goo

イノデ・1~鹿島緑地

 鹿島緑地の雑木林に生育している「イノデ(猪手)」。オシダ科イノデ属のシダ植物で、葉身は60~70センチ。中軸には褐色の鱗片がイノシシの手のように密生している。関東地方以西の林内や林縁で多く見られ、その仲間も多い。その見分け方のポイントが図鑑などで紹介されている。それらによると、
①葉表の光沢
②中軸鱗片の形と幅
③ソーラスの付き方
④葉柄基部の鱗片の形と色
で見分けるという。一口に光沢と言われても皆同じようにも見えるので、数多く見て情報を増やしていくしかない。思い起こせば、このブログを始めた16年前は、スミレの区別などすることなくすべて“スミレ”で一括りしていたが、11年前からスミレの同定を進めていき、昨年までで当地に26種類あることを確認した。同じようにシダ植物の同定も少しずつ進めていこう。ちなみにこのイノデは葉表は濃緑色で光沢があり、中軸の鱗片は披針形で褐色。ソーラスは中間に付き、葉柄基部の鱗片は披針形~広披針形で褐色だった。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« オトメツバキ オオバギボウ... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (平家蟹)
2020-02-27 19:18:58
光沢と言われても主観的だし、形や色も主観的なとこもあるし変異もあるし・・・
シダに限らず初心者の頃は区別の仕方を本やネットで色々調べましたが結構主観的な表現が多い。
主観的な表現では分からないよ、と思っていましたがだんだん慣れていく内に自分でも主観的な表現を使うようになってきました(汗)
やはり習うより慣れろですね。
 
 
 
平家蟹様 (多摩NTの住人)
2020-02-27 20:55:31
コメント有り難うございます。スミレ観察はずいぶん数をこなしましたが、シダはまだ始めたばかりです。もっと数をこなせば見えてくるものがあるのでしょうね。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。