オベロン会ブログ

英米文学の研究会、オベロン会の専用ブログです。

3月のオベロン会報告

2012-04-22 | ねるど

順序が逆になってしまいましたが、3月の例会のご報告です。

3月31日のオベロン会は、台風なみの強風による交通機関の
乱れなどの影響もあって、いつもより少し寂しいものとなってしまいました。

しかしそのような状況の中でも、発表者の大崎崇彦さんは、
ご自身が敬愛してやまないDante Gabriel Rossettiのソネット連作
について大いに熱弁を振るってくださいました。

ご発表は、絵画や既存の翻訳などについても言及しながら立体的に
すすめられましたが、議論の中心はじょじょに、テクストの精読に
絞られてゆき、翻訳ではとうていカバーしきれない、行間の深部へと
入り込んでゆくこととなりました。

ちなみに、今回のご発表で取り上げられたソネットは、

"The Body's Beauty or Lady Lilith"
"The Dark Glass"
"The Love-Letter"
"Without Her"
"The Landmark"

などです。

大崎さん、どうもありがとうございました。


2012年4月28日のオベロン会予告

2012-04-22 | キャリバン
遅れていた桜もすでに散り、
いよいよ春本番!
色とりどりの花々が
驚くような美しさを見せています。
わたしたち人間もそう在りたいのですが。


さて、4月28日午後2時からオベロン会があります。
発表者は、昨年英国などへ行かれてきた
東條賢一氏です。
題目は「Alexander Popeの"The Rape of the Lock"を読む」
とのことです。
氏は、<文字通り読むだけになると思います>
と言っておりますが、きっと楽しい土産話
多々あるかと期待しております。


場所: 国際文化会館 
     都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分
     東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分

お楽しみに!