昨年だったかな、生命保険の営業さんがアポなしで訪ねてきた。
私が出かけていたのか、珍しく応対したのは母だった。
営業さんは当時入社したての女の子で、話を聞くだけのつもりが母は外面がいいから生命保険に入っちゃった(笑)
もっとも母の年じゃ入れる保険も限られるのだが…。
そんなこんなで営業女子はその後も何度も家に来たが、上がったことはなかった
で、このたびリフォームしてキレイになったからか、今はまだ散らかっていないからか初めて彼女を家に上げた。
(親戚以外の客が家に上がるのは2年に1回あるかないか…だから)
彼女が来る前に母はリフォームの整理中に出てきた箱入りハンドタオルをその子にあげると言うので、そんなことしたら迷惑だからやめた方がいいと進言したのだが、前にお菓子か何か持たせたときに喜んだからと言ってあげる気満々。
タオルはお菓子とは違うし、お客から言われたら断るわけにいかないんだからって言ったけど、母は「タオルだって助かるのよ」と、頭から営業女子が地方出の一人暮らしで節約生活を強いられていると思い込んでいた。
しかも車の止まる音がしたので「来たんじゃない?」と言ったら、母は「車で来るはずがない」と、またもや電車で汗だくだくになりながら(もう秋だから汗もかかないだろうけど)外交しているとの思い込み。
彼女が来て(やっぱり車だった)母がタオルを渡そうとしてるので「そんなことしたらご迷惑だから」と何とか阻止しようと思ったけど、母はあろうことか「捨てるのもったいないじゃな~い」などと言って強引に渡してしまった。
捨てるものなら余計に欲しくないだろう
若い子が好きなブランドのタオルならいざ知らず、新品といえどもおそらくお葬式の引き出物か何かでもらって何年もしまっておいたものを喜ぶかぁ
母からタオルをもらった営業女子は「使わなくなったタオルってどうされてます?うちでは車を洗うのに使ってます」と明らかに困惑した様子(てか、暗に『いらないよ~』のオーラ)がうかがえた。
それに、話を聞いていると営業女子は地方出でもなく一人暮らしでもなく実家で家族と暮らしているとのこと。
母は彼女が苦労していると勝手に思い込んでいたが、案の定普通のお譲さんだったよ。
いつも他人を評価するとき「お里が知れる」っていう言い方をする母(今回は言わなかった)。
どこまで上から目線なのか…、とにかく常に自分が優位に立ちたいのよね
話は変わって、今日テレビのインタビューで吉永小百合が「撮影中は座らない」と言っていた。
座っちゃうと気持ちがダラッとしちゃって「いきま~す」となった時すぐに気合が入らないからというのが理由だそうだ。
以前高倉健も撮影中は座らないという話を聞いたが、誰だったかな、「健さんが座らないから僕らも座れないんです」と半分冗談で突っ込んでいたけどホントにそう思う。
大御所に立ちっぱされたら周りの人は座りたくても座れないもんなぁ。
仕事に対する姿勢は立派で若手俳優は是非見習った方がいいと思うけど、困惑してる人も多いんじゃないだろうか。
会社の上司なんかでも遅くまで仕事で残ってたら部下は帰りにくいもんね。
高倉健や吉永小百合とは全く次元も内容も違うけど、私は小心者だから申し訳ないと思っていろんなこと遠慮しちゃうところが多々あるので、それって結構周囲の人は迷惑してるのかも。
好意は素直に受けたほうがその先のことがスムーズに進む場合もあるし、相手も人の役に立てた(そんなに大げさではないか…笑)ってことで喜んでもらえることになるわけで、かたくなに遠慮するのも考え物だわね、と思う今日この頃
毎日何かを捨てる宣言したけど、日常的なゴミ以外に意識してモノを捨てるって案外できないものだね。
リフォームした時、いろんなものが捨てる対象になったのだけどいざ捨てるとなると(考えるのに)時間がかかったり手間がかかったりで取り掛かれない
母のことは言えないな。
それほど対象になるものが膨大だということもあるけど、ここ2日は捨ててないからちゃんと進むのか心配になってきた…。
毎日続けるって性に合わないのよ、と言い訳するカフェオレなのでした。
快食…
快眠…
快便…