ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』

2018-04-07 13:55:57 | 最近読んだ本
鈴木猛夫『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』(藤原書店)

第二次世界大戦後、
日本人の食生活はすっかり変わってしまいました。

伝統的なご飯、味噌汁に漬物といった和食から、
ハンバーグ、スパゲッティ、パンといった洋食へ。
肉類、パン、乳製品、油脂類の摂取量は
急激に増えたのです。

今では当たり前の食生活かもしれませんが、
日本列島で人が食べてきた
長い長い年月を考えると、
その変化はあっという間でした。

それには、アメリカで用意周到に計画された
小麦戦略があったのです。
アメリカの農産物や家畜飼料を
売り込む計画が
しっかり立てられていました。

日本のほうでも
戦後の栄養不足から、
欧米式の栄養学がいいものとされ、
欧米型の食生活を目指すようになり、
「栄養改善運動」が進められました。

それでお互いうまくいった……
はずでしたが、
欧米型の病気も
一緒に増加するようになったわけです。

そのあたりの事情が
とくにアメリカの戦略や日本の状況が
分かりやすく説明されていて、
そういうことだったんだ、
と大発見でした。

当然、和食の良さを見直そうという
提言もされています。

体は日々食べるもので
つくられています。
長年日本人が食べてきた
和食を大切にしたいものです。
コメント
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