風に吹かれてburabura日記

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「高峰秀子との仕事」(1)(2)です。

2011年06月18日 | 日記

「高峰秀子との仕事」(1)初めての原稿依頼 (2)忘れられないインタビュー (新潮社 斎藤明美 1500円/1400円) です。

この本は、一記者時代に高峰秀子という女優に出会い、そのインタビュー、取材を通し「仕事とは生きることそのものだ」

と教えられた作者の二十年にわたる渾身の記録です。

高峰秀子さん自身は五歳から映画デビューして天才子役と言われましたが、教育の自由はまったく与えられず、小学校通算二か月、

文化学院一か月と言うのが、学歴のすべてです。(高峰さんの人生は自作「私の渡世日記」にそのすさまじさがうかがえます)

高峰秀子さんは昨年、2010年12月28日86歳で永眠。

高峰さんを「かあちゃん」と慕った、作者・斎藤明美さんは2009年、映画監督・松山善三と女優・高峰秀子夫妻の養女となります。

思えば高峰秀子さんもですが、この作者・斎藤明美さんも、数奇な人生を歩んでいると言えます。