オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

2023年11月の例会

2023-11-24 | てこな姫

11月のオベロン会例会は、11月25日  国際文化会館で開催します。

発表者は松田幸子さんです 

タイトルは「バランタインと北への探検」です

スコットランド出身の冒険小説家、R・R・バランタインの作品が取り上げられます

 


雑誌「オベロン」通巻74号刊行

2023-09-28 | てこな姫

雑誌「オベロン」通巻74号刊行が刊行になりました。

感染症流行の影響もあり、3年ぶりの刊行となっています。

(発行は73号から産学社に変更になっています)

 

 


2023年9月の例会

2023-09-26 | てこな姫

9月のオベロン会例会を、9月30日  国際文化会館にて開催します。

発表者は笹川渉さんです 

タイトルは「『雅歌』への「解釈」としての『失楽園』」

 

ようやく秋らしい天気になってきました。

「学問の秋」ということで、大いに学びたいと思います

 

 


2022年9月のオベロン会例会

2022-09-17 | てこな姫

2022年9月24日(土) オベロン会例会を、対面で開催いたします。

 

感染症流行の影響を受けて、長く会場に集まることができませんでしたが、

今回、2年半ぶりに、対面開催が実現します

 

9月24日(土)午後2時半より  

国際文化会館での対面形式と、Zoom配信の、ハイブリッド形式で開催いたします。

Zoomの情報は別途メールで配信しますので、ご確認ください。

今回の発表は、杉本裕代さんです。

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H. B. Stowe の Household Papers を読む

この小説は、牧師である男性の視点から、妻をはじめとした女性たちや生活ぶりなどを描いています。
どのように家事を捉えていたのか、考えてみたいと思います。

THE CHIMNEY-CORNERにも少し言及できたらと思っています。

作品は、プロジェクト・グーテンベルグで、以下のURLから閲覧できます。
長いので、あくまでご参考までに。

https://www.gutenberg.org/files/31217/31217-h/31217-h.htm

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奴隷制反対論の観点から論じられることの多い Stowe ですが、

今回はまったく異なったアプローチの作品に光を当てる発表になるでしょうか。

デジタルで作品を読みつつ、発表を楽しみに待ちましょう!

 

午後2時半より。(会場費:1000円)

場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。

 

 


3月例会中止のお知らせ

2020-03-23 | daruma feat. Takasaki

桜の開花も早い今年の春ですが、2月に引き続き3月28日(土)の例会も新型コロナウイルスによる感染症が未だ落ち着いていない状況を踏まえ、中止することとなりました。

これほど会が休止するのもオベロン会の長い歴史の中で初めてかもしれませんが、ぜひ次回はみなさんの元気なお顔を拝見できることと思っています。

 

 


2月29日例会中止のお知らせ

2020-02-26 | daruma feat. Takasaki

2月29日(土)に予定していましたオベロン会2月例会について、新型肺炎による最近の状況をふまえ、急遽中止とすることにいたしました。

笹川さんのご発表については、また機会をあらためて万全を期しておうかがい出来ればと思います。

急なお知らせではありますが、オベロン会のみなさま、なにとぞご理解の程よろしくお願いいたします。

 

 

 


2020年2月29日のオベロン会

2020-02-24 | みかん

 

こんにちは、急に春めいてきましたね。梅を楽しんだのも束の間、もう桃の季節。いやいや、桜もすぐ咲きそうだなどという声も聞こえてきました。世の中は、急速な流れと忙しなくなりがちですが、ここは一呼吸おいて、ゆっくりと文学作品を読みながら、心の余裕も取り戻したいですね。

さて、今週末のオベロン会は、笹川渉さんが発表してくださいます。笹川さんからの要旨をご紹介します。

「ChlorisからFloraへー王党派詩人とMiltonによるChlorisの物語の描き方」

 
William Strode の抒情詩 ‘I saw fair Chloris walk alone’ (‘On a Gentle Woman Walking in the Snow’) は、政治的混乱の時期にあった17世紀半ばに王党派によって最もよく受容された作品の一つとして数えられています。一見すると素朴で美しい抒情詩という枠をでないように思われる作品ですが、この作品で言及されるChlorisの担ってきた17世紀における政治的意味を捉え直すと、王党派詩人や彼らと政治的に対立したJohn Milton の扱い方の違いが見えてきます。本発表ではこの作品が王党派のMiscellanyや手稿で置かれた文脈を俯瞰した後、Miltonの初期作品や後期作品のParadise Lost や Paradise Regained でのChlorisとFloraの語られ方を見ることで、どのような違いを見ることができるのか考えたいと思います。
 
知の巨人たるミルトンの「平凡」な作品が、時代のポリティクスのなかで、どのように読まれたのか、そのダイナミズムを感じ取れることでしょう。たのしみですね。
 

会場と時間は、いつもの通りです。

午後2時半より。(会場費:1000円)

場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。

 

2020年1月25日のオベロン会

2020-01-21 | キャリバン

新年明けましておめでとうございます!

今年も素晴らしい発表の会になりますように!!

さて、本年のトップバッターは、

オベロン会の歴史の生き証人、

東條賢一さん、

この人を置いて他にありません。

ご発表内容は、以下の通りです。

(東條さんからの文章をそのまま載せさせていただきます。)

ワーズワスの「マイケル」再読
"Michael,a Pastoral Poem"については既に2017年に
オベロン会で一度発表させていただきました。読みやすい作品の
はずですが、その主題の把握、論のまとめ方について思いのほか
難渋して今日にいたりました。2番煎じになり、大変恐縮ですが、
再読・再考の場とさせていただきたく、皆様お付き合いのほどよろし
くお願い致します。

 

いつ読んでも、何か出てくる詩ですね。

東條さんの繊細な感受性が働いて、

どう読まれるのか、楽しみです。

語発表の後は、いつものように、美味しいビールや紅茶などを飲みながら、

軽くサンドイッチやピザなどをつまんで、愉しい話が盛り上がると思います。

お楽しみに!

 

会場と時間は、いつもの通りです。

午後2時半より。(会場費:1000円)

場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。

 


2019年12月21日のオベロン会

2019-12-18 | キャリバン

気がつけば師走!

早いものですね。

少年老い易く学成り難し、と言う

昔からの言葉が我が身を打ちます。

ですが、オベロン会は違います。

みなさん素晴らしいご発表をしてくださいます!

今回は、いつものクリスマス・ディナー・ショウ、

ではなくて、おなじみの千葉康樹さんの登場です。

いつもの刺激的なご発表で、我々の怠惰な精神を

目覚めさせてくださると思います。

千葉さんからの発表要旨を次に掲げます。

 

『リア王』と文学研究 

文学作品として鑑賞・批評・研究の対象となるテクストには、どんな価値が存在するのだろうか。または、文学作品を読むという経験には、それ以外の経験と違うどんな「特異性」が備わっているのだろうか。今回の発表では、シェイクスピアの『リア王』を通じて、そうした問いへの答えを考えてみたい。

 「老齢と家族」という主題をめぐる問題、Fという「和解不能」な2つのテクストをめぐる問題、改作やアダプテーションを含む受容史にまつわる問題――これらの観点を織り込みながら『リア王』を「経験すること」の意味と価値について考察してみたい。


いやー、来ました、来ました。すごいのが出てきそうです。

嬉しくて、ワクワクします。勉強になりそう。

きっと尽きぬ論議は、5時からの軽い食事をとりながらの談笑の場に

引き継がれていくことでしょう。楽しみです。


開始時刻や場所などはいつも通りです。

午後2時半より。(会場費:1000円)

 

場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。

 


2019年11月30日のオベロン会

2019-11-24 | みかん

 

みなさん、すっかり冷え込んできましたが、いかがお過ごしですか。

11月のオベロン会は、三枝和彦さんが発表してくださいます。

 

「イーヴリン・ウォーの小説と電話」

イーヴリン・ウォーの小説では電話をかける場面が少なくない。なかでも『卑しい肉体』(Vile Bodies, 1930)では、登場人物の一人が "Darling, you do telephone a lot, don’t you?"と言うように、実に頻繁に電話をかけたり、電話がかかってきたりしている。本発表ではこれらの通話に着目することによって、この作品において通話を描出した文体が与える効果と、電話というメディアがもつ意味について考察したい。

 

おしゃべり好きなイギリス文化の中で、人々がどのように電話を使っていたのか、とても興味が湧きますね。ストリーテラーたるウォーがその道具立てをどのように使っていたのか、三枝さんのお話がとても楽しみです。

皆様、ぜひ週末は麻布十番で会いましょう。

場所と時間はいつもの通りです。
午後2時半より。(会場費:1000円)

文学談義の後の語らいも、夕暮れなずむ冬木立を眺めながら