えーと、前回はどこまで書きましたっけ?そうですね、TSファイルの作成が成功したとこまででした。その次の障害はエンコードの段取りですが、それはソフトウェア的な問題です。これとは別にハードウェア的な問題も実は抱えていました。
話しには聞いていましたが、地デジというのはアンテナ信号の強度や質に対して結構シビアなんですね。最初は上手くいっているように見えましたが、しばらく使っているうちに問題が有ることが分かりました。UHFの27chに相当する局のゲインがとても不安定でしばしばエラーを発生していることが分かりました。エラーが発生するとその部分の映像がブロックノイズで乱れたり、音声が途切れたりする現象が発生していました。これは何とかしなければなりません。なんせこの27chに相当する局はこの地方では私の大好きなフジテレビ系列の局に相当します。
この27chですが、ゲインが他の局に比べて低いようで、特に20dBを切るとエラーが発生しているようです。ネット上でいろいろ調べた結果、地デジ用のブースタを試してみることにしました。ユニデンのネット直販で3,980円(送料込み)を見つけたので早速発注しました。ただ、商品が届くまでの間何もしなかった訳ではありません。アンテナケーブルを減衰の少ないものに交換したり、F端子プラグも交換してみたりしましたが、現象は改善されませんでした。地デジはやっかいですね、アナログだったら少々映りが悪くても「まあ、しょうがないか」と思えるんですが、地デジはそうも言ってられません。なんせディジタルですから、1か0かです。映るか映らないか、イチかバチかの世界です。バチのまんまほっとくわけにはいきません。
ところで、家のアンテナの取り回しですが、壁の端子から出ているアンテナ信号のVHFは良好なのですが、UHFが少し弱くて画面にノイズが乗るため卓上ブースタを20年以上前から使っています。家にある全ての受像機器はこのブースタの出力につながれていて、今回のFriioも例外ではありませんでした。で、ふと思ったんですよ、この20年以上前のオンボロブースタを通さない信号をFriioに入れたらどうなるのかと。
その結果には驚きました。何故かブースタを通していた時よりもゲインの値が良くなってしまったのです。27chでもエラーが発生しなくなりました。「どういうこと?」、狐につままれた気分というのはこのことです。考えてみるに、20年以上前から使っているブースタですから劣化してるのでしょう。ブースタからの出力はおそらくノイズまみれだったのでしょう。アナログと地デジでは変調方式が違いますからそのノイズが影響したものと思われます。と言うことで2分岐を使ってブースタを通さない信号は地デジに、ブースタを通した方は従来のアナログ機器に接続することでこの問題は解決しました。その時です、玄関のチャイムが鳴りました。
そのチャイムは運送屋さんがユニデンの地デジ用ブースタを届けに来たことを知らせるものでした。「もう要りません」とは言えませんのでちゃんと受け取りました。因みに、この際せっかくだから20年モノのオンボロブースタの代わりに新品のブースタを使うというのも考えて試してみましたが、新しいブースタはUHF専用ですからどうやらハイパスフィルタが組み込まれているようでVHFが映らなくなるという弊害が発生したためこの案は没になりました。そういうわけで買ったばかりのブースタは今も箱の中で眠っています。
これで全てのハードウェア的な問題が解決したかと言うと、そうは問屋が卸しません。前述のようなことをやっているうちに新たな問題が発生しました。しばしばB-CASカードの読み取りがエラーになって「General Error」と表示されてカードを抜き差ししても復帰しないという問題が発生しました。復旧のためにはUSBコネクタを一旦抜いて再び差さなくてはならなくなりました。録画中にこれが発生することもあって、これでは使いモノになりません。ネットで調べてみると、他にも多くの人がこのエラーに悩まされていて、解決法のひとつとして日立製の外付けカードリーダを増設する方法が見つかりました。このカードリーダは3~4,000円程度でそんなに高価ではありませんがブースタの件もありましたし、購入は躊躇しておりました。
問題が山積で「もうこんなものオークションででも売っぱらってしまおうか」などと考え始めていたわけですが、よくよく考えてみますと使い始めて最初の1週間の間にはこのGeneral Errorなるものは発生していなかったのを思い出しました。そう考えてみますと、アンテナの問題を解決する過程で何か「下手こいた」に違いありません。さて、何をやっちまったのでしょうか?思い出してみましょう。
アンテナ線を新しい物に張り替えたのは前に書きましたが、その他にもいろいろやりました。例えば、アンテナ線やUSBケーブルにノイズカット用のフェライトコアを巻いてみたり、USBのポートを別の差込口に替えてみたり...あっ、これか!そう言えば最初使っていたUSBポートとは違うポートに替えていました。早速最初の頃に使っていたUSBポートにつなぎ替えてみたところ、何と!エラーが発生しなくなりました。USBポートに相性があるようです。もうちちょっとでブースタと同じ轍を踏むところでした。危なかったです。
簡単にですが調べたところ、エラーが発生していたUSBポートはUSBマウスがつながっているポートと内部でHUBを共有していました。それに対して、エラーの発生しないポートは他の機器がつながって無くてコントローラを独占してしていることが分かりました。一般的に言えるのかどうか分かりませんが、Friioがつながっているポートでは他の機器とHUBを共有しない方が良いのではないかと思います。
そんなこんなで、ハードウェアの問題がやっと解決したのは、もう5月の下旬になっておりました。次回はソフトウェア編ですな。
話しには聞いていましたが、地デジというのはアンテナ信号の強度や質に対して結構シビアなんですね。最初は上手くいっているように見えましたが、しばらく使っているうちに問題が有ることが分かりました。UHFの27chに相当する局のゲインがとても不安定でしばしばエラーを発生していることが分かりました。エラーが発生するとその部分の映像がブロックノイズで乱れたり、音声が途切れたりする現象が発生していました。これは何とかしなければなりません。なんせこの27chに相当する局はこの地方では私の大好きなフジテレビ系列の局に相当します。
この27chですが、ゲインが他の局に比べて低いようで、特に20dBを切るとエラーが発生しているようです。ネット上でいろいろ調べた結果、地デジ用のブースタを試してみることにしました。ユニデンのネット直販で3,980円(送料込み)を見つけたので早速発注しました。ただ、商品が届くまでの間何もしなかった訳ではありません。アンテナケーブルを減衰の少ないものに交換したり、F端子プラグも交換してみたりしましたが、現象は改善されませんでした。地デジはやっかいですね、アナログだったら少々映りが悪くても「まあ、しょうがないか」と思えるんですが、地デジはそうも言ってられません。なんせディジタルですから、1か0かです。映るか映らないか、イチかバチかの世界です。バチのまんまほっとくわけにはいきません。
ところで、家のアンテナの取り回しですが、壁の端子から出ているアンテナ信号のVHFは良好なのですが、UHFが少し弱くて画面にノイズが乗るため卓上ブースタを20年以上前から使っています。家にある全ての受像機器はこのブースタの出力につながれていて、今回のFriioも例外ではありませんでした。で、ふと思ったんですよ、この20年以上前のオンボロブースタを通さない信号をFriioに入れたらどうなるのかと。
その結果には驚きました。何故かブースタを通していた時よりもゲインの値が良くなってしまったのです。27chでもエラーが発生しなくなりました。「どういうこと?」、狐につままれた気分というのはこのことです。考えてみるに、20年以上前から使っているブースタですから劣化してるのでしょう。ブースタからの出力はおそらくノイズまみれだったのでしょう。アナログと地デジでは変調方式が違いますからそのノイズが影響したものと思われます。と言うことで2分岐を使ってブースタを通さない信号は地デジに、ブースタを通した方は従来のアナログ機器に接続することでこの問題は解決しました。その時です、玄関のチャイムが鳴りました。
そのチャイムは運送屋さんがユニデンの地デジ用ブースタを届けに来たことを知らせるものでした。「もう要りません」とは言えませんのでちゃんと受け取りました。因みに、この際せっかくだから20年モノのオンボロブースタの代わりに新品のブースタを使うというのも考えて試してみましたが、新しいブースタはUHF専用ですからどうやらハイパスフィルタが組み込まれているようでVHFが映らなくなるという弊害が発生したためこの案は没になりました。そういうわけで買ったばかりのブースタは今も箱の中で眠っています。
これで全てのハードウェア的な問題が解決したかと言うと、そうは問屋が卸しません。前述のようなことをやっているうちに新たな問題が発生しました。しばしばB-CASカードの読み取りがエラーになって「General Error」と表示されてカードを抜き差ししても復帰しないという問題が発生しました。復旧のためにはUSBコネクタを一旦抜いて再び差さなくてはならなくなりました。録画中にこれが発生することもあって、これでは使いモノになりません。ネットで調べてみると、他にも多くの人がこのエラーに悩まされていて、解決法のひとつとして日立製の外付けカードリーダを増設する方法が見つかりました。このカードリーダは3~4,000円程度でそんなに高価ではありませんがブースタの件もありましたし、購入は躊躇しておりました。
問題が山積で「もうこんなものオークションででも売っぱらってしまおうか」などと考え始めていたわけですが、よくよく考えてみますと使い始めて最初の1週間の間にはこのGeneral Errorなるものは発生していなかったのを思い出しました。そう考えてみますと、アンテナの問題を解決する過程で何か「下手こいた」に違いありません。さて、何をやっちまったのでしょうか?思い出してみましょう。
アンテナ線を新しい物に張り替えたのは前に書きましたが、その他にもいろいろやりました。例えば、アンテナ線やUSBケーブルにノイズカット用のフェライトコアを巻いてみたり、USBのポートを別の差込口に替えてみたり...あっ、これか!そう言えば最初使っていたUSBポートとは違うポートに替えていました。早速最初の頃に使っていたUSBポートにつなぎ替えてみたところ、何と!エラーが発生しなくなりました。USBポートに相性があるようです。もうちちょっとでブースタと同じ轍を踏むところでした。危なかったです。
簡単にですが調べたところ、エラーが発生していたUSBポートはUSBマウスがつながっているポートと内部でHUBを共有していました。それに対して、エラーの発生しないポートは他の機器がつながって無くてコントローラを独占してしていることが分かりました。一般的に言えるのかどうか分かりませんが、Friioがつながっているポートでは他の機器とHUBを共有しない方が良いのではないかと思います。
そんなこんなで、ハードウェアの問題がやっと解決したのは、もう5月の下旬になっておりました。次回はソフトウェア編ですな。
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