ホリスティックライフ in 世田谷

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東電社員は給料返上か寄付を!

2011-03-24 18:42:58 | 東日本大震災
原発がどうなってしまうのか、
まだ分からない今。
すでに広範囲にわたる被害が出ています。
農家・酪農家にとっては、莫大な損失となります。
水道水への影響も出てきています。
漁業へも。

不安は広がるばかりです。

もちろん、近隣に住んでいた住民にとっては、
いつ帰れるのか分からない、
もう帰ることはできない、そんな思いで
避難生活を送っています。
仕事もできません。

当然ながら、東京電力が補償をするべきですよね、
だれがどう考えても。
国が肩代わりするということは許せません。
国も「共犯」という考えもあるので、それもありでしょうが、
自分の税金があの事故の補償に回されるのは
納得がいきません。

ここでは便宜上、
原発をつくるに至った責任としての
日本国民全体のことは考えに入れないことにします
(本当はそこが重要なのですが)。

職業柄、ちょっと調べてみました。

東電の取締役は、2009年度21人。
役員報酬は、取締役総額で7億2100万円でした。
単純に人数で割ってみても、1人3400万円です。

「厳しい業績を鑑み、2007年11月から実施している
 減額を継続することとしました。」

で、この額ですよ(詳しくは東電のアニュアルレポートp.37を)。

もちろん、東電の38000人の社員も、
このところ景気が低迷していた日本にあって、
かなりいい給料をもらっています。

原発によって莫大な被害を蒙っている人たちのことを考えれば、
東電の社員は、当然、給料半分(あるいは全額)返上するとか、
給料半分(あるいは全額)寄付するとか、
そんなことを実際にやってほしいですよね。
たとえ住宅ローンがあろうと、
子どもにお金がかかろうと、
なにがあろうと。

社員も極限状態の生活を体験してみると、
被害にあった人たちの心が少しでも分かるというもの。

少しでも手助けになれば、と
避難所に行っても入れてもらえないでしょう。
謝罪に行った社員すら入れてもらえないということですから。

だから、せめて寄付という形で提供しては。
避難生活をしている人、被害を受けた農家・酪農家たちの
心を察して、とことん苦しい生活をしながら。

東電の社員が命をかけて原発の事故に立ち向かっている、
それはそれで本当に頭の下がる思いです。
といっても、実際のところ、東電の社員は何人いるのでしょう。
ほとんどは、関係会社の人であり、消防隊員であり、
自衛隊員であるはず。

結局は、東電社員もほかの会社員と同じように、
多くの社員が早く家に帰って、ニュースをみていたりして。

ところで、東電の2010年度の経営計画の方針のひとつは、
「危機突破の総仕上げ」だそうですよ。

「災害に強い原子力発電所の構築です。」
「~福島第一・第二原子力発電所においても、
 改めて耐震安全性の評価を行うとともに、
 柏崎狩刈羽電子力発電所でこれまでにえられた知見を反映した
 対策を着実に実施します。」

だそうですよ。
アニュアルレポートの社長インタビューp.9より抜粋しました。

もっと詳しく知りたい方は東電のアニュアルレポートを
ご覧ください(こちら。PDFファイルです)。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のり)
2011-04-20 11:10:35
全くの同意です
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Unknown (某子)
2011-04-20 14:44:23
うれしいコメント、ありがとうございます!
返信する

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