公開された1979年、リアルタイムで見た「太陽を盗んだ男」を、32年ぶりにスクリーンで見ました。<九条・シネヌーヴォ>
冴えない理科の高校教師・沢田研二さんが、プルトニウムを盗んで原爆を作り、国家を脅すという、荒唐無稽な映画です。
要求は「野球のナイター中継を試合終了まですること」(当時は試合中でも、一方的にPM9:00で中継終了でした)
捕まえる警察側が、菅原 文太さん。他に水谷 豊さん、やせてる頃の西田 敏行さんも、ちらっと出てます。
この映画はヒットし、評価も高く、今でも熱狂的なファンも多いと聞きますが、私は当時も今回もイマイチ、のれませんでした。
前半の原爆を作るまではリアリティがあっていいのですが、後半の追っかけは雑な展開で、退屈です。
上映時間147分は長すぎます。もっとはしょって120-130分までに収めるべきでしよう。星☆☆ふたつです。
長谷川 和彦監督はデビュー作「青春の殺人者」でキネマ旬報ベストテン第1位、2作目の本作が1979年同、 第2位という快挙を遂げます。
しかし、なぜか、この作品以降、今日まで新作を発表することはありません。
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