元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
アケボノスミレ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8c/67986a1ea126e656c4bfd29927479129.jpg)
奥高尾“もみじ台北巻き道”で咲き始めた「アケボノスミレ(曙菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で、花色を夜明けの曙の空の色に見立てている。開花期には葉が十分に開かず、丸まっていることが多い。私が初めてアケボノスミレを見たのは7年前の高尾山だが、久し振りに見ることができた。
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際
少しあかりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる
夏は夜 月の頃はさらなり
闇もなほ 蛍の多く飛びちがひたる
また ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行くも をかし
雨など降るも をかし
秋は夕暮れ
夕日のさして 山の端いと近うなりたるに
鳥の 寝どころへ行くとて
三つ四つ 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり
まいて 雁などのつらねたるが
いと小さく見ゆるは いとをかし
日入り果てて 風の音 虫の音など
はた言ふべきにあらず
冬はつとめて 雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも またさらでも いと寒きに
火など急ぎおこして 炭持てわたるも いとつきづきし
昼になりて ぬるくゆるびもていけば
火桶の火も 白い灰がちになりて わろし
『枕草子』
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際
少しあかりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる
夏は夜 月の頃はさらなり
闇もなほ 蛍の多く飛びちがひたる
また ただ一つ二つなど
ほのかにうち光りて行くも をかし
雨など降るも をかし
秋は夕暮れ
夕日のさして 山の端いと近うなりたるに
鳥の 寝どころへ行くとて
三つ四つ 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり
まいて 雁などのつらねたるが
いと小さく見ゆるは いとをかし
日入り果てて 風の音 虫の音など
はた言ふべきにあらず
冬はつとめて 雪の降りたるは言ふべきにもあらず
霜のいと白きも またさらでも いと寒きに
火など急ぎおこして 炭持てわたるも いとつきづきし
昼になりて ぬるくゆるびもていけば
火桶の火も 白い灰がちになりて わろし
『枕草子』
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« アオバナアオキ | ゼンマイ・2~... » |
国語教師(女性)の朗々たる詠誦には全員うっとりしていました。
すみれ色は素敵ですね、大好きです。
だいぶ前にこの全文をかな文字で横条幅紙に書いたことがあります。鎌倉市展に出しました。
似たスミレを見ますが同種であるとは断定
できないです。こちらですとスミレサイシ
ンなどもありますし。花が先で葉が後を追
う感じなのでやっかいです。
さて、今朝も又寒いです。昨日は雨では
無くてぱらぱらと音がするものが..
きれいなピンク色をしています。
私も高尾山で出会ったことがあります。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。