もう既に帰ってきてから,1週間以上経っていることに気づいて驚きを隠せない管理人です.RAW現像やら動画編集やらしていると,こんなに日にちが経っているとは思いもしませんでした.研究室がそこそこ忙しいということもありますが,それにしても時間が経つのが早いです,
さて,RAW現像が終わったので,とりあえずまとめ記事を書いておこうと思います.今回は,思いつきから計画された旅行になりました.まぁ,宿を取らずに車中泊のみで北海道を回ろうというクレイジーな合宿形式の旅行です(笑)紅葉の良いシーズンであるので,いいのが撮れるのではないかと楽しみにしながら旅立ちました.しかし,事前情報ではもう紅葉は終わりかけ・・・っていう感じでした.
今回の機材は,動画も静止画もフィルムも撮影したいということでPENTAX67&645NII,SONY α7III&7IIの4台を持っていくことにしました.久しぶりに銀箱まで持ち出して飛行機に乗せちゃいました(笑)総重量は20キロ以上あったのではないでしょうかねw
今回の機材リストです
カメラ
・SONY α7III
・SONY α7II
・PENTAX 67
・PENTAX 645NII
レンズ
・EF 17-35mm F2.8L USM
・EF 24-105mm F4L IS USM
・EF 70-200mm F2.8L USM
・150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
・TELECONVERTER 2x EX DG
・PENTAX-FA645 45-85mm F4.5
・PENTAX-A 55mm F2.8
・PENTAX67 90-180mm F5.6
・PENTAX-A*645 300mm F4 ED [IF]
主に中判カメラのせいで重量がおかしいことになっています.いつも思うのですが,遠征の際は最強の機材を数本でマウントは統一するべきだなぁとおもいます(笑)まぁ,今回はブローニーで写真を撮りたいという謎の欲望のせいで,こういう機材システムにしましたがw
今回は,中学生からの同級生2人と大学の写真部の後輩と自分という謎メンバーで行うことにしました.共通点は同じ市に住んでいること・・・目的は北海道を堪能するということで一致したので,この企画を組みました.ほぼ,行き当たりばったりと思いつきで行動するのですが,知床横断道路を渡ることとシマフクロウを撮影するという目的は確実に達成すると決めていたので,道東に行くことを中心に行程を進めていきました.ここで,ブログを読んでくださっている方は「こいつまた道東行ってて芸ないな」って感じると思います,でも,まだ道東は3回目なので許してください(笑)
ちなみに前回の旅行まとめ気は「2018/02/27〜2018/03/03 北海道旅行まとめ」
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
千歳について,レンタカーを借りてからはすぐに美瑛の方に向かいました.目当ては青い池でした.毎度毎度,冬に行くので凍っていて青い池の姿を見たことがなく,どうしても撮影したかったというw
到着直後に,新しい政府専用機を見るということがあり,幸先が悪いなぁと思ってたのですが,道東道走行中に,時刻表を調べてもらうと占冠駅でスーパーおおぞらが撮れそうだということに立ち寄ることにしました.出来るだけお金は抑えれるように占冠から北へ行くというルートは,2年半前の経験があったおかげですねぇw
さて,占冠駅で待つ事20分ほどでスーパーおおぞらがやってきました.少しだけ遅れて姿を現しました.札幌方面に向かう列車が順光でしたので,ここではこの一枚を採用.色づく山とキハ283系を撮影することができて満足でした.数年後には引退することが決まっているので,出来るだけキハ283系は記録しておきたいですね.
日没までは時間がないので,どんどん進んでいきます.占冠からはひたすら下道を走っていきます.
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
道中,北海道らしい広大な土地を使った畑の中を走行しました.すると,煙が出ているところ発見.季節の変わり目を見ることができる光景なので,車を停めて軽く撮影しました.煙の量が凄すぎて近くの家が見えなくなっていました.道中は,街中まで煙が充満していてすごい煙たいことになっているところもありましたので,田舎らしい光景でした.
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
24mm側で広々と写してみました.こういう場所で撮影すると24mmで事足りるなぁと感じてしまいます.今回の旅行では17-35mmの出番はめちゃくちゃ少なかったです.24-105mmが大活躍していたので,少し無理して買ってよかったなぁと思います(笑)ここで,呑気に撮影してられないので先を急ぎます.この時は,日没がどんどん近づいていて少し焦っていました(笑)
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
そして,1年半ぶりに「白金の青い池」を訪れました.いつもは冬に来るから白い池なのですが,本当に青い水で感動しました.過去に美瑛川の撮影をしているので,なんで青色に見えるのかとかわかっているので,やっと見れたことに感動しました(笑)残念ながら,太陽の光が青い池を照らす時間帯に来ることができませんでしたが,背景に来る紅葉を斜陽が照らしてくれたのでいい色を出してくれています.出来るだけ目に近い色に合わせて編集しています.なかなかいい色が出てくれず,結構苦労しました.EOS Rならいい感じの色が一発で出てくれるのでしょうか?w
SONY α7III + MC-11 + EF 70-200mm F2.8L USM
青い池らしい一枚も撮っておこう思い,青い池の定番的な構図で一枚.こっちの方がしっくりきていいですね.次回は新緑の時期に青い池に訪れたいですね.ただ,この時期の方が人が多くないのでいいかもしれません.この2枚を記録することができたので,そのまま夕焼けも狙えるのではないかと思い美瑛まで車を飛ばしました(もちろん安全な速度で)
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
残念ながら,夕焼けは焼けず・・・いい撮影地にも行くことができなかったんで,美瑛の展望台から十勝岳を撮影しました.山は,こちらでは当たり前のように冠雪していますね.今回の旅行で,どっかで雪見ることになるんじゃないかと思いましたが,この後は雪を見ることはありませんでした.
美瑛の街は,少しだけ街明かりが灯り始めていました.そういえば,2年半前の撮影では,ここにあるピザ屋を訪れたのを覚えています.とても美味しかったんですが,隠れ家的な場所だったので場所が思い出せません・・・
この一枚を撮影後は,特に撮影するあてもなく星空もダメな感じだったので,知床横断道路を目指して軽く車を走らせることにしました.美瑛より北の道は運転したことなかったので,ここから新規開拓っていう感じでした.途中,旭川でホルモンラーメンを食べました.旭川のラーメンも悪くないなぁという感じでした.
旭川からは上川・層雲峡を通って遠軽の方に向かいました.道中,地図に石北本線が出てきたので,そういえば北見からたまねぎを運ぶ臨時貨物列車があったなぁと思い調べ始めることにしました.細かい時刻表とか出てこなかったので,Twitterなどで上がっている写真の雰囲気から時間帯を推定しゲリラ作成を敢行.前夜から,追っかけできそうなルートを軽く割り出して,丸瀬布の道の駅で休むことにしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
この日の朝の気温は4度・・・関西では考えられない気温でした.前日に冬用の服に着替えていて良かったですw半分寝ぼけながら,瀬戸瀬駅に向かいました.当初は丸瀬布ストレートに行く予定だったのですが,場所が特定することができず(それっぽいのは見つけた),安全策で駅撮りをすることにしました.
駅の雰囲気がイマイチなら遠軽駅で待とうと思ったのですが,思っているより雰囲気がよく俯瞰撮影ができるということで瀬戸瀬で撮影することに決定.待つこと数十分で待っていた臨時貨物を撮影しました.Y字型ポイントをくねくね走ってくるDF200牽引の貨物はかっこよかったです.
瀬戸瀬駅で撮影後は,順当に遠軽駅まで追いかけました.遠軽駅の到着する頃にはすでに発車準備をしておりギリギリのところで発車を撮影することができました.そして,次に目指したのは有名な石北本線146キロポストです.数々の名シーンが撮影されており,一度は訪れたいという気持ちがありました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
色々なところに迷ってしまい,もうこれは間に合わないのではないかと思いながら到着しました.まだ,カメラを構えている人がいるということは間に合った・・・慌ててカメラを構えます.645NIIにA*300mmF4を取り付け,SONY α7IIIには150-600mmをつけました.本当のところは三脚に2台カメラを取り付けて撮影したかったのですが,荷物をできるだけ減らしているので,α7IIIは手持ちで撮影しました.
最高の紅葉!とまではいかなかったものの,いいものを撮影することができました.DD51牽引時代に・・・と思いますが,今になってようやくこの場所に来れるようになったので仕方ないですね.ただ,DF200のデザインは結構好きでかっこいいと思えるので,いい記録をすることができました.初めてで追いかけ3発撮ることもできましたしね(笑)
これを撮影後は,ひたすら知床横断道路を目指しました.朝の弱い僕にとって,貨物の撮影後は本当にしんどくて運転を代わってもらいました.起きたら網走に着いていました(笑そこから釧網本線の北浜駅に立ち寄ることにしました.ちょうど列車も来たので記録しておきました.北浜駅は駅の一部がレストランになっております.せっかく来たのだから食べておこうと思い,駅でカツカレーを食べました.雰囲気も良くとても美味しく頂くことができました(笑)
SONY α7II + Canon New FD24mm F2.8
EF-FEのマウントアダプターはMC-11しか所持していないので,サブ機のSONY α7IIにはFDレンズを装着していました.24mmはちょうど良い距離感なので,こういう記録にもってこいです(笑)というか,カメラがインスタ映えになるので?,色々な要因でちょうどいいですよねー(謎)
腹ごしらえは完了したので,知床横断道路目指して飛ばします.途中,特急「大雪」を撮影したり,オオヒシクイとガンの群れに出会ったりしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
原生花園でも寄り道をしてしまい,休憩がてらにカメラを持ってウロウロとしてみました.この日は気温自体は13度ほどあったのですが,風がめちゃくちゃ冷たいせいで体感気温は8度ぐらいの感覚でした.カメラ持っている手が冷たくなりました(笑)
ここは,野鳥が結構有名なようで,10分ほどの観察でシギ科の何かを観測しました.バーダーには人気ですよね,シギ科の鳥.僕自身は初めてカメラに収めました.まぁ,残念ながら遠すぎて記録程度の写真にしかなりませんでしたが(笑)
原生花園駅にはインフォメーションセンターがあって,そこは道の駅のようになっています.そこにいるおばちゃんとお話ししたくて,ホタテを購入し色々とお話ししました(笑)結構,有益な情報を得ることができたので良かったです.あと,ホタテはめちゃくちゃ美味しかったです(^^)/
この時期の知床横断道路は17時で通れなくなるので,ここからはスピードを上げて目指しました.途中,知床斜里駅に立ち寄り記念切符だけ購入しました.こういうご当地モノに弱いという・・・初めて知ったのですが,ご当地切符があるようなので全種類集めたくなりまいた(笑)こういうところがオタクなんですよねぇw
そして,無事16時に知床横断道路を通過し,いつもの羅臼町に入りました.しかし,どエライ大雨・・・
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
知床横断道路は霧に包まれており,本当に危険な道路という感じでした.また,大雨がしばらく続く予報だったので羅臼の夜景を撮影することを諦め,知床半島の車で行ける限界地点の相泊橋までドライブしました.未開の地に行くことができたので,この度の僕の目的の50%はこれで達成することができました(笑)将来的にはマイカーで北海道一周が夢なので楽しみだったり・・・
さて,羅臼町で温泉に入り今年の3月にも訪れた野生のシマフクロウを観察できる場所に行きました.他のシーズンも撮影したくて強行してしまったのですが,人は少なくてストレスなく観察することができました.
Canon EOS 7D + smc PENTAX-A*645 300mm F4 ED [IF]
レンズ的には,僕の大先輩が騒ぎそうです(^^;)前回と違い,EF 300mm F4L USMもEF 200mm F2.8L USMもシステムから外していたのでPENTAX645のレンズで撮影しました.ただ,わかったことは645のスターレンズはめちゃくちゃ写りがいいっていうことですね.これ,EOS7Dの画質なの・・・っていうくらい綺麗な画像でした.さすがにダイナミックレンジや高感度ノイズはSONY α7IIIと比べると全然違いますが解像感という部分においては凄いと思いました.特にシマフクロウの眼の写りなんて凄いです.SONY α7IIIとこのレンズを組み合わせて撮影するという目的ができてしまいました.また行かないとダメですね(謎)
α7IIIではC150-600で撮影を行いました.α7IIではAFがまともに作動しなかったのですが,今回はしっかりとピントを合わせてくれたので,MF-Cを作動させずに済みました(笑)
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
今回,徹夜してシマフクロウを待ったのですが残念ながら1度しか出てくることはありませんでした.朝は少しだけ仮眠して知床横断道路を1往復することにしました.ヒグマに会えないかなぁと思いましたが会うことはなかったです.キツツキは撮影することができましたがw
そのあとは,野付半島に行きました.同行メンバーに言われるまで全く知らなかったので,知ることができて本当に良かったです.この場所は四角い太陽を撮影することができるのが有名で,自然も豊かなので動物撮影もすることができます.最初は水鳥しかいないのかなぁと周りの風景を見ながら思ってたのですが,ネイチャーセンターでどんな生態がいるか見て,ここでゆっくり動物観察してみたいと思いました
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
野付半島を歩いていると出てきたエゾジカのオス・・・距離が結構近くて600mmでも撮影出来ました.何をしてたのでしょうか,ずっと角で地面を掘っていました.餌でも探していたのか・・・カメラを構えるとムクリと起き上がり,写真の表情でカメラ目線をいただきました.この時期はあんまり近づいてはいけないようなので,サッと離れました.
この後は,トドワラまで行き夕日の撮影をしました.まぁ・・・撮影地ミスったなぁという感じでした(笑)トドワラは,野付半島の観光地となっており,樹齢100年前後のトドマツが枯れて湿原に戻っていく様を感じることができるロマンに溢れている場所です(^^)/
SONY α7II + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
ここにきて,サブのSONY α7IIが活躍しました.動物撮影に結構夢中になっていてα7IIIの充電がなくなってしまいました.フルサイズ2台しか持っていない自分にとっては貴重なサブ機なので重宝しました.次,メインで買うならSONY α9なので,次の予備はα7IIIになっていると思いますw
写真は,少し離れたところから撮影したトドワラです.雲間から差し込んできた太陽の光がトドワラの背景にきて,オレンジ色のカーテンに包まれたような光景を撮影することが出来ました.これを撮影することが出来て気持ち的に少し楽になりました(笑)
これにて3日目の撮影は終了.釧路湿原近くで寝てたのですが,体力的にはすでに限界になってたようで全員寝てて朝焼けを逃すという失態をしてしまいました・・・テンパりすぎて当初予定していた展望台に向かいました.
SONY α7II + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
4日目の朝日はすでに見えかけており,気温が上がると雲海を見れなくなる可能性があるので,車を飛ばしていたんですが途中で音羽橋を通って立ち止まることに・・・前日にタンチョウの寝床で知る人ぞ知る撮影地というのを見ていたので慌てて止まりました.僕の勘は冴えており,一番いい瞬間を5分ほどで回収することが出来ました.個人的には,この旅行でベスト級の一枚だったり・・・エゾジカとタンチョウを同時に撮影できたのは本当に良かったです.この一枚を撮影後は,有名どころの展望台をはしごしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
某展望台からの一枚です.雲海が出る湿原の中を走る一番列車でした.撮影してから気づいたのですが3両もあって驚きました.時刻表とか全く気にしてなかったのですが,撮影していた方角に列車がいたので撮影できたというラッキーな一枚.こういう時,焦点距離を大幅にカバーできるのは強みですね.60-600mm Sportsを次は買いたいですねw
SONY α7III + MC-11 + EF 70-200mm F2.8L USM
この場所も久しぶりに来ました.超有名な展望台で午前中順光なので,いい感じに湿原を撮影することができます.リバーサルでも撮影したので仕上がり気になりるところです.
有名な撮影地を巡ったあとは,友人の希望であった鉄道を撮影しようということで,釧路-東釧路間で撮影.ここではPENTAX67で,ちょい無茶な写真を撮影したのが成功してたらいいなぁと・・・フライトの時間に余裕を持っていくために,帰路につきながら帰ることにしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
帰りの道中にスーパーおおぞらを撮影しました.google mapとにらめっこして撮影地を決めました.ここでいいかなぁ・・・とか選定している時に踏切が鳴ってめちゃくちゃ慌てたのは思い出です.無事,ピントも外さずに撮影することができて安心です.キハ283系も終わりが見え始めたので,北海道に行くたびに記録したい車両です.今回の旅行で初めて撮影したのですが,マジでカッコよくて惚れました(笑)
この後は,帰路の途中の廃墟に立ち寄ったのですが,PENTAX645NIIにNS160を入れてそれだけで撮影を完了しました.久しぶりに中判カメラをバシャバシャ切ったのは楽しかったです.PENTAX67は,55mmあたり欲しいなぁと強く思いました(笑)
これにて北海道4日間のまとめ終了.この記事に載せた写真以外にもたくさん撮影しました.見返してみていい感じのものがあればまとめていく予定です.お楽しみに?w
今回は初めてSONY α7IIIを北海道に持って行って撮影を行いました.やはり,暗所のAFがかなり強くなってくれたおかげで信頼感がありました.重要な撮影シーンでもしっかりピントを合わせてくれるので,過去の撮影に比べるとストレスがとても少なかったです..特にシマフクロウの撮影では,想像通りピントをガンガン合わせてくれたので良かったです.高感度の描写もかなり良かったので,ついでにテスト撮影もしてみました.しかし,MC-11が劣化してしまいレンズの認識をしなくなり,そこに神経使いながらの撮影となりました.修理をするべきか,新しいの買うべきか・・・考えものですね.あぁ・・・出費・・・(苦笑)
さて,RAW現像が終わったので,とりあえずまとめ記事を書いておこうと思います.今回は,思いつきから計画された旅行になりました.まぁ,宿を取らずに車中泊のみで北海道を回ろうというクレイジーな合宿形式の旅行です(笑)紅葉の良いシーズンであるので,いいのが撮れるのではないかと楽しみにしながら旅立ちました.しかし,事前情報ではもう紅葉は終わりかけ・・・っていう感じでした.
今回の機材は,動画も静止画もフィルムも撮影したいということでPENTAX67&645NII,SONY α7III&7IIの4台を持っていくことにしました.久しぶりに銀箱まで持ち出して飛行機に乗せちゃいました(笑)総重量は20キロ以上あったのではないでしょうかねw
今回の機材リストです
カメラ
・SONY α7III
・SONY α7II
・PENTAX 67
・PENTAX 645NII
レンズ
・EF 17-35mm F2.8L USM
・EF 24-105mm F4L IS USM
・EF 70-200mm F2.8L USM
・150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
・TELECONVERTER 2x EX DG
・PENTAX-FA645 45-85mm F4.5
・PENTAX-A 55mm F2.8
・PENTAX67 90-180mm F5.6
・PENTAX-A*645 300mm F4 ED [IF]
主に中判カメラのせいで重量がおかしいことになっています.いつも思うのですが,遠征の際は最強の機材を数本でマウントは統一するべきだなぁとおもいます(笑)まぁ,今回はブローニーで写真を撮りたいという謎の欲望のせいで,こういう機材システムにしましたがw
今回は,中学生からの同級生2人と大学の写真部の後輩と自分という謎メンバーで行うことにしました.共通点は同じ市に住んでいること・・・目的は北海道を堪能するということで一致したので,この企画を組みました.ほぼ,行き当たりばったりと思いつきで行動するのですが,知床横断道路を渡ることとシマフクロウを撮影するという目的は確実に達成すると決めていたので,道東に行くことを中心に行程を進めていきました.ここで,ブログを読んでくださっている方は「こいつまた道東行ってて芸ないな」って感じると思います,でも,まだ道東は3回目なので許してください(笑)
ちなみに前回の旅行まとめ気は「2018/02/27〜2018/03/03 北海道旅行まとめ」
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
千歳について,レンタカーを借りてからはすぐに美瑛の方に向かいました.目当ては青い池でした.毎度毎度,冬に行くので凍っていて青い池の姿を見たことがなく,どうしても撮影したかったというw
到着直後に,新しい政府専用機を見るということがあり,幸先が悪いなぁと思ってたのですが,道東道走行中に,時刻表を調べてもらうと占冠駅でスーパーおおぞらが撮れそうだということに立ち寄ることにしました.出来るだけお金は抑えれるように占冠から北へ行くというルートは,2年半前の経験があったおかげですねぇw
さて,占冠駅で待つ事20分ほどでスーパーおおぞらがやってきました.少しだけ遅れて姿を現しました.札幌方面に向かう列車が順光でしたので,ここではこの一枚を採用.色づく山とキハ283系を撮影することができて満足でした.数年後には引退することが決まっているので,出来るだけキハ283系は記録しておきたいですね.
日没までは時間がないので,どんどん進んでいきます.占冠からはひたすら下道を走っていきます.
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
道中,北海道らしい広大な土地を使った畑の中を走行しました.すると,煙が出ているところ発見.季節の変わり目を見ることができる光景なので,車を停めて軽く撮影しました.煙の量が凄すぎて近くの家が見えなくなっていました.道中は,街中まで煙が充満していてすごい煙たいことになっているところもありましたので,田舎らしい光景でした.
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
24mm側で広々と写してみました.こういう場所で撮影すると24mmで事足りるなぁと感じてしまいます.今回の旅行では17-35mmの出番はめちゃくちゃ少なかったです.24-105mmが大活躍していたので,少し無理して買ってよかったなぁと思います(笑)ここで,呑気に撮影してられないので先を急ぎます.この時は,日没がどんどん近づいていて少し焦っていました(笑)
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
そして,1年半ぶりに「白金の青い池」を訪れました.いつもは冬に来るから白い池なのですが,本当に青い水で感動しました.過去に美瑛川の撮影をしているので,なんで青色に見えるのかとかわかっているので,やっと見れたことに感動しました(笑)残念ながら,太陽の光が青い池を照らす時間帯に来ることができませんでしたが,背景に来る紅葉を斜陽が照らしてくれたのでいい色を出してくれています.出来るだけ目に近い色に合わせて編集しています.なかなかいい色が出てくれず,結構苦労しました.EOS Rならいい感じの色が一発で出てくれるのでしょうか?w
SONY α7III + MC-11 + EF 70-200mm F2.8L USM
青い池らしい一枚も撮っておこう思い,青い池の定番的な構図で一枚.こっちの方がしっくりきていいですね.次回は新緑の時期に青い池に訪れたいですね.ただ,この時期の方が人が多くないのでいいかもしれません.この2枚を記録することができたので,そのまま夕焼けも狙えるのではないかと思い美瑛まで車を飛ばしました(もちろん安全な速度で)
SONY α7III + MC-11 + EF 24-105mm F4L IS USM
残念ながら,夕焼けは焼けず・・・いい撮影地にも行くことができなかったんで,美瑛の展望台から十勝岳を撮影しました.山は,こちらでは当たり前のように冠雪していますね.今回の旅行で,どっかで雪見ることになるんじゃないかと思いましたが,この後は雪を見ることはありませんでした.
美瑛の街は,少しだけ街明かりが灯り始めていました.そういえば,2年半前の撮影では,ここにあるピザ屋を訪れたのを覚えています.とても美味しかったんですが,隠れ家的な場所だったので場所が思い出せません・・・
この一枚を撮影後は,特に撮影するあてもなく星空もダメな感じだったので,知床横断道路を目指して軽く車を走らせることにしました.美瑛より北の道は運転したことなかったので,ここから新規開拓っていう感じでした.途中,旭川でホルモンラーメンを食べました.旭川のラーメンも悪くないなぁという感じでした.
旭川からは上川・層雲峡を通って遠軽の方に向かいました.道中,地図に石北本線が出てきたので,そういえば北見からたまねぎを運ぶ臨時貨物列車があったなぁと思い調べ始めることにしました.細かい時刻表とか出てこなかったので,Twitterなどで上がっている写真の雰囲気から時間帯を推定しゲリラ作成を敢行.前夜から,追っかけできそうなルートを軽く割り出して,丸瀬布の道の駅で休むことにしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
この日の朝の気温は4度・・・関西では考えられない気温でした.前日に冬用の服に着替えていて良かったですw半分寝ぼけながら,瀬戸瀬駅に向かいました.当初は丸瀬布ストレートに行く予定だったのですが,場所が特定することができず(それっぽいのは見つけた),安全策で駅撮りをすることにしました.
駅の雰囲気がイマイチなら遠軽駅で待とうと思ったのですが,思っているより雰囲気がよく俯瞰撮影ができるということで瀬戸瀬で撮影することに決定.待つこと数十分で待っていた臨時貨物を撮影しました.Y字型ポイントをくねくね走ってくるDF200牽引の貨物はかっこよかったです.
瀬戸瀬駅で撮影後は,順当に遠軽駅まで追いかけました.遠軽駅の到着する頃にはすでに発車準備をしておりギリギリのところで発車を撮影することができました.そして,次に目指したのは有名な石北本線146キロポストです.数々の名シーンが撮影されており,一度は訪れたいという気持ちがありました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
色々なところに迷ってしまい,もうこれは間に合わないのではないかと思いながら到着しました.まだ,カメラを構えている人がいるということは間に合った・・・慌ててカメラを構えます.645NIIにA*300mmF4を取り付け,SONY α7IIIには150-600mmをつけました.本当のところは三脚に2台カメラを取り付けて撮影したかったのですが,荷物をできるだけ減らしているので,α7IIIは手持ちで撮影しました.
最高の紅葉!とまではいかなかったものの,いいものを撮影することができました.DD51牽引時代に・・・と思いますが,今になってようやくこの場所に来れるようになったので仕方ないですね.ただ,DF200のデザインは結構好きでかっこいいと思えるので,いい記録をすることができました.初めてで追いかけ3発撮ることもできましたしね(笑)
これを撮影後は,ひたすら知床横断道路を目指しました.朝の弱い僕にとって,貨物の撮影後は本当にしんどくて運転を代わってもらいました.起きたら網走に着いていました(笑そこから釧網本線の北浜駅に立ち寄ることにしました.ちょうど列車も来たので記録しておきました.北浜駅は駅の一部がレストランになっております.せっかく来たのだから食べておこうと思い,駅でカツカレーを食べました.雰囲気も良くとても美味しく頂くことができました(笑)
SONY α7II + Canon New FD24mm F2.8
EF-FEのマウントアダプターはMC-11しか所持していないので,サブ機のSONY α7IIにはFDレンズを装着していました.24mmはちょうど良い距離感なので,こういう記録にもってこいです(笑)というか,カメラがインスタ映えになるので?,色々な要因でちょうどいいですよねー(謎)
腹ごしらえは完了したので,知床横断道路目指して飛ばします.途中,特急「大雪」を撮影したり,オオヒシクイとガンの群れに出会ったりしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
原生花園でも寄り道をしてしまい,休憩がてらにカメラを持ってウロウロとしてみました.この日は気温自体は13度ほどあったのですが,風がめちゃくちゃ冷たいせいで体感気温は8度ぐらいの感覚でした.カメラ持っている手が冷たくなりました(笑)
ここは,野鳥が結構有名なようで,10分ほどの観察でシギ科の何かを観測しました.バーダーには人気ですよね,シギ科の鳥.僕自身は初めてカメラに収めました.まぁ,残念ながら遠すぎて記録程度の写真にしかなりませんでしたが(笑)
原生花園駅にはインフォメーションセンターがあって,そこは道の駅のようになっています.そこにいるおばちゃんとお話ししたくて,ホタテを購入し色々とお話ししました(笑)結構,有益な情報を得ることができたので良かったです.あと,ホタテはめちゃくちゃ美味しかったです(^^)/
この時期の知床横断道路は17時で通れなくなるので,ここからはスピードを上げて目指しました.途中,知床斜里駅に立ち寄り記念切符だけ購入しました.こういうご当地モノに弱いという・・・初めて知ったのですが,ご当地切符があるようなので全種類集めたくなりまいた(笑)こういうところがオタクなんですよねぇw
そして,無事16時に知床横断道路を通過し,いつもの羅臼町に入りました.しかし,どエライ大雨・・・
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
知床横断道路は霧に包まれており,本当に危険な道路という感じでした.また,大雨がしばらく続く予報だったので羅臼の夜景を撮影することを諦め,知床半島の車で行ける限界地点の相泊橋までドライブしました.未開の地に行くことができたので,この度の僕の目的の50%はこれで達成することができました(笑)将来的にはマイカーで北海道一周が夢なので楽しみだったり・・・
さて,羅臼町で温泉に入り今年の3月にも訪れた野生のシマフクロウを観察できる場所に行きました.他のシーズンも撮影したくて強行してしまったのですが,人は少なくてストレスなく観察することができました.
Canon EOS 7D + smc PENTAX-A*645 300mm F4 ED [IF]
レンズ的には,僕の大先輩が騒ぎそうです(^^;)前回と違い,EF 300mm F4L USMもEF 200mm F2.8L USMもシステムから外していたのでPENTAX645のレンズで撮影しました.ただ,わかったことは645のスターレンズはめちゃくちゃ写りがいいっていうことですね.これ,EOS7Dの画質なの・・・っていうくらい綺麗な画像でした.さすがにダイナミックレンジや高感度ノイズはSONY α7IIIと比べると全然違いますが解像感という部分においては凄いと思いました.特にシマフクロウの眼の写りなんて凄いです.SONY α7IIIとこのレンズを組み合わせて撮影するという目的ができてしまいました.また行かないとダメですね(謎)
α7IIIではC150-600で撮影を行いました.α7IIではAFがまともに作動しなかったのですが,今回はしっかりとピントを合わせてくれたので,MF-Cを作動させずに済みました(笑)
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
今回,徹夜してシマフクロウを待ったのですが残念ながら1度しか出てくることはありませんでした.朝は少しだけ仮眠して知床横断道路を1往復することにしました.ヒグマに会えないかなぁと思いましたが会うことはなかったです.キツツキは撮影することができましたがw
そのあとは,野付半島に行きました.同行メンバーに言われるまで全く知らなかったので,知ることができて本当に良かったです.この場所は四角い太陽を撮影することができるのが有名で,自然も豊かなので動物撮影もすることができます.最初は水鳥しかいないのかなぁと周りの風景を見ながら思ってたのですが,ネイチャーセンターでどんな生態がいるか見て,ここでゆっくり動物観察してみたいと思いました
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
野付半島を歩いていると出てきたエゾジカのオス・・・距離が結構近くて600mmでも撮影出来ました.何をしてたのでしょうか,ずっと角で地面を掘っていました.餌でも探していたのか・・・カメラを構えるとムクリと起き上がり,写真の表情でカメラ目線をいただきました.この時期はあんまり近づいてはいけないようなので,サッと離れました.
この後は,トドワラまで行き夕日の撮影をしました.まぁ・・・撮影地ミスったなぁという感じでした(笑)トドワラは,野付半島の観光地となっており,樹齢100年前後のトドマツが枯れて湿原に戻っていく様を感じることができるロマンに溢れている場所です(^^)/
SONY α7II + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
ここにきて,サブのSONY α7IIが活躍しました.動物撮影に結構夢中になっていてα7IIIの充電がなくなってしまいました.フルサイズ2台しか持っていない自分にとっては貴重なサブ機なので重宝しました.次,メインで買うならSONY α9なので,次の予備はα7IIIになっていると思いますw
写真は,少し離れたところから撮影したトドワラです.雲間から差し込んできた太陽の光がトドワラの背景にきて,オレンジ色のカーテンに包まれたような光景を撮影することが出来ました.これを撮影することが出来て気持ち的に少し楽になりました(笑)
これにて3日目の撮影は終了.釧路湿原近くで寝てたのですが,体力的にはすでに限界になってたようで全員寝てて朝焼けを逃すという失態をしてしまいました・・・テンパりすぎて当初予定していた展望台に向かいました.
SONY α7II + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
4日目の朝日はすでに見えかけており,気温が上がると雲海を見れなくなる可能性があるので,車を飛ばしていたんですが途中で音羽橋を通って立ち止まることに・・・前日にタンチョウの寝床で知る人ぞ知る撮影地というのを見ていたので慌てて止まりました.僕の勘は冴えており,一番いい瞬間を5分ほどで回収することが出来ました.個人的には,この旅行でベスト級の一枚だったり・・・エゾジカとタンチョウを同時に撮影できたのは本当に良かったです.この一枚を撮影後は,有名どころの展望台をはしごしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
某展望台からの一枚です.雲海が出る湿原の中を走る一番列車でした.撮影してから気づいたのですが3両もあって驚きました.時刻表とか全く気にしてなかったのですが,撮影していた方角に列車がいたので撮影できたというラッキーな一枚.こういう時,焦点距離を大幅にカバーできるのは強みですね.60-600mm Sportsを次は買いたいですねw
SONY α7III + MC-11 + EF 70-200mm F2.8L USM
この場所も久しぶりに来ました.超有名な展望台で午前中順光なので,いい感じに湿原を撮影することができます.リバーサルでも撮影したので仕上がり気になりるところです.
有名な撮影地を巡ったあとは,友人の希望であった鉄道を撮影しようということで,釧路-東釧路間で撮影.ここではPENTAX67で,ちょい無茶な写真を撮影したのが成功してたらいいなぁと・・・フライトの時間に余裕を持っていくために,帰路につきながら帰ることにしました.
SONY α7III + MC-11 + 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
帰りの道中にスーパーおおぞらを撮影しました.google mapとにらめっこして撮影地を決めました.ここでいいかなぁ・・・とか選定している時に踏切が鳴ってめちゃくちゃ慌てたのは思い出です.無事,ピントも外さずに撮影することができて安心です.キハ283系も終わりが見え始めたので,北海道に行くたびに記録したい車両です.今回の旅行で初めて撮影したのですが,マジでカッコよくて惚れました(笑)
この後は,帰路の途中の廃墟に立ち寄ったのですが,PENTAX645NIIにNS160を入れてそれだけで撮影を完了しました.久しぶりに中判カメラをバシャバシャ切ったのは楽しかったです.PENTAX67は,55mmあたり欲しいなぁと強く思いました(笑)
これにて北海道4日間のまとめ終了.この記事に載せた写真以外にもたくさん撮影しました.見返してみていい感じのものがあればまとめていく予定です.お楽しみに?w
今回は初めてSONY α7IIIを北海道に持って行って撮影を行いました.やはり,暗所のAFがかなり強くなってくれたおかげで信頼感がありました.重要な撮影シーンでもしっかりピントを合わせてくれるので,過去の撮影に比べるとストレスがとても少なかったです..特にシマフクロウの撮影では,想像通りピントをガンガン合わせてくれたので良かったです.高感度の描写もかなり良かったので,ついでにテスト撮影もしてみました.しかし,MC-11が劣化してしまいレンズの認識をしなくなり,そこに神経使いながらの撮影となりました.修理をするべきか,新しいの買うべきか・・・考えものですね.あぁ・・・出費・・・(苦笑)