サンシルに胸のドキドキを打ち明けられて、チョルスは居酒屋にサンシルを連れて行きます。
サンシルのチョルスを見つめる表情は恋する乙女です。
「サンシル、まさか、俺のこと、好きなのか?」
「じょうだんじゃないわ。今はきらいよ!」
トックはチョルスに言います。
「でも、よかったよ。あにきの胸がドキドキしないで。サンシルねえさんにとって、ドキドキは錯覚だけど、あにきにとって、ドキドキは悲劇だ」
カンジャはビリーとサンシルの結婚を知って、みんなに言いますが、誰も本気にしません。
ビリーはサンシルとの結婚写真を取り戻しにカンジャに会いに行きます。
ビリーはチョルスの家に忍び込み、なんとか写真を取り戻します。
チョルスはサンシルに携帯電話を買ってあげます。
サンシルがチョルスに電話しようとすると、ユギョンからチョルスに電話がかかってきます。
誕生日だったユギョンは寂しく一人で酒を飲んでいたのです。
チョルスはサンシルと一緒に、ユギョンのところに行きます。
チョルスが薬を買いに行くと、ユギョンはサンシルに酔ったふりをしていることを明かします。
「チャン・チョルス、行かないで!今、あんたのとなりにいるのはあたしよ」
「ナ・サンシル、いつかは、お前も去っていくんだ」
チョルスはサンシルを置いてユギョンを送りに車に乗ります。
帰って来ないサンシルを探して、チョルスはバスの待合室に座るサンシルを見つけます。
携帯に電話をすると「1時間後に帰るわ」とサンシルは応えます。
チョルスはサンシルと背中合わせにガラス越しに座って待ちます。
パスが来ないことに気づいたサンシルはチョルスに電話します。
バス待合室のガラスを叩く音に振り向いたサンシルは、チョルスがずっとそこにいたことに気づきます。
ずっと、そこで待ってたの?」
車の中でラジオから歌が流れます「ジャージャー麺の嫌いなお母さん…」。
「この歌の意味、わかるか?」チョルスが聞きます。
「あ母さんがジャージャー麺が嫌いなんでしょ。あたしはジャージャー麺好き」
「そうじゃない。子どもたちにジャージャー麺を食べさせるために、お母さんはジャージャー麺が嫌いだと言ってるんだ」
「そんなの変よ。好きなものは好きと言わなきゃ」
「お前にはわからないだろうな」
次の朝、サンシルがいないことに気づき、チョルスは必死に探します。
「まさか、まさか」
コッスンと一緒に帰ってきたサンシルにチョルスは言います。
「ナ・サンシル、驚いたろ。勝手にいなくなるな。出ていくとしても、黙って消えるな!」