オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

9月のオベロン会

2011-09-22 | ねるど
不順な天候が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか。

猛暑かと思ったら、思いがけず涼しくなって、
かと思ったら、残暑が厳しくて、そのあげくに
台風ですからね…

さて、8月は夏休みをいただきましたが、
9月からはいつものペースに戻って、
最終土曜日の午後2時から、いつもの
国際文化会館にて、英文学について、
大いに語り合いたいと思います。

(直前のご連絡となってしまい、たいへん
申しわけありません。)

9月の例会では、千葉康樹さんに、
「18世紀ゴシック小説とセンチメンタル・ノベル」
というタイトルで、お話しいただきます。

中心となる作品は、ホレス・ウォルポール(Horace Walpole)
の『オトラント城』(The Castle of Otranto)、そして
『オトラント城』の影響下に書かれたクレアラ・リーヴ
(Clara Reeve)の『イギリスの老男爵』
(The Old English Baron ) になるとのこと。

発表では、ゴシックのベルの代表作とも言える
これらのテクストを、リチャードソンの
「パミラ」やマッケンジーの「感受性の人」
といったセンチメンタル・ノベルの系譜に関連づけて、
読み直してくださるそうです。


さて、熱心なオベロン・フォロアーのみなさんなら
すでにお気づきかと思いますが、千葉さんは
昨年12月の例会で、マッケンジーの「感受性の人」
について語ってくださいました。

http://blog.goo.ne.jp/bungaku-oberon/m/201012


今回の発表は、「センチメンタリズム」の文学の
流行とその終焉について論じてくださった前回の
お話を踏まえたうえでの、さらなる発展形となるのか?、
それとも別次元の議論へと超越的な展開を見せてくれるのか?
大いに期待しましょう!


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オベロン会 9月例会

9月24日 (土)   14:00から

場所: 国際文化会館 
     都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
     東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分




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