徒然日々草(改×2)

生きものネタを時々あっぷ。ほぼ昆虫。ときどき植物。たまに背骨のある動物。

へんなアジサイ。

2004-10-02 20:55:34 | 植物
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大学に変なアジサイが咲いています。っちゅうか,この時期に咲いているということ自体がへんなんですがね。なんだか「萼片になろっかなー,でも,葉っぱ?・・・ん~でも,もうちょっと茎伸ばしてみよっかな?やっぱ。やめ。」とか言う感じで花序を作るとこんな感じになるんじゃないでしょうか(^^;)???2階の植物の形態形成の遺伝子の研究室に持ち込みたい気分満載ですが,持ち込んだところでどうなるもんでもありません。むしろ,標本にしておく方がよいのでしょうが,アジサイの標本は・・・根性が・・・いるからなぁ(おぃ)。どちらかと言えば,園芸の品種改良とかやっている会社に持ち込むのが正解かも。やらないけどな。(でも,それで新品種が出来たら,私の名前を付けてもらったりも出来るかも(笑)。)

っと,名前で思い出した。奄美大島で発見された植物の新種に「ワダツミノキ」と言う和名がつけられた,と言うニュースが最近発表されて,2chでも「痛いニュース」扱いになっているのを見て大笑いしました。以前から,採集者と同定者のあいだで学名&和名に関する攻防があったのを見ていたもので・・・。採集者は「学名のamamianus(「奄美の」の意)は譲るから,和名のワダツミノキはかんべんしてくれ」と言っていて,でも同定した人は「アマミクサミズキ」にしたかったらしい。(わたしもその方がいいと思うわw。)結局,採集者が粘り勝ちしたということなんでしょう。巷では「命名者が元ちとせのファンだから」こういう名前になった,と言うふうに思われているけど,実は結構奥が深い人なので,発見された瞬間から絶滅危惧種であるこの植物への話題性とか注目度を考慮しての命名かもしれない・・・。とか勘ぐってはみるがやっぱり単なるファンかもしれない(笑)。(あと,新聞とかには奄美大島以外でも生育してあるかのように書いてあるが,実際は奄美大島にしか生えてないようです。Amami-oshima endemic って書いてあるもんな。(←今やっと届いていた学会誌をよんだらしい。)にしても,相変わらず記載文はラテン語なんだなぁ(^^;)。)


「鋼の錬金術師」最終回感想。

2004-10-02 20:24:40 | アニメ・コミック・ゲーム
絢爛舞踏祭が終わって、そして、私が欠かさずに見ていたもう一つのアニメ、「鋼の錬金術師」も今日で最終回でした。連載中の原作付きアニメの最終回(まあ、オリジナルストーリーに突入してからのお話も、そうだけど)というのは大抵エライことになってしまうことが多いので、ドキドキしてみていました。私はアニメは原作と別物としてみるととても面白いと思っていたので、抵抗はなかったのですが(←ガンパレ効果(笑)?といっても,ガンパレと違って,原作と派生物としてのアニメの評価は同レベルなんですがね。)、みなさん、どんな評価なんでしょうねぇ。先週、予告がなかったり、最終回のサブタイトルがなかったり、今回、いつもの導入がない割にはちゃんとOPがあったりと、いろいろ演出もこっていて、内容以外の所でもドキドキ感がありました。(ラスボスの「???」って、伏せ字だと思っていたときの初々しいガンパレ初心者時代を思い出したわー(笑)。関係ないけど。)で、内容はと言うと、ま・さ・か、パラレルワールドチックな話になるとは思っていなかったので、わーわーとおもしろがっています。するってーと、来年夏の映画はこの続きなのか?とおもうと、もうそれはすでに「鋼の錬金術師」でなく、「アニメ鋼の錬金術師」ですね。「魔性の子」&「黄昏の岸 暁の天」のような話になるんじゃないかと想像したり。なんだか、アニメの最終的な世界観は十二国記に似ている気がしました。とはいうものの、「パクリだ」というつもりではないですがね。でも、原作ではこういう展開にはなってほしくないなぁ、という思いはあります。なんでだろう? パラレルワールドになると、何でもありな気がするからかな?外世界技術とかいってさw(←また、ガンパレネタ)。原作では閉じたしっかりとした世界観でやってほしいなぁ。と思う。ある閉じた世界観でむりやり説明しようとする醍醐味っちゅうものがあるとおもうのですよ。設定ふぇちかもしれませんが。「この世界の法則でこの現象を捉えると・・・」と考えるのが面白い。そこに外世界の法則を持ち出すのは、面白いときもあるけど、時に興ざめするときもある。今回、アニメの鋼の錬金術師では、パラレルワールドだけど、そういう「外世界の法則」がこっちの世界に持ち込むことが出来ないところが、一線を引いていて、原作からのトンデモない飛躍にはいたってないところがいい。というか、その状態だからこそ面白い。原作からアニメのオリジナルになった時点でえ?え?とか戸惑っていたのが、最後まで見終わって、つるつるつるーと巧みに作品テーマの方向をひょいっと変えられていたことに気づき、やられたーという気分にさせてくれたような・・・。「気分」っちゅうのは、結局アニメでの世界観とか錬金術の原理に関して深く考えるのはめんどくさかったので、流すようにみただけだったから(^^;)。本当に「やられた」のかは謎。深くハマっていたらその辺を突き詰めるのも面白かったかもしれない。最近は、なんだか脳みそ使っていないなぁ、と反省してみたり。(でも、考えるのめんどくさい。←おぃ。)でも、なんだか面白かった気はする。1年間たのしかったよーたぶん。あー、パラレルワールドすきだからなー、この展開どうしてくれよう(笑)。最後の最後に別の意味で面白くなってしまった私でした。(完)