マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

仮想化なり~

2024-08-26 07:10:29 | 情報技術
ITに関わるさまざまなところで、仮想化という言葉を聞くようになったでつ。
仮想化とは、ソフトウェアによって複数のハードウェアを統合し、自由なスペックでハードウェアを再現する技術。

限られた数量の物理リソースのCPU、メモリ、ハードディスク、ネットワーク等を、実際の数量以上の論理リソースが
稼働しているかのように見せかけること。
仮想化されたハードウェアはソフトウェアによって自由に設計できるため、柔軟性の高いシステムを構築できるでつ。




もちろん、仮想化されたハードウェアはそのシステムにある物理的なハードウェアのスペックを超えることはできないでつ。
たとえば、2GBのストレージが10台ある場合には、構築できる仮想化ストレージの最大容量は20GBということになるでつ。
その容量を自由に振り分けることができるでつが、あくまで理論上でつ。

仮想化技術は進歩を重ね、現在ではコンピューティング、ストレージ、クライアントデスクトップ、さらにはネットワークまで
仮想化することが可能になっているでつ。
仮想化は、仮想化ソフトによって実現するでつ。

複数のハードウェアの上に仮想化ソフトをミドルウェアのように配置することで、ハードウェアをひとつのリソースと捉えて、
仮想化ソフト上に仮想ハードウェアを自由に構築できるでつ。
仮想化の概念は古く、貴重で高価なものだったコンピュータシステムの共同利用手法として発展したでつ。

コンピュータやネットワークの性能が飛躍的に向上している現代においては、それらハードウェアの物理的能力を最大限に活用し、
より多くのユーザーや業務で有効に活用するための手法として、仮想化への注目度は増しているでつ。
さらには、仮想化によって、コンピュータシステム拡張の無駄を抑制でき、既存システムのサーバー等の統合・集約を図ることができるでつ。

これによって省資源・省コスト・省エネ化が可能になり、セキュリティの向上も実現できるなど、
仮想化はコンピュータシステム運用における重要なキーワードとなっているでつ。
代表的な仮想化技術は…

サーバーの仮想化は、1台のサーバー上で複数オペレーティングシステムを同時動作させることで、複数の業務システムの処理を可能にする技術。
物理的には1台のサーバーではあるものの、複数の論理サーバーが稼働する仮想的サーバー環境を構築でき、多くのアプリケーションに
サーバーリソースのサーバー本体、外部記録装置などを割り当てることができるでつ。

これによって、ひとつの業務システムがサーバーを独占してしまうような無駄がなくなり、サーバーリソースをより有効に活用することができるでつ。
サーバーのハードウェア性能の向上に伴い、サーバー仮想化技術を用いることで、多くの業務処理を行えるようになるだけでなく、
既存の複数のサーバーを1台の高性能サーバーに統合することも可能になるでつ。

デスクトップ仮想化は、サーバー上に、クライアントPCのデスクトップ環境を構築することで、クライアントPCの管理運用の省力化、
セキュリティの向上、情報漏えいの対策などを可能にする技術。

企業のコンピュータシステムにおいて、これまでは各社員が使用するクライアントPCの1台毎にアプリケーションソフトのインストール、
セキュリティソフトの更新、データ監視などを行わなければならず、運用管理に膨大な手間とコストがかかっていたでつ。
また、社用PCを紛失した際の情報漏えいの危険性も指摘されているでつ。

デスクトップ仮想化技術を導入することでクライアントPCの運用管理をサーバー側に一元管理することができるでつ。
また、外出先・出張先、自宅からでも、モバイルデバイスのPC、スマートフォン、タブレット端末を使い社内ネットワークにアクセスすることで
通常業務PCのデスクトップ環境を利用できるようになるでつ。

クライアントPC側にはデータを残さないためセキュリティ管理の面でも安心。
クラウドコンピューティング環境を活かした仮想化技術として注目されているでつ。

ストレージ仮想化技術は、業務システムの拡大や取扱いデータ量の増加に応じて、ストレージ装置のハードディスク等の補助記憶装置の柔軟な拡張を可能にし、
ストレージ装置の導入コストの適正化や集中管理を可能にする技術。
ストレージ仮想化技術を用いることで、複数台のストレージ装置の物理ストレージを統合した仮想的な大容量ストレージの論理ストレージを
コンピュータネットワーク上に設けることができるでつ。
これによって、業務の成長に合わせたストレージ装置の増強や業務量に応じた記憶領域の分割を柔軟に行えるようになるでつ。
また、統合された仮想ストレージを集中で管理することができ、ストレージ装置毎に空き容量を個別に管理する手間などもなくなるでつ。

ネットワーク仮想化技術は、既設の物理的なネットワークの通信回線、ルーター等のネットワーク関連装置上に複数の異なる
論理ネットワークを構築する技術。

サーバー仮想化技術によって1台のサーバー上に複数の仮想サーバーが設置されると、それらのサーバー間やクライアントPCと接続するための
ネットワークも必要になってるでつ。
ネットワーク仮想化技術は、ハードウェア構成やネットワーク設備を変更することなく、ソフトウェア的に複数の論理ネットワークに分割することで、
仮想サーバーの増加に応じたネットワークの割り当てを可能にするでつ。
これによって、ネットワークへの投資コストを抑制することができ、ネットワーク管理も一元化できるメリットがあるでつ。

仮想化のメリットは…
1.コストの削減
サーバーで作業を行っている際、サーバー本体が備えているCPUやメモリといったハードウェアリソースを100%使い切っているわけではなく、
能力的には余剰部分が存在するでつ。
サーバー仮想化技術によってこのような能力的な余剰部分を活用できるようになり、サーバーリソースの効率的利用が実現できるでつ。
さらには、サーバー統合化による稼働台数の削減、老朽化が心配されるハードウェアの延命化によるリプレースコストの抑制を図ることができるでつ。
また、仮想化によって、新しいハードウェアに置き換えながらも既存のシステム自体を継続して使用できるようになるため、アプリケーションの買い替えや
システムの改修などのリプレースコスト、システム環境の変化に伴う再学習時間やトラブルの発生を最小限に抑えながら、システムパフォーマンスを
向上させることも可能となるでつ。
デスクトップ仮想化、ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化によっても、それぞれに関連した必要なハードウェアのリプレースコストの削減が期待できるでつ。
さらには
 ● 消費電力やサーバー設置スペースの削減(電気代・不動産費用などの削減)
 ● サーバー管理のための人件費、保守費用の削減(管理コストの削減)
にもつながるでつ。

2.柔軟な拡張
サーバー本体やストレージ装置、ネットワーク装置などの物理的リソースを拡張する場合、不足分を増やすという方法が一般的。
その場合、設置スペースや供給電力の問題、買い足す機器の拡張制限などを考慮する必要があるでつ。
しかも、物理環境では計画を立てて稟議を出し、稟議が通ったらハードウェアを手配し、構築、テストを経て本番環境として運用することになるため、
非常に時間もコストもがかかるでつ。
仮想化を行うことで、物理的リソースの余裕部分を利用して容易に仮想サーバーや仮想ストレージを増やしていくことができ、
トラフィックに合わせたスケールが可能となるでつ。
従来の物理環境では、トラフィックの最大値に合わせてWebサーバーを構築しておく必要があったでつが、それでは閑散期には
余分なWebサーバーが出てきてしまうでつ。
必要性に応じて柔軟に拡張できることも、仮想化の大きなメリットだと言えるでつ。

3.耐障害性
仮想化されたシステム環境を冗長化しておくことで、障害発生によるトラブルの防止または被害の最小化が可能となるでつ。
サーバーの物理的サーバーにハードウェア障害が発生した場合、その故障したサーバー上で動作していた仮想サーバーは別のサーバーの物理的サーバー上に
移動させることができるため、処理作業はそのまま継続でき、業務が停止する心配がないでつ。
また、ハードウェア機器を交換した場合でも、仮想ハードウェアとしては何ら変化がないため、アプリケーション側の設定を変更する手間などもないでつ。
このような耐障害性に優れている点も仮想化の大きなメリット。

仮想化のデメリットは…
1.処理能力の問題
仮想化はソフトウェアによって行われるため、サーバー仮想化の場合、そのパフォーマンスは物理的サーバーの処理能力に依存することになるでつ。
そのため、サーバーの性能やシステム規模によっては、仮想化をすることでかえって処理パフォーマンスが低下してしまう可能性もあるでつ。
導入前に、既存サーバーやストレージ装置、ネットワーク系の環境を十分に調査分析し、最適な仮想化を行うことが重要。

2.運用体制
仮想化を行うことよって新たな問題が生じることも考慮は必要。
例えばバックアップの問題があるでつ。
1台のサーバーでひとつのアプリケーションを稼働させている場合であれば、そのサーバーを停止しバックアップを行うことは特に問題ないでつが、
仮想化サーバーによって、1台のサーバーに複数のアプリケーションが統合されている場合、サーバーを停止させると他のアプリケーションによる処理を止
めてしまうことになるため、バックアップをいつのタイミングで行うかという問題が考えられるでつ。
また、仮想化導入後には、これまでのシステムに無かった仮想化層を管理する必要があるでつ。
サーバー管理運用のために新たに仮想化についての専門知識が求められるため、仮想化技術や仮想化環境のサポートに長けた信頼できるベンダーを選ぶことが
重要になってくるでつ。

3.セキュリティ管理
仮想化を行うことで、従来の物理サーバー単独でのOSやアプリケーションで行ってきた対策とは異なる、仮想化環境特有のセキュリティ管理が必要となるでつ。
仮想化環境は複数の仮想サーバー、管理サーバーなど様々なコンポーネントによって構成されるため、従来型のセキュリティ対策では仮想マシンへの
ウイルス感染や他の仮想マシンへの感染拡大を防ぎきれない危険性があるでつ。

仮想化の技術は昔からあるけど、まだまだ課題も多いけど、コンピュータの資源を有効に使うには今のところ一番だなぁ~

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