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カプチーノノート cappuccino note

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知らない電話番号からの電話

2025-03-22 | 遊民生活・ミニマル日記

マホに電話がかかってきました。

もちろん知らない電話番号には出ません。

ところが同じ電話番号から続けてかかってきました。

仕方なく通話しました。

「○○です」聞き覚えのない声、名前は誰だっけ。

「突然お電話してすみません。私○○の娘です」

「はあ」

「○○が先日亡くなりまして、よろしかったらお葬式に来ていただけないでしょうか」

それで思い出しました。

○○さんはかつて一緒の職場で私の部下という立場の年上の女性でした。

お葬式の日時と会場を聞き電話を切りました。

○○さんと一緒に働いたのは12年前の事で、とっくに私はスマホの電話リストから削除していたのでした。

なんで娘さんは電話をかけて来たんだろう。

まさか「私が死んだらこの人に電話して」なんて言い残したわけでもあるまいし。

しばらくして多分○○さんのスマホに私の電話番号が残っていたから私に連絡してくれたんだろうと考えました。

で、今日がお通夜でした。

久しぶりに着たブラックスーツがパンパンで太ったことを実感しました。

ダイエットしなきゃ。

お通夜の会場に行ったら、ご親族がイスに座っていて、後ろのイスが空いていたので座りました。

参会者が全員イスに座ってお葬式をする形式だと思ったのです。

さてここで○○さんの娘さんらしき人に「ご連絡ありがとうございます。××です」と話しかけることができたら、私は別の人生を歩んでいたことでしょう。

イスに座ったまま、お坊さんが入場してお経が始まりました。

しばらくすると参会者がやって来て、ご焼香を始めました。

あーやっちゃった。

あの参会者さん達と一緒に外で待っていればよかったんだ。

葬儀屋さんの仕切りが悪いとこうなるんだと葬儀屋さんのせいにして…。

で、参会者の顔触れは知らない人ばかり、つまりかつての同じ職場の人がやって来ると思っていたんですが、誰も来ていませんでした。

こうなったら、最後まで付き合おうとお坊さんのお経が終わって退場するまでイスに座っていました。

お坊さんのお経って嫌いじゃないんです。

そうして一段落してそのまま帰りました。

再び言いますが私は○○さんの娘さんにあいさつできるキャラではありません。

明日の告別式にきのう座っていたあの人は誰なんだろうって言われそうな気がしますが、お葬式に出ている人はそんな余裕がないことも私は知っています。

会いたい人がいたら、生きてるうちに会っておきなって言いますけれど、それができる人なんてほとんどいないんだよって私は言いたいです。

20250322


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