「病院坂の首縊りの家」原作本を読んでいます。これが長い。
こんな長い話を2時間ちょっとの映画化するとしたら「女王蜂」みたいな感じになりそうです。
とすれば、原作を読んでから映画を見ると映画自体のおもしろさがわからなくなる恐れがあるので、先に映画を見ました。
佐久間良子さんが新鮮。今までの金田一映画に出ていませんでした。
桜田淳子さんに草刈正雄さんも新メンバーでした。
その他の出演者はいつものメンバーでした。
事件としては、ひげだらけのあおい輝彦(初代佐清)の生首、写真館主人殺害、バンドメンバー(ピーター)殺害という何の関連性もないと思われるもの。
したがって、そんな事件の謎なんてどうでもいいような感じ。
ただ、犯人が共通するというだけの関連性なのでした。
このシリーズに出てくる俳優さんで草笛光子さんと白石加代子さんが達者だなーといつも感心してしまいます。
毎回、別々のキャラに扮しているのですが、それぞれぴったりなのです。
そして、石坂さんの金田一はやっぱりうまい。かっこいいのにかっこ悪い。目立ちそうで目立っていない。
映画としてはまとまりがないように感じましたが、原作が金田一耕助最後の事件なので、シリーズ最終作として映画化せずにはいられなかったのでしょう。
これから、原作の続きを読みますが、たぶん、映画のシーンが頭に浮かびながら読んでいくんでしょうね。