
宮室を描く心得の事
匠家(しゅうか)の流々其の秘する所有りて漫(みだり)に説事を
せざれば尺寸の相違をおそれて古人も
是を詳に描く事をせず 滴(たまたま)形を図
するといえども多く密画して俗眼を悦ば
しめ己が不知の妄を庇(おほ)ふ只臨本(りんほん)にすがり
て古人あやまりを我上に引きうけ後世の
譏(そしり)を思わざるの族(やから) 画を学ずして古人を
まなぶといふべし
両儀 日月星 四季 五行
七星 八課 九曜
この数を眼前の形其長短に引当て考る
ときは宮殿楼閣といへども画事安かるべし
日本木道祖神
あらかとりゐ
根本鹿香(あらか)鳥居
柱・笠木など八角形で特殊
南千住・石浜神社境内の麁香神社に見られたという
くろ木鳥居
クヌギの樹皮をつけたままの鳥居
京都嵯峨野の野宮神社が有名
小柴垣はクロモジ
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