異例のお天気で、もう年の瀬になろうというのに、
妙に暖かい冬が続いておりますが、
風邪など引かずにお元気でしょうか?
さて、忘年会、いや、今年最後のオベロン会の
トリを飾っていただくのは、いつものように、
千葉康樹さんです。
今回の発表のテーマは、
≪『ローマ帝国衰亡史』のエドワード・ギボンの『自伝』(1796年)について≫
です。以下に、千葉さんから頂いた内容紹介を載せておきます。
18世紀は小説が「誕生」しただけでなく、「伝記」や「自伝」もジャンルとして勃興してきた時代です。
同時代、フランスではルソーが『告白』を書き、ドイツではゲーテが『詩と真実』を著し、
イギリスでは、ワーズワースの『序曲』が草されています。
『トリストラム・シャンディ』のような不思議な「自伝」も登場しました。
そんな時代の文脈を背景にして、ギボン『自伝』を再読したいと思います。
歴史家が自分の「歴史」を書くということはどういう営みなのか。そんなことを考えたいと思っています。
相変わらず射程の広い発表に思われ、魅力的です。
歴史と文学とをクロスオーバーさせながらの伝記論、自伝論、
どんなお話が出てくるのか、実に興味津々です。
是非とも多くの方の出席を期待します。
その発表のあとは、お待ちかねの忘年会です。
といっても、普段とほとんど変りません。
つまり、最高に楽しいトークの時間です。
発表日時は、2015年12月19日、午後2時半より。
場所は、国際文化会館です。
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。