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フクオウニガナ・1~開花

 キク科フクオウソウ属の「フクオウニガナ(福王苦菜)」。同属のフクオウソウには茎や総苞に腺毛が多いが本種は無毛タイプになる。山地のやや日陰に生育し草丈は40~50センチ。大きいものは1メートルにもなるようだ。茎の上部に円錐花序を出し下向きの花を多数付ける。花は10~13個の舌状花からなり白い舌状花にはグレーの筋がある。
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ツルドクダミ

 堀之内地区の農道脇で見られる「ツルドクダミ(蔓毒溜)」。タデ科ソバカズラ属のつる性多年草でドクダミとは無関係。この塊根が生薬の“何首烏(かしゅう)”で滋養強壮や消炎の薬効がある。葉を揉んでもドクダミのような臭いは無く、その名は葉がドクダミに似ていることに由来している。中国原産で日本には江戸時代の徳川吉宗将軍の頃に渡来した。髪の毛を黒くするという薬効があるとされて、多くの大名がこぞってこれを栽培したという。今、各地で蔓延っているのはそれらが野生化したものとも考えられている。
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