現在は、武庫川女子学園 甲子園会館と呼ばれる、旧甲子園ホテルを見学しました。
昭和初期、東の帝国ホテルと並んで関西の社交場として賑わったそうです。
フランク・ロイド・ライトの直弟子、遠藤 新(あらた)設計のリゾートホテルを楽しみましょう。
左右対称、直線を生かしたライトさんの影響を受けた外観です。
流れるようなリズム、洋風の建物に日本庭園がうまく溶け込んでます。
メインダイニングの灯りは、日本の行燈をイメージしてます。
「和」のテイストを感じます。
これだけ大きな採光、ガラス窓は、昭和の始め、珍しかったでしょう。
ライトさんの設計した、東京・自由学園の体育館を思い出します。
四隅には、水玉をモチーフにした飾りです。
バーの床に「1930」(昭和5年)の数字が、タイル職人さんの遊びでしょうか。
(ちなみに、東京・日比谷の交差点に、国内初の交通信号が出来たのが、昭和5年の事です)
現在は建築学科の学生さんが、ひとり一台のパソコンと広い設計台を持って、教室として使われてます。
今の学生さんがうらやましいですね。