雨の日もありますが、
晴れの日は美しい青空や白い雲を
見ることができて、気分が良くなります。
だんだん暑くもなり、
夏が近づいてきていると分かります。
頭がゆであがる前に、
知的で素敵な発表を拝聴したいとおもいます。
今月末の土曜日にお話しくださるのは、
伊達恵理さんです。
以下に、伊達さんからのコメントを貼り付けます。
今月のオベロン会の発表ですが、W.B.Yeatsの内的対話形式を取った3つの詩'Ego Dominus Tuus'(1915), 'A Dialogue between Self and Soul'(1929), 'Man and the Echo'(1939)を扱います。
Yeatsの作品については、彼自身が用いるselfとanti-self、または「仮面」maskといったモチーフから、詩人の「自己」「自我」といった点からしばしば論じられてきました。けれど実際に作品を読む時、それらを20世紀的精神分析の流れにおける肥大化した自意識のコンテクストの中に置くことにはやや違和感が感じられます。今回の発表では、彼の作中の「自己」を劇作家でもあるYeatsの設定する役柄の一つと見なし、内的対話というよりも劇詩と捉えることで見えてくる、作品の枠組みとしての「私」の作り方について考えたいと思います。
今回も優れたイエイツ論になりそうで、大いに楽しみです。
鉛筆と
ノートを持って参加しましょう。
お話しのあとは、いつものように、楽しい知的歓談のひとときになります。
こちらもビールとピザを味わいながら参加しませんか?
場所と時間は、いつも通りです。
2017年6 月24 日(土)、午後2時半より。(会場費:1000円)
場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。