徒然日々草(改×2)

生きものネタを時々あっぷ。ほぼ昆虫。ときどき植物。たまに背骨のある動物。

ミノムシの話

2004-10-04 13:59:34 | 日記・エッセイ・コラム
中央図書館の前の植え込みに植わっているサツキはルリルリとミノムシのがんばりで、ほとんどハゲになっています。新芽以外はほぼハゲ。そんな中思ったこと。
ミノムシの成虫は雄だけが翅を持っていて雌はミノの中で女王アリみたいな格好の成虫になり、そこで一生を暮らす。どこかから雄が飛んできて、交尾すれば子供が生まれる。で、もちろんその子供は母親の周辺で生まれるはずである。そして、そのうちの雄は成虫になってどこかへ飛んでいくが、雌は母親の近くにいるしかない。すなわち、ある雌ミノムシの子孫は常に最初の雌がいたエサとなる木の周辺で育つことになり、生まれてきたすべての雌はその木を離れることが出来ないはずだ。すると問題が起こる。さて、その最初の雌はどこから来たのでしょう???歩いてくるのか?ミノムシのままどのくらい移動できるんだろう・・・。そんなミノムシの一種、オオミノガは最近地方レッドデータリストで「要注意」扱いになっているぐらい、数が減っているらしい。原因は外来種であるヤドリバエのせいらしい。おそるべし、帰化生物!(ちなみに、大学でサツキをハゲにしているミノムシはチャミノガだとおもわれる。)


京都府立植物園に行って来た

2004-10-04 10:35:03 | 
微妙な天気の中、植物園に行って来ました。年に2日間しかない「きのこ展」を見るためです。さて、そのきのこ展、2日間しかない、と言うことで、どんな展示をしていたかというと・・・。朝取りきのこを発泡スチロールのトレイに載せてテーブルに並べてありましたわ(笑)。よくもまあ、あんなに採ってこられるモンだなぁ。おそるべし、アマチュア愛好家。きのこ展記念手ぬぐいとかも売っていて、すごい手作り感あふれる展示でした。

で、私が植物園に行って、おとなしく展示だけ見ているはずもなく・・・。今回の収穫、いってみよー。

041003

ずっと撮りたいと思って探していたアオバハゴロモです。このオパールのような色の翅がたまりません。ハァハァ。気配を感じると茎の反対側にまわってしまうという、イヤンな習性があるので、撮影の時はドキドキしましたよ。でも、撮ってみると半翅目らしい顔をしてますよねー。今回撮った虫は同定が難しいのが多くてちと困り中。いいシャクトリムシの写真とか撮れたのになぁ。