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散歩道・64~東京都立大学

 台風9号が過ぎ去り、“特別警報級”の勢力になると予想される台風10号が九州に近づいている。気象庁は事前準備を呼びかけており、何とか被害が最小限であって欲しい。写真は東京都立大学(今年4月に首都大学東京から現大学名が復活)南大沢キャンパスのシンボルとされる“光の塔”。南大沢駅はこの塔の右側(南側)300メートルのところにあり、我が家は塔の右奥(東側)700メートルのところにある。塔の右下に見える樹々は松木日向緑地で、東西1キロ、南北100メートルの細長い南向きの斜面の雑木林。ノジスミレキンランギンランコクランタシロランアキノギンリョウソウなどの希少植物や、ヤブザクラアオギリモミジバフウなど多くの花木もみられる。青空の向こうには入道雲が湧き出しており残暑は厳しい。
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散歩道・63~ダイミョウセセリ

 蓮生寺公園のミソハギに止まっていた蝶。これは「ダイミョウセセリ(大名せせり※)」だろう。セセリチョウ科ダイミョウセセリ属で、この仲間は翅を開いて止まる。ダイミョウセセリは東日本では後翅の表面は黒いが、西日本では前翅と同じように後翅にも白い斑があるようだ。“セセリ”とは九州では害虫のブヨのことを指すようだが、“せせる”とは尖ったもので繰り返しつつくという意味になる。と言ってもこの蝶が人を刺すようなことは無い。“大名”の名前は白い斑を大名の紋付きの着物に見立てている。
 ※せせりの漢字は手へんに弄。
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散歩道・62~キタテハ

 長沼公園“殿ヶ谷の道”では北米原産のアラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草)が大きな群生になっている。その花を撮ろうとすると、黄色い蝶が目の前に止まった。これはタテハチョウ科キタテハ属の「キタテハ(黄立羽)」。体長は3センチほどの夏型の成虫で秋型は黄色の部分がもっと鮮やかな山吹色になるようだ。翅を立てるとその裏はくすんだ赤褐色で枯れ葉に紛れる保護色になっている。
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散歩道・61~平山城址公園

 多摩ニュータウンが拡がる多摩丘陵の一画に“平山城址公園”がある。南は東京薬科大学に隣接し、西には長沼公園がある。昭和55年に開園し面積は120,013㎡。丘陵の北斜面に東西1キロ南北100~200メートルの細長い公園で、その大部分は雑木林からなる。500本以上のソメイヨシノやヤマザクラが植えられている桜の名所であり、多くの野鳥や昆虫も生息している。この地域に源氏の侍大将“平山季重(ひらやますえしげ)”の屋敷などがあったと考えられ、公園辺りにはその見張所があったとされていて、公園の名前になった。展望広場からは北に八王子市街地が見渡せる。平山季重は武蔵七党・西党の最大勢力で、1156年の保元の乱の際には源義朝に従い、1159年の平治の乱では源義朝の長男の源義平に従ったという。公園には目立った遺構は無く、写真の石垣は公園整備の際に作られたようだ。
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散歩道・60~カブトムシ

 今から46年前(昭和49年)の今日、大学1年生の私は友人2人と横浜駅付近の“青木橋”を自転車でスタートし、東海道、山陰道を走って山口県を目指した。約1,300キロを民宿や時には駅の待合室に寝泊まりしながら旅を続け、帰路は自転車を折りたたんでブルートレイン“特急あさかぜ”で横浜に戻った。今では懐かしい思い出。その時の旅程を以下に書き出しておこう。
1日目(8月8日):横浜青木橋→小田原→芦之湯(国道1号線最高地点874メートル)→箱根峠→清水149K(友人宅泊)
2日目:清水→久能山→宇津ノ谷峠→磐田86K(駅泊)
3日目:磐田→浜松→岡崎→名古屋125K(親戚宅泊)
4日目:豪雨のため一日休息(親戚宅泊)
5日目:名古屋→岐阜駅→関ヶ原→彦根93K(彦根駅泊)
6日目:彦根→京都73K(洛頂旅館泊)
7日目:京都→亀岡→綾部80K(駅泊)
8日目:綾部→天橋立→久美浜93K(駅泊)
9日目:久美浜→玄武洞→城崎→諸寄71K(民宿藤田泊)
10日目:諸寄→鳥取31K(駅泊)
11日目:鳥取→境港104K(友人宅泊)
12日目:境港→出雲大社63K(ユースホステルえびすや泊)
13日目:出雲大社→日御碕→出雲大社15K(大社旅館泊)
14日目:出雲大社→浜田91K(駅泊)
15日目:浜田→津和野76K(駅泊)
16日目:津和野→山口49K(親戚宅泊)
17日目:従弟の案内で萩市内観光(親戚宅泊)
18日目:従弟の案内で関門橋観光(親戚宅泊)
19日目:山口→秋吉台・秋芳洞→大正洞→景清洞→山口80K(親戚宅泊)
20日目:山口→防府19K(親戚宅泊)
21日目~23日目:防府市の親戚宅で休養
24日目:山陽本線防府駅19:29発“あさかぜ2号”乗車
25日目(9月1日):東海道本線横浜駅9:04着
(防府→横浜乗車券2,500円、特急券1,200円、寝台1,100円、合計4,800円)

 さて今日、長池公園“第2デッキ”でアマチャヅルを探していると、奥の藪でゴソゴソ動くものがある。いつも見るコガネムシやカメムシよりは大きそうで、葉裏を覗くとそこには何と雄の「カブトムシ(兜虫・甲虫)」がいた。コガネムシ科カブトムシ属で体長は7~8センチ。兜も大きくて強そうだ。こうして自然の中に生息するカブトムシを見たのは、子供の時以来だと思う。

『少年時代』 作詞・作曲・歌:井上陽水 平成2年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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