オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

英米文学研究雑誌 『オベロン70号』ができました。

2014-03-27 | ねるど

私たちオベロン会は、毎月の例会での研究発表と

毎年の研究誌刊行を、車の両輪として活動しています。

 

そして、このたび2013年度の研究誌である『オベロン70号』が

完成しました。70号には6本の論文が掲載されていて、

近年にない盛り沢山な内容となっています。どの論文も、それぞれの

執筆者が丹精込めて書き上げた、力作です。一人でも多くのかたに読んで

いただきたいというのが、私たち共通の願いです。

 

本体価格2000円+税で販売しております。ご購入については、

発売元である南雲堂(http://www.nanun-do.co.jp/)まで

お問い合わせください。(バックナンバーについても、お問い合わせください。)

 

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なお、『オベロン70号』の内容は、以下のとおりとなっています。

 

詩人シェイマス・ヒーニーの最近の姿勢・・・・・・・・・・・・・・・・羽矢謙一

 

ジョージ・ガスコイン作

   第一代モンタギュ子爵アンソニ・ブラウンのマスク・・・・・・根岸愛子

 

啓蒙の場としてのスコットランド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松田幸子

   -----アラン・ラムゼィ『優しき羊飼い』を読む

 

脚注の中のオリエント(後編)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉康樹

   -----ベックフォード『バテック』から

               バートン版『アラビアンナイト』

 

医師と看取る人の文学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宮本正秀

   -----トマス・ブラウン『ある友人への手紙』論

 

カーソン・マッカラーズとフィンランドの王様・・・・・・・・・・・・・・・三輪恭子

     -----「マダム・ジレンスキーとフィンランドの王様」

         における戦争、ユダヤ人、そして対位法

 

 


2014年3月29日のオベロン会のお知らせ

2014-03-16 | ねるど

3月ですね。年度の変わり目です。

この季節を象徴する歌といえば、柏原芳恵の「春なのに」(作詞・作曲 中島みゆき)という人が多いと

思いますが、ここではあえて、井上陽水『氷の世界』のB面の3曲目「桜三月散歩道」(作詞 長谷邦夫、

作曲 井上陽水)を推しておきたいと思います。


「桜三月散歩道」を「王道」ととるか「変化球」ととるかは、それぞれの判断に任せるとして、今月の例会

の予告です。


発表者は生駒久美さんです。(ひょっとして、初登場!?)


イギリス文学のイメージが強いオベロン会ですが、生駒さんはアメリカ文学のスペシャリストです。

「チェンジ!」(いささか賞味期限切れのワードかもしれませんが…)の動きは、確実にオベロン会に

届きつつあるようです。


生駒さんからは以下のようなご案内をお預かりしています。

乞うご期待!!


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「Mark Twain作品におけるアウトサイダー」

Mark Twainの作品には必ずと言っていいほどアウトサイダーが登場します。

Adventures of Huckleberry Finn をはじめとする代表作を丁寧に読みながら、

主人公達とアウトサイダーとの関係性について考えてみたいと思います。


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開始時刻は、午後2時。
場所は、いつもの国際文化会館です。

国際文化会館 
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分