BUNBUNです
スマートフォンに機種変更し、テザリング機能により、モバイル機器からの外出先での常時接続が可能な環境になったので、
外出先にて動画や音楽、画像などをスマホやiPadから自由に閲覧できることを目指してサーバーを構築することにしました。
最終的な目的とするのは
・自宅、外出先からPC内に保管してある動画、音楽、画像を再生
・同じく自宅、外出先からPCをリモートでフルコントロール
・さらに地デジを視聴
・録画サーバー機能
・節電の為に常時電源OFF。必要に応じて遠隔起動
以上の操作をスマホのテザリングを軸にして、スマホ、モバイルPC、iPadから行えるようにします。
サーバー用PC
要となるサーバーPCは富士通のエントリークラスPCサーバ、PRIMERGY MX130 S2 をセレクト。
特徴は何と言ってもその小ささと驚愕の安さ。
個人用PCとして既にミドルタワーを所有しているので、さらにミドルタワーが自宅内に鎮座するのは
かなり抵抗があるところ。
その点、MX130 S2は省スペース型なので部屋の片隅に設置しても目立ちません。これ非常に重要。
そして驚くべきその価格。格安PCサーバー販売で有名なNTT-Xストアで12800円
という破格値で販売されています。どうみたって原価割れ。どうなってるんですかね??
さて、PCサーバーと銘打って販売されていますが、構造は至って普通のデスクトップPCと大して変わりない。
逆にサーバー用途ですからフレームや電源周り等が非常に堅固な設計となっています。
Windowsは入っていません。Windows7やXPを導入する場合、ドライバ関係を用意する必要があるので
Wikiなどを参照しつつ、自力でWindowsのインストールやドライバの組み込みを行える方向けです。
サウンドチップも搭載されていないので、別途サウンドカード又はUSB接続型のサウンドアダプタを
使用する必要があります。
注文から翌日に速攻で届きました。
質実剛健な香りが漂います 家電メーカー系のオシャレさとは無縁。
以前ジャンクから再生したNEC VALUESTAR VL300とは真逆な無骨さ。
カバーを開けて背面。
RGBポートは無いので、アナログモニタを使用したい場合には変換が必要。
自作PCとは一線を画すすっきりしたフレーム内。このクオリティでこの価格とは。
小さいながらもメンテナンス性は良好です。
搭載CPUはAMD Sempron 145 (2.8GHz / 1コア / 2MB)
45Wの省電力ですが、さすがにシングルコアでは今時の高いビットレートのメディア再生に厳しい。
CPUソケットはAM3なのでオークションでAthron Ⅱx2を物色中です。
拡張スロット群。PCI Express x16、x4、x1、PCIが各1。
PCIについてはサウンドカードで使用します。
グラフィックボードの拡張も可能ですが、オンボードでもATI Radeon HD4250搭載なので
サーバー用としては敢えて交換することも無いですね。
少し気になるのはチップセット用のヒートシンク。余り発熱するようなら、ファンの追加も検討。
ドライブベイ。上段にSeagateの薄型250GB。Wikiによると、実際の容量は320GBだが、
250GBで認識されるように制限されているらしい。
このベイにHDD2台。あとDVDROMドライブの下にもう一台分のベイがあり、
DVDROMドライブを撤去すれば最大4台のHDDを搭載できます。サーバーらしく、RAIDも使用可能。
OSにはOEM版Windows7 Pro 32BITをインストール。
VISTA以降であればすんなりとインストールは進むと思いますが、XP以前の場合はCD-ROMにシリアルATAの
ドライバが組み込まれていないのでフロッピードライブで読み込ませるか、nLite等を使用して
シリアルATAドライバを組み込んだインストール用CDを作成する必要があります。