YouTubeで1978年版古谷金田一の全3話を見ることができました。
出だしは原作を再現していて、いつものように感動します。
原作があるドラマの出だしは原作を再現しないと、原作ファンが見るのを止めてしまうからなんでしょうね。
出ている俳優がすごいせいか、登場人物がだいぶ削られています(ギャラが足りなくなったのかな?)。
原作では真犯人の一人だった人が最初から出てこないので、いったいその人の犯した事件は誰がやったことになるんだろうと思ったら、もう一人の真犯人が全部の事件を引き受けていました。
登場人物が少なくなるということは、それだけ犯人候補が減るので推理ドラマとしてはいかがなものでしょう。
原作では真犯人に同情の余地もなかったのですが、ドラマ化にあたってそんな描き方をしたら主演女優さんの印象が悪くなるためか、ちゃんと動機やら哀しい人生やらを描いていました。
そのあたりは無理やり作った感が強かったです。
このドラマを見たおぼえはなかったのですが、放浪の親子が人柱になった親の遺言で、子が村の主人になったというエピソードが出てきたとたん、そのエピソードを思い出しました。
そんなのありえないと子ども心に思ったのが、記憶の片隅に残っていたのでした。
もしかして、他のドラマでそういうエピソードがあったのかもしれませんが、たぶん私はこのドラマを見ていたのでしょう。