DF-03 デカタイヤ8

2009年11月09日 | DF-03 ダークインパクト


Yeahracing製ブラシレスモーター搭載のDF-03は、実に快適で、パワフルな
印象です。ORION EXPERIENCEのように低速でのノッキングも無く、センサレスで
あることを感じさせません。
ただEXPERIENCEに比べてコギングがかなり小さいせいか、ニュートラルブレーキ
が弱く感じたのでESC側でブレーキ設定を40%にセットしています。

ところがハイパワー化の影響はやはり出てくるものです。
2回目の走行時ですが、いきなりスピードがガクンと落ち込んだので、毎度毎度の
デフの緩みと思い、リアのデフスクリューを増し締めしてしばらく走行していました。
でもやはりすぐに滑って速度が落ち込んでしまいます。
ほとんどFF車のような走り。これはデフのメンテ時期かと思い、その日の晩デフを分解すると、

またまたデフプレートが外れてハウジングと
デフギアを溶かしてしまった。orz

ネットで検索してみるとDF-03には既知の問題のようで、正確にはデフプレート
とハウジングの接着が剥がれて、プレートがデフギア側に固定されたまま、
回転し、摩擦熱が発生、その熱がデフギア側にも伝わり、ギアも溶けて道連れにし
てしまった、ということのようです。
ハウジングは樹脂製ですので、ハイパワー化によってより高い負荷を受け、
歪みが生じた結果接着が剥がれたのかもしれません。
また、リングとプレートの接着方法そのものにも問題があった可能性があります。

ハウジング側にあるプレートを固定するDカットは見事に溶けて無くなっており、
ギア側もデフボールが溶けたギアと一体化してました。
ボールがギアに埋め込まれているのが分かりますか?


リングがプレートから剥離してしまった原因が接着の不良によるものなのか、
プレートの歪みによるものなのかがはっきりしないので、このままスペアパーツで
組み直したとしてもまた同じトラブルの可能性があります。それぞれの対処を考えました。
プレートの歪みについてはハウジングが樹脂である以上避けられませんので
各社から発売されているデフジョイントとハウジング一体型を購入か、
または純正のフロント用デフジョイントは元々ハウジング一体型の金属性なので、
カップ部分を2mmほどリュータで削ることで使用できるようです。
これらの方法だと金属製なので樹脂ほど歪みが発生することはないでしょう。
純正フロントデフジョイントは800円ですが、現在リュータが故障中だし、
強化型も発売されていたのでこちらを購入しました。

3Racing DF-03-03/HD-HeavyDuty for DF-03



どの辺がHeavyDutyなのかは例によって分かんないw

ついでにこんなのも♪
KOSE K-9025 ボールデフセッティングプレート



接着については考えさせられました。
DF-03のマニュアルでは接着に瞬間接着剤の指定があり、DB-01ではゴム系接着剤、
またTRF501やZX-5、RB5では接着ではなく、ボールデフグリスを塗布する、とあります。

で、一体どれがいちばんいいんだい?!

以下ネットで参考にさせて頂いた内容と自分の推測のまとめ。
瞬間接着剤は、接着力は強力だが衝撃に弱い、という特徴があります。
いくら引っ張っても取れないくらい強力に接着されているものでも、地面に一回落と
すだけでパッキーンと剥がれてしまうというものです。
DF-03は初級~中級を対象としていることで、超強力なモーターの搭載を前提として
いないこと、製作時間の短縮を図る意味で瞬着を指定しているのではないでしょうか。
一方、DB-01は中級~上級対象であり、車体もハイパワーモーター搭載を前提とした
構造です。パワーが上がれば車体への衝撃もハンパではなく、衝撃や歪みであっ
けなく剥がれて滑ってしまうような接着では話になりません。
そこで硬化まで時間がかかろうとも衝撃や歪みに強いゴム系接着剤の指定となって
いると考えます。
では接着しないというTRF501やRB5の場合は??
この両車、ハウジング側が最初から金属製ですので歪む心配はありませんね。
また、数年前のRC雑誌でデフ保護の為にプレートをワザと滑らせる車があるとい
う記事を思い出しました。だからデフグリスを塗布しておくのでしょう。

で、今回ですが金属対金属という接着になるワケですが、ハウジング側にDカットが
あるので滑らせることはないのでゴム系ボンドで接着することにします。
が、ボンドが切れてました。明日にして寝ます・・・。