途中、思いにふけり電車を乗り過ごしてタクシー出勤…私、何様?
お風呂に入ればトリートメントをしようとして再びシャンプー、アカンやん!と
出したのはまたもやシャンプー。泡立ちのよさが目にしみます。足の裏?ガザガサ…潤いをなくしました。
結局、公演3日前まで小道具を探し、2日前まで当日配るパンフレットの皆さんへのご挨拶の言葉を考えていました。
「私が衣装や小道具を揃えることにどんなに労力を使ったかを気にとめる方はいません(と考えておいた方がよいこと)。
役者が芝居に専念できる環境づくりは劇団として当然のことだからです」と教えていただきました。
この「当然=重要なこと」をできずにいたカプチーノの方が問題だったのです。
環境づくりだけでいっぱいいっぱいの私は知人に公演案内を送る時間を捻出できずメールで告知。
身内への不義理さに、失ったものもやはり多く…
DMが送れなかったこと、今もずっと気持ちひっかかっています。
この場をかりて深くお詫び申し上げます。お許しいただけたら…と願っています。

※私、今、似たような現象に陥っているような気がします。

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素人したこと

2006年09月12日 21時54分46秒 | 回想録・「解体心書」

なぜ?!

「ああ、印刷は墨4色で行いますから、パソコンでの見た目とは異なりますよ」

色の%を何度も細かく設定したのに、試し刷りでは全く想像と違うチラシに…
できあがり段階で、自分のイメージ通りの色に仕上げる為の知識や計算が必要
だったのです。
無知でした。こだわりは虚色の中に沈んでしまいました。

初めての作業で苦労を体験したからこそ、次回、自分のかかった手間の分だけ
謙虚と感謝を持って、専門的知識のある誰かに依頼できると思います。
今回の無知による失敗から、次回への慎ましさを得ることができたと思って
糧にします。
素人したこと、無駄にしたくはありませんから。

※昔に書いた文章は語りすぎていて…削りました。解説なく伝えるのが本来なのに…恥ずかしい。
 

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独り身

2006年09月12日 00時09分53秒 | 回想録・「解体心書」

カプチーノHPのデータ待避作業、前回は「時間がない!」の題が目に止まりました。
気がつけば、もうすぐ挙式。 何かと慌ただしく過ごしております。
今宵、目に止まりましたのは、独り身です。

独り身

劇団カプチーノ旗揚げ公演、劇団員募集、しませんでした。
演劇界、右も左もわからない私が勢いのみでつくった劇団カプチーノ。
劇団員を募集して公演後、「私にはやっぱり無理~今回限りで辞~めよっと」
なんてことになったら…「集まってきてくれた方々にどう責任をとればよいのか…
巻き込めない。とにかくまずは1回やってみて、今後に確信を持ててからにしよう!」
そう思い、役者(劇団員)を募集せず、単身、旗揚げを決意しました。 

後半削除、新規作成。

なんとか結婚式前に第三回公演をしようと思いましたが、
披露宴の準備は片手間にできるようなものではありませんでした。
むしろ、これが第三回公演か?と思うほどの労力で、
公演も披露宴も体力勝負に変わりないようです。
彼とつきあい始めて…5時以降や週末の過ごし方が変わったような気がします。
遠慮があったり、許可を得たり。
そうしなければならないといわれたわけではないのですが、
もしかすると日本人女性に多くみられる現象なのかもしれません。
私の時間が二人の時間になる…こと。
次回公演は今までのやり方ではできないと思います。見直さなければ、見つけなければなりません。

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