オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

2013年7月27日のオベロン会

2013-07-02 | キャリバン
梅雨から夏へ、
だんだん暑さが増してきました。
お祭りもあちこちで行われているのが
見れるようになりました。
みなさん、お元気でしょうか?

さて、今回は、つい最近、大著
『「空間」のエリザベス演劇』を上梓なされた
川井万里子さんの、元気いっぱいの発表です。

題目は、
「リチャード2世の自己認識」
です。

以下に、いつものように、発表者からのコメントを載せます。

 シェイクスピアの『リチャード2世』は失政によってボリンブルックに王位を奪われ殺される。最後の封建君主が血統でなく実力によって滅ぼされるのである。劇は単に史実をなぞるのではなく、その敗因を自己認識の欠如による現実回避であるとして1歩1歩敗北にむかうリチャード2世の内的必然性を韻文によって深く描くことで優れた人間ドラマとなっている。


ううむ、今回も、興味津々、面白そうですね。
シェイクスピア研究者はもとより、そうでない方々にも
大いに勉強になりますぞ。
どうぞみなさん、来て下さい。
オベロンならではの、白熱する論戦を拝聴できるかも。
いや、ぜひそんなときでも参加して下さい。

当日は、発表後、川井さんの御本出版を祝い、
ささやかな記念会としたいと思います。
(献辞を見て下さい! 嬉しいことに、
オベロン会の仲間に捧げて下さっております!
そこにこそ本当のオベロンの意義があり、
とても嬉しい思いをいたしました。
ありがとうございます。)


オベロン会の開始時刻は、午後2時からです。
お気軽にご参加下さい。(部屋代分担費1000円)
場所はいつもと同じ、以下の通り。

国際文化会館 
   都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
   東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分