悪戦苦闘の手直し作業も終盤を迎え、そろそろメカ、モーター積みです。
例によって砂浜走行を前提とした場合、ギア比はできれば12.00~13.00は欲しいところ。
S10シリーズのギア比の一覧
※二次減速比:2.923
72T、77Tは48ピッチピニオン用のオプションです。他にオンロード用の58Tもありますが省略。
但し、上記全てがそのまま取り付け可能ではなく、ピニオンが小さいとモーターをマウントに取り付けた際に
ピニオンがスパーに届かない場合があります。
これはモーターマウントにモーター取り付け時の位置合わせ用のガイドがあり、それにつかえてモーターを
スパー側に寄せることが困難であることが理由。
試した限り、モーターを位置合わせ用ガイドにぴったり合わせた場合、ピニオンが問題なくスパーに届くのは、
68T → ピニオン19T以上 77T → 20T以上 といった具合。
シムやワッシャーなどを駆使して、モーターを浮かせてガイドに干渉しないように調整して、
まずは16T/68T 12.42にセット。
リポバッテリー採用により、車重が大幅に軽くなって負担が減っているのでこの辺りから様子を見ます。
インナーボディ続き
バギータイプのS10 BXのボディをインナーとして応用することにしましたが、それでも隙間は多くて、
そのままでは砂や小石の入り込みは避けられないので更なる防塵対策として隙間にポリカ片をアルミグラステープで
貼り付けて目張り。
これは後方から見た図。分かり難くてすみません。
ずいぶんズボラな仕上がりですが、インナーですので気にしません。
フロントウインドウ部分と、モーター搭載部はカットしてアルミメッシュを固定して通気を確保。
モーターヒートシンクは、TT-01用がインナーと干渉せずに取り付け可能でした。
前回の記事にて、サーボホーンがフタバ用1個しか入っておらず、パワーズジャパンへ問い合わせて
いましたがメールで返事があり、欠品の可能性が高いとのことで本日、郵便で該当パーツが到着しました。
次回あたり、シェイクダウンできる・・・・・・・・かな??
さらに続きです。
通常のバギータイプと比較して、トラギー、モントラ、ショートコーストラックはそのボディの形状上
シャシーへの砂や小石等の異物の混入が避けられません。
アルティマDB改SCでは自作のインナーボディを自作してみましたが、それでも異物の完全遮蔽には
至らず・・。
S10 TXの場合、スパー、ピニオンがむき出しなこともあり、より異物の入り込みを避けたいので自作は諦め、
バギータイプのBXのスペアボディが比較的安価で発売されているのでそれをインナーボディとして使用する
ことにしました。
残念ながらクリアボディは売切れ。
R120967 塗装済 S10BX用ボディー ブルー/ホワイト
塗装済みで1100円という信じられない価格設定。普通3-4000円はしますよね・・・。
塗装の剥離にはMr.Hobby リターダーマイルド
ペーパータオルに含ませてガシガシ拭き取っていくと・・・
キレーになりました
さて、サーボ積みです。
使用するのはサンワSX-165T。 以前、バルク品として安売りされてたもの。
あれれ??
・・・・・・・
サンワ用サーボホーンが付いてない ∑( ̄皿 ̄
マヂですか・・・。どうやら付属しているパーツはフタバ用だけ。
パワーズに問い合わせてみるつもりですが、それまではMG996Rで我慢。
シェイクダウンまではまだまだ続く・・・
続きです。
気付いた点として、リンケージ関係に一切ピロボールが使用されず全てビス止めとなっています。
クラッシュしてもアッパーアームやら何やらが外れなくて安心!
・・・・じゃなくて、
ピロボールだとクラッシュによる強い衝撃を受けてもパーツが外れて衝撃を逃がすことにより
パーツの破損を適度に抑えることができますが、完全なビス止め固定だと衝撃の逃げ場が無いので
各アームが曲がったり、樹脂パーツ破損の可能性がグッと上がります。
これは危険な匂いがするのでピロボールに交換だ!
ダンパーです。
ビッグボアダンパーは初めて見ましたが、迫力あるなあ。でも何か動作がスカスカしていてコシが無い。
既に1本でオイル漏れを発症してましたしw
分解して初めてエアレーションであることに気付き、動作がスカスカしていたのはエアーとオイルの
攪拌が不十分なせいかもしれないと思いましたが、改めて混合させてもさして動作に変わりませんでした。
Oリングは各1個だけ。これじゃオイル漏れは仕方がない。グリーンスライムを充填してシール効果狙い。
オイルはタミヤのピンクを使用。堅めを使用することでオイル漏れを最小限にします。
明らかに動きにしっとり感とコシが出ました。
定番ダンパーブーツを付けて完成
ショックタワーとの取り付けは、標準ではビスをマウント部分にねじ込む仕様ですが、何度も付け外ししていると
ネジ穴がバカになりそうなので最初からネジ穴に3.1mmのドリルを貫通させ、反対側で緩み止めナットで
固定する形式に変更。ハイエンドっぽいぞ。
スリッパー編
この価格設定でスリッパー標準装備なのも驚きですが、分解してみたらさらに驚かせてくれました。
スリッパーパッドがどう見ても紙。ヽ(´A`)ノ 神ジャナイヨ
何やら、厚紙にロウ(じゃないと思いますが)を染み込ませて乾燥させたような、全く初めての触感・・・そんな感じです。
紙じゃないのかも知れませんが、BUNBUNには心眼をもってしても紙にしか見えません。
これでスリッパー効果が得られると思うと不思議! デフパッキンも紙製でしたねそう言えば・・・。
しばらくはこれで走行させてみる予定ですが、流用が利かないか調べてみます。
まだ続きます
センターシャフトですが、ピンの長さが両方共不均等な長さでした。
片方
もう片方
ペンチで無理やり修正してあとは瞬着で固定。
色々ありますね。本当に困ったちゃんです。まだまだ続きます。
・・・・・・・
シェイクダウンは何時になる??
BUNBUNです。
全バラが完了したので、改修にかかります。
全バラする過程でも、いくつかビスが緩んでいたり、逆に極端に締め込み過ぎていたりする箇所が
ありました。
で、前後デフをバラしてみてびっくりなのは、
黄色い、タバコのヤニのような得体のしれないグリスがこれでもかという位にテンコ盛り。
はみ出しまくってるし超見苦しい。
これ、モリブデンとかじゃなくて、工業機械とか農機具なんかで使用される安いシャーシグリスじゃないですかね?
丁寧に拭き取って、いよいよデフを分解するとやっぱり黄色いグリスが詰め込んでありました。
全部キレイにしてやる!っとべべルギアを外そうとすると、
デフパッキンがあっさり破れた・・・orz
なんじゃこりゃあ!とよく見ると、
フニャフニャになったただの厚紙じゃないかゴルァ!!| `Д´|ノ。
コストカットの鬼だな。
デフオイルを入れる訳じゃないので、パッキンは付けなくても問題なかろうと判断して破棄。
ベベルギアは2枚構成で、デフケースの形状から考えても4ベベル化は無理そうです。
クリーナーで洗浄して、内部ギアにはアンチウェアグリスを塗り、再組立。
美しい・・・。
続き。詳しく見てみます。
シャーシ全景
樹脂はエントリークラスにありがちなテカテカ樹脂ではなく、しっとり艶消しです。
あれれ?ドコかで見たことがあるような??
コレだ!!
Option No.1 ILLUSION TYPE-3
違いはアルマイト色と、タイヤ、バンパーの形状くらいでシャーシ構造は全く同じ。
予想はしてましたが、中国メーカーのOEMなのでしょう。
定価はオプ1の方が安いです・・・。
気にせず次!!
ビッグボアショック。シャフト径3.5mm
ダンパー作動がいま一つスムーズじゃありません。オイルは交換可能ですが、
Oリングはシャフト径の関係上、汎用品は使用できないのでグリーンスライム充填で様子を見ます。
フロントはユニバーサル。サスピンはシャフトではなく、キャップスクリューを使用しており、
中途半端に長くてはみ出しているのでタミヤのステンシャフトか、短いキャップスクリューに交換予定。
センターシャフトとスリッパー。このイモネジが緩み易いようで、ネジロック必須。
アルミ製モーターマウント。スパー、ピニオンはむき出しで防塵性は考えられていません。
アルティマSCみたいに自作してみるのも手ですが、S10-BXのクリアボディが安いので
それを使用してもいいですね。
最後にMT2系ホイールとの互換性。標準が大径ホイールなので心配しましたが、
OKでした。カッコイー
そのままでも良いですがハブが薄型なのでタミヤ製に交換した方が良いです。
ステッカーを剝したらすっきりしてイイ感じになったと思う。
ということで、色々手を加えたい部分がある困ったちゃんですが、次回以降対応していきます。