今年も川内先生の文芸講座を受講します。(全6回 亥子谷コミセン)
今回は「近代の名歌人とその作品」のテーマで、正岡子規や与謝野晶子の作品を解説します。
正岡子規は34歳で亡くなりますが、亡くなる直前に残した絶筆三句です。
糸瓜(へちま)咲て痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間にあわず
をとといのへちまの水も取らざりき
薬になる糸瓜が咲いたけど、痰をつまらせるこの身には、
もう効果も無く、間に合うこともないだろう。
だから効果が高くなるという十五夜、一昨日の薬水も取らなかった。
死の直前まで俳句を詠む、まさに、病者のリアリズムです。
川内先生の講座はまだまだ続きます。
写真は資料から。