TREK&RIDE

山と自転車!

天城越えサイクリング

2009-01-07 | 自転車
2008年12月30日

前夜、深夜割の東名高速富士川SAで車中泊。
起床は7時前。紅色に染まる富士。
朝食を摂った後、沼津ICからR136経由で道の駅天城越えに駐車した。

9時26分スタート。
道の駅天城越えは既に標高400mを越えていて、天城峠までは距離も標高差も僅か。
朝の山間部の空気は冷たくて路面はWET。

伊豆と言えば「伊豆の踊り子」「天城越え」。旧天城トンネルは走っておきたい。
しかし、天城トンネルって砂利道のイメージが…(前夜出発前に調べてみると、やはりダート)

ロードじゃキビシイか…でも旧トンネルを越えずして「天城越え」は唄えない。
どうしようか迷ってるうちに旧道への分岐に着いてしまう。

で、やっぱり旧道を選択。道はすぐに砂利道になる。
事前の情報では砂利の少ない固く締まった土ダートとのことだったが、どうしてどうして結構な礫が転がっている。
パンクに怯えながら慎重にクライム。時折下車してはタイヤのチェック。


場所によっては石ころの多いところもあるが、概ね状態の良い路面

距離はそれほどでもないので、「天城越え」を歌いながらゆっくり上ってゆけば、旧天城トンネルに到着する。

トンネルは立派な石造りで美しい造形。雰囲気抜群です。


トンネルを抜けて南側に出るところ

下りはスピードが出てしまってパンクリスクが高まる。
石ころの多いところは自転車から下りて歩くことにした。
こんなところで何やってんだろ…って思った。
誤って旧道を下り続けてしまって、さらに数キロのダート。
ようやくダートから開放されて一気に河津に下ると、そこは春のような暖かさだった。


信じられないくらい暖かな海

河津から下田方面に向ってR135をアップダウンしながら南下。
暖かいし、海は綺麗だし、交通量さえ少なければ文句なしだけど…さすがこっちは車が多いね。
あと、風が強いのがツライ。


信じられないくらい青い海


とにかく青い。とことん青い。

下田に向かうにつれてさらに風が強くなってきた。
アップダウンと向かい風で一気に疲れる。
予定では石廊崎から西海岸周りで土肥までぐるっと周りたかったが、状況は厳しい。

とりあえず、石廊崎までは行こうと、県道16号に入って西進するが…
風はいよいよ強さを増して、酷いところでは12~13km/hでしか進めなくなる。

石廊崎に行くと、岬は駐車場からさらに徒歩のようだったので断念し、再び西進すると…



西の果て。「あいあい岬」に出た途端に猛烈な西風に体を持っていかれそうになる。
台風並みの風?写真を撮るのもやっとで、自転車も倒しかねない。
これ以上前進すると、転倒、落車のおそれがあるのでここでUターンすることにした。
(時間的にも土肥周りは無理だったみたい)

東に向かうも、なぜか追い風を感じない。風が巻いている。

下田に戻って少し時間があるので、町の中を散策してみた。
それこそ「歴史」のある港町。
ペリーロードなんてところがあって、なかなか雰囲気が良い。
まったく馴染みのない遠い町への訪問はとても新鮮な気分だ。


ペリーロードを散策していると、ロードに乗られるという方と出会った。
自転車の話を少々。
最後にペリー像を見学して下田の町を後にする。

再びR135をアップダウンして河津。
コンビ二に入ると酷く疲れた顔をしていた…
シュークリームを貪って、天城トンネルに向けて走り出す。

天城への登りがきつかった…
山から吹き降ろす北風に頭を押さえられて、ヒィヒィ言いながら坂を上る。


七滝ループ橋で高度を上げる。河津方面へ下るランドナーがひとり。

天城トンネルまでの数キロの道程が、えらく長く感じた。
味気の無い現道のトンネルをくぐって湯ヶ島側。
すでに夕刻、朝と変わらないひんやりとした山間いの国道を道の駅まで下る。

16時頃。道の駅「天城越え」に無事到着。
自転車を片付けて「わさびソフト」を試してみる。。
普通のソフトクリームに目の前でおろしたてのわさびをトッピングしたもの。
これは美味いものなのか?首をかしげながらいただいた。

今日の記録
走行距離 111.7km
平均時速 21.7km/h
累積標高 1,890m+

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