3本まとめて書きます。
「女怪」原作を読んでいないので何とも言えませんが、金田一の初恋の女性が出てくるお話。
しかし、金田一は相手にもされないみたい。
このドラマのヒロイン丘みつ子さんは薄幸の美女役で、濡れ場もありなのですが、ちょっと合っていなかったみたい。
脅迫者と恋愛相手が同一人物で、変装していて見分けがつかないってトリックなのですが、ドラマで見ると声は同じで明らかに同じ人とわかるのでありえないと思ってしまいます。
小説だとありなんでしょうけれど…。
「三つ首塔」1993年版。2時間ドラマにまとめられないなら、長編を原作に使うなと言いたくなるほど、改変がひどいです。
宮本音禰でなく座光寺音禰という名前の音禰ちゃんは、救いのないキャラクターでした。
そして岡本信人さんの怪演が目立つドラマでした。
「迷路の花嫁」これも原作読んでなくてよくわかりません。
荻野目慶子さんがヒロイン。
中尾彬さんが悪い霊媒師役。犯人かと思ったら違いました。
人の良さそうな宮川一朗太さんが実は…。
宮川さんはいつごろからこういう変質者的真犯人役をやるようになったのでしょうね。
いつも、そんな役をやっていたような気がしてしまいます。
出石が舞台のドラマ。木製トランクを下げて旅する金田一はまさに寅さんしています。
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まずは「三つ首塔」から。今でもYoutubeで観れますが、何度観ても酷い話だと思います。いえ、改変がどうこうでは無く俊作&由香利に対する犯人の惨い仕打ちが許せなくて・・・・・・。
一見、犯人の動機は一族に対する恨みのように思えますが、結局のところ自己中心的な我欲が動機ですよ。自分は我欲を持った人間に酷い目に遭わされたのだから、そういう仕打ちに対して不当なものを感じても良いはず。それなのに無欲な2人を慈しむ心が一欠片も無い上に、自分にとって妨げになるという理由で心優しい由香利 を平然と手に掛けました。おまけに、この犯人は過去に自分の汚点を隠す為に無実の人間を見殺しにしています。重ね重ね、一体人の命を何だと思ってるんだ!!バカヤロウ!!(ここでも言っちゃった・・・・・・)
結局、この犯人は自分を酷い目に遭わせた人間と同じなんですよ。その親共の悪い血の結晶が、あの音禰なんですよね。も1つ許し難いのは、あの共犯者。怒りを向ける矛先を完全に間違ってます。檻の中で何やら独白してましたが、すべては金田一の右の耳から入って左側から抜けていったものと思いたい。犯人共の愚かさを憐れみこそしても同情はしてないはずだから。
金田一も犯人に「あなたは鬼だ」ぐらい言ってやって欲しかったけど、終盤犯人に向けられた俊作の怒りに満ちた眼差しこそが犯人に対するとどめの一撃なので、それで良しとする。
「女怪」も遣り切れない物語ですが、二重人格って本人にも他者にも怖い病気だと思います。ともあれ、相手がどんな人間であっても命を奪って良いという事は無いという教訓でしょうか。
「迷路の花嫁」は不思議な雰囲気の人達がたくさん出てきて楽しめました。意外な犯人にはビックリしましたけど・・・・・・(私だったら当分立ち直れませんわ)。