オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

2017年2月25日のオベロン会

2017-02-23 | キャリバン

三寒四温ならいいのですが、

このところ急に寒くなったり、

急に暖かくなったり、

その上、花粉まで強風に乗って荒れ狂っておりますが、

皆様におかれましては、お元気のことと推察いたします。

 

さて、今回の発表者は、一年ぶりの笹川渉さんです。

タイトルと、笹川さんご自身による内容の簡単な紹介は以下の通りです。

 

共和政府樹立後の歓楽——王党派とランターズ

 

1649年に始まるクロムウェル共和政府の時代は、ピューリタン的な価値観に支配された道徳的に極めて厳格な時代と見られがちです。たとえば、1642年以降は劇場も閉鎖され、クリスマスなどの民衆に根づいた祝祭は取り締まりの対象となりました。それでは歓楽はどこに行ってしまったのでしょうか。本発表では1650年代前半を中心にして、国王を失った王党派と、急進派の集団として見なされたランターズについての文献から、歓楽が文学にどのように描かれたのかをあらためて考えて見たいと思います。

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面白そうです!

わたしの知っているところでは、当時、教会では生の声以外、聖歌斉唱では認められなくなり、

伴奏用だったオルガンまで処分されたとのこと。それを払い下げてもらった者が、

自宅の2階で演奏会や歌を歌う夕べを皆と過ごしたというようなことを、

以前どこかで読んだ覚えがありますが、それ以外はよく知りません。

それだけに大いに楽しみです。

きっと発表後の懇親会の場でも、楽しい知的な話の花が咲くことでしょう。

 

 

日時会場はいつもの通り、以下のようになっております。

2017年2月25日、午後2時半より。(会場費:1000円)

場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。