何とかBIOSの起動までこぎ着けたValueStar VL300ですが、トラブルの原因がパソコン自体に
あるのですから、同じ環境で使用を続ければまた同じ症状で自爆する可能性も大いにあります。
これまたネットで情報収集すると、nForceのチップセットに冷却ファンを追加することで冷却効率を高め、
故障の可能性を下げる、という対応方法がありました。
チップセットの発熱量に対して、余りに貧弱なヒートシンク。
冷却ファンを増設。
買ってきたのは40mm角の静音型ファン。400円。
困ったことに、マザーボード上に空いているファン用3ピン端子がありません。
電源本体から出ているFDD用の未使用電源ケーブルを加工することで使用できるようですが、
作業が面倒になってきたので、ショップでファン電源分岐ケーブルを買ってきました。450円。
分岐ケーブルを使用して使用するにあたって、相方のファンが三本のケーブルで構成されている場合、
1本は回転数パルス検出用ですので、その場合に購入する分岐ケーブルは1本はパルス検出対応型の
ものを購入する必要があります。CPU用ファンは必ずパルス検出用が付いていますので注意。
↓こんなの。
取り付け完了。まあピッタリ お隣のCPU用ファンと電源を分け合います。
分岐ケーブルの説明書きにはマザボの供給電圧に注意、とありますが、
こんな小さなファンでは問題になりません。(たぶん)
ケースを組み直し、電源を入れると問題なくファンが回っています。
10分ほど放置して問題なしを確認。
あとはOSをインストールすることで、ジャンクパソコンの復活。
今回のコストを計算してみます。
パソコン本体(メモリ・HDなし) 2000円
メモリ(PC2/6400 2GB) 2600円
HDD(持ってた) 0円
ファン 400円
ファン分岐ケーブル 450円
合計5450円。ヒートガンやフラックスなどのコストは計算してませんが、
中古ショップで動作保障済みの同じようなスペックのパソコンを購入した場合、
最低2万円ほどは必要であること、リビング用パソコンの条件
(サイズ小さめでスタイリッシュ、HDMI端子あり)を満たすことができたのでまずまずです。
おっと、最後に大事なコストを書くのを忘れてました。
ガラクタ同然のジャンクが復活した時の感動
プライスレス