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サガミラン・1~長池公園

 長池公園“芝生広場”の林縁に生育している「サガミラン(相模蘭)」。ラン科シュンラン属の多年草で自身ではほとんど葉緑素を持たず菌類と共生する菌従属栄養植物。マヤランの白花品種とされてきたが最近の研究では、マヤランと遺伝子レベルの分化が大きく別種として扱うのが適当と考えられている。マヤランと同じく二季咲きの性質がありここでは7月にも開花していた。
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ワニグチソウ・2~果実

 大塚西公園の歩道脇に生育している「ワニグチソウ(鰐口草)」。キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ナルコユリ属の多年草で神社仏閣の軒下に吊るされている“鰐口”という金属製の平らな鈴に見立てて名付けられている。春に苞葉の下に2つの筒状の花を咲かせ秋に果実が稔る。果実は直径7~8ミリの濃藍色で上部には苞葉が残っている。
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ススキ

 今日は旧暦の8月15日。今夜の月は“中秋の名月”だが8年振りに満月と重なる。陰暦の日の区切り方と月の見え方が不一致であったり、月の楕円軌道のために新月(朔)から満月(望)までの経過日数が13.9~15.6日と変化しているなどの理由により、中秋の名月は必ずしも満月とは一致しなくなる。
 日本では古くから月を愛でる慣習があり、また農作物の収穫時期に重なるために十五夜はお祝いや自然へのお礼という意味で大切な日とされてきた。旧暦8月15日の月を『芋名月』と呼び、十五夜のひと月後の旧暦9月13日の十三夜を『栗名月』と呼んでいる。
 写真は奥高尾“一丁平”付近からの眺めで「ススキ(薄・芒)」の向こうに富士山が見える。今夜は名月が見られそうだ。
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