Beautiful☆Life

ひとりごと

また買ったPS2

2006年02月27日 | PS2というコンピュータ
 また買ってしまいました,PS2. 日曜日に久しぶりにハード・オフに行ってきた.目的は12VのACアダプタを捜すためだった.あいにく適当な物が無くてガッカリしていたのだが,ふと見るとショウケースの中に2,100円のPS2が置いてある.この時はまだ買うかどうか決めていなかったのだが,取りあえず銘板を見たかったので店員さんに「ちょっと見せて下さい」と頼んでショウケースを開けてもらった.背面の銘板を見ると「SCPH-30000」とある.しかも封印シールは貼ったままである.「これって拾いモンじゃん」と思った.そしたら口が勝手に「これ下さい」と言っていた.

 使い道があって欲しかった訳でも何でもない.取りあえず確保である.ラベルには「ソフトを読み込みません」と書いてあったが,むしろそちらの方が私好みなのである.障壁が有る方が燃えるのだ.マゾか?そして封印シールをものともせずバラしていじくり倒すのが快感なのである.サドか?

 家に帰って早速現状をチェックしてみた.電源を繋いでディスクトレイを開けてみると,
「なんじゃこりゃーーー」
「三国無双」のPS2ゲームディスクが入ったままになっている.ラッキー!と思ったが,私はゲームはしない人なのでどうでも良かった.でも,考えてみるとゲームをしないからPS2用のソフトを1枚も持っていない.起動テストをするときなどに時々何でもいいからPS2用のソフトがあるといいなとは思っていた.やっぱりこれはラッキーだったのだ.

 さて現状だが,CD-ROM(PS1ソフト)は問題なく読む.DVDはと言うとこれがビミョーである.オマケで付いてきた「三国無双」は起動しなかった.DVDビデオはというと,「トイ・ストーリー2」(片面2層金色)を試したところやっぱり駄目.ところが,テレビを録画した自作のDVD-Rは再生するのである.ほんとビミョー.

 とりあえずレンズの洗浄である.何の躊躇もせず封印シールを切って分解,イソプロパノールを染み込ませた綿棒でフキフキする.ついで反対側の乾いた頭で乾拭きする.綿棒の先を見てみると微かに茶色い物が付着している.やっぱこれだったのかなと思う.筐体を開けたまま起動テストをしてみる.三国無双は駄目,トイ・ストーリーはOK.一歩だけ進んだがやっぱり駄目である.ビミョー

 結局レーザの出力調整をやらなければならない様である.これももう慣れっこになっていて,目をつむっていても分解できる.すみません,嘘をつきました.目をつむってたら何もできません.で血まなこになってレーザの調節をしました.これがまたもの凄く小さな半固定抵抗を回さなければならないのです.どのくらい回したかを確認するために,動かす前に元の位置をマジックで印を付けておきます.これがまた小さいので大変なんです.最も細いマジックでも「太すぎるわ」と思ってしまいます.しかも老眼...

 というわけでマゾヒスティックだかサディスティックだか分からない快感を感じながら全てのディスクが良好に読み込めるよう修理いたしました.

さて,これもLinuxサーバにしちゃいますか...

PS2Linux インストール編

2006年02月26日 | PS2というコンピュータ
 PS2Linux Kit を持っていない私が,PS2にLinuxをインストールしようと思い始めてかれこれ8ヶ月が経った.最近進展があったので興味のある人は是非読んでみて下さい.

http://bootnet1.dip.jp/
または
http://bootnet1.hp.infoseek.co.jp

の中で「PS2(PlayStation2)というコンピュータ」というあたりに書いています.もしかしたらンニーから削除依頼が来るかも知れないのでお早めに.

PS2Linux

2006年02月23日 | PS2というコンピュータ
 PS2Linuxに関してこの1週間というものもの凄く動きがあったのだが,ブログを更新する余裕が無かった.それぐらいドップリとハマっていたのである.
 BlackRhinoで2,3日Webサーバを運用してみたのだが,これがまたもの凄く不安定で,ちょっと負荷をかけてやるとハングアップしてしまうのである.で,また立ち上げ直す.でもまたすぐに落ちるの繰り返しで,実際これは使いものにならないなぁと思った次第である.
 でも,もうBlackRhinoなんてどうでも良くなった.正式版 1.0 をインストールすることに成功したのである.3ヶ月前に諦めていたのだが,例の台湾のお友達から私には思いも付かなかったようなサジェッションがあり,あれこれやっているうちにインストールできてしまったのである.この詳細についてはそのうち書くつもりだ.
 正式版はかなり安定している.テストで2,3日Webサーバを立ち上げいるが,安定して稼働している.良かったら見てみそ.
http://bootnet1.dip.jp
ダイナミックDNSという技術を使って,プライベート・ネットワークにあるhostをインターネットに公開している.したがってIPアドレスはころころ変わるがドメイン名は変わらない.テストなので落ちていることもあるのでよろしく.

PS2Linux BlackRhino その2

2006年02月17日 | PS2というコンピュータ
 昨日のブログに引き続いてこれを読んでいる人がいたら,まんまと術中にハマったことになる.気になるよねぇ,あの終わり方じゃ.でも本当のことを言うと用事があって尻切れトンボになってしまったのが真相.

 さて,画面が真っ暗になったのは実はたいしたことではなかった.VGAモードからTVモードに切り替わっただけだったのである.つまりテレビの方の画面にはちゃんとブートアップ時に流れる文字群が表示されていた(様な)のである.VGAディスプレイの方ばかり見ていた私は呆気に取られてしまったというわけ.

 無事ブートが終わってログイン・プロンプトが表示されている様に見える.たぶんそうだったのである.良く見えないのだ.画面が垂直方向にダーダーに流れて文字が読めない.どうやらPALモードで立ち上がっている模様.何事も一筋縄ではいかないのが,私の人生である.こんなことは慣れっこだ.構わずログイン名「root」を打ち込む.画面は流れているものの素早くまばたきをすると一瞬静止画面が得られるのでそれを繰り返して確認する.passwordのプロンプト無しにいきなりログインしてしまう.説明文にもそう書いてある.因みにインストール手順の詳細はBlackRhinoのオフィシャル・ページにも掲載されている.さらにディスクにパーティション情報を書き込むためにPS2Linux用のfdisk

# ps2fdisk

を打ち込む.すると急に行数が増えた.ちゃんと稼働しているようである.が,
あーーーーっ もう限界だ,こんなことやってられるか!この画面の野郎止まりやがれ!!!
やっぱりこれじゃ駄目だ.他人から見るとさぞ滑稽なことだったろうと思ったり.
もしやと思い,SELECT+R1を押しながら起動しなおす.すると今までVGAディスプレイでしか見たことのなかった画面が最初からテレビに映し出される.しかもPALモードではなくちゃんと静止している.これはこれでちょっと感動した.いけるかもしれないとちょっとだけ期待した.が,ブート・アップの段になるとやはりPALモードになってしまう.万事休すか.

 ここで普通の人ならNTSCモードで同様のディスクイメージは無いかとネット上を探し回ったり,怪しげな掲示板で質問を投稿したり,あるいはあきらめたりするのだろう.正直そんな考えは全く浮かばなかった.私はいやしくも技術屋なのである.「そもそもどこでPALモードの設定がなされるのか」という一点に私の思考は集中していた.それでブート・ディスクの中のファイルを片っ端から調べてみた.そしたら,有るではないですか,SYSTEM.CNFとP2LBOOT.CNFの中に「VMODE=PAL」とか「crtmode=pal」の記述があちこちに.PALをNTSCに全部書き替えてしまえば良いわけです.

 書き替えたファイルでCDを焼き直せば良いのだが,実はPS1やPS2のCDやDVDは特殊なセクタ構成になっている様で,普通にライタソフトを使って焼いてもちゃんと起動するディスクは作れない.そこで登場するのが"CDGENPS2"なるソフトである.知らない人は知らないが知らなくていい人も知らないと言う超マニアックなソフトである.これを使ってディスク・イメージをリビルドする.

 こうやって苦労の甲斐があり,インストール用miniLinuxの静止したログイン画面まで行き着くことができたのである.そろそろ昼休みが終わるので続きは今度.

PS2Linux BlackRhino

2006年02月16日 | PS2というコンピュータ
 BlackRhinoと聞いて「なーんだ知ってるよ」と思った人は沢山いると思う.というのも多くの人が知っているBlackRhinoはSonyからの正規版PS2Linuxがインストールされている環境でインストールできるというもので結構有名なのである.それならば,私のように正規版を持っていない者には無用の長物なのである.しかしながら,そんな物を私がここで話題にする訳はない.

 結論から言う.正規版のPS2Linuxを持っていない私のPS2には今BlackRhinoがインストールされている.BlackRhinoにはHack版というのが存在する.正規版のDISC1にあるインストーラにBlackRhinoを滑り込ませたCDイメージが存在する.例の台湾のお友達からそれを教えてもらったのである.殆どのP2Pネット上からも入手可能なのだそうだ.といっても,私の場合は普通にHTTPプロトコルでダウンロードした.

 で,昨日の晩のこと,早速CD-Rに焼いて,度々お世話になっているSWAPMAGICを使って起動してみた.もちろん自作のVGAアダプタを使ってパソコン用のディスプレイに接続してである.後から解ったことだが,SELECT+R1を押しながら起動するとテレビ画面に最初から映すことができると判明.いままで何をしてきたことか orz .とにかくこの時にはそれを知らないので何もボタンを押さないで起動してVGAディスプレイに表示させた.そして,ディスプレイにはPS2Linux DISC1を起動したときと同じ画面が映し出されたのである.期待は膨らむばかりである.

 メールに添付したあった説明文を見ながらその通りの操作をする.画面真ん中の「BOOT」のボタンを選択して○ボタンを押す.画面左上に出てくるメニュから「INSTALL BR」を選択して再び○ボタンを押す.するとCDドライブの回転が上がる音とハードディスクにアクセスする音が高くなる.画面には「Loading...」の文字とともに進捗状態を表示するバーの目盛りが進んで行く.この後,100%に達してインストール用のminiLinuxが立ち上がるはずなのだが,画面が真っ暗になる,信号が来ていない表示になる.
なにぃーーーーーーーーーーーーーー!!と思った.

英文メール(PS2Linux関連) その後

2006年02月15日 | PS2というコンピュータ
 返事を書いたらそれに対する返事が即返ってきた.しかも添付ファイルまで付けて.添付ファイルはとあるホームページの記述のコピー(これも英語),読んでみて期待が膨らんだ.

 debian系のディストリビューションでBlackRhinoというPS2上で稼働するLinuxのディストリビューションがあるというのである.送ってくれた本人はまだ試していないそうである.BBキットはインストールしているがPlayonlineを稼働させているのでフォーマットしたくないそうである.それで私に試してみてうまくいったかどうか知らせてくれと言うのである.これってもしかして,いわゆる「人柱」か!! でも,喜んで人柱になってあげます.

 当初の計画ではsonyから出荷されたLinuxを載せる予定だったのだが,今回のこの計画は当初とはだいぶ違ってくることになる.しかしながら,とにかくPS2でLinuxを稼働させるという大筋では変わっていないので良しとしよう.といってもまだ試していないのでどうなるのかわからないけど...

 「PS2というコンピュータ」のカテゴリに続きが書けるとは思っていなかったので,なんだかうれしい.が,Debian系は触ったことがないので不安もある.

 LinuxのディストリビューションはRed Hat系,SUSE系,Debian系,Slackware系が有名どころである.このうち主に使っていたのはRed Hat系である.それには理由がある.Red Hat系のひとつにVine Linuxというのがあって,国内で開発が進んでいるものがある.つまりは日本語環境を充分に意識しているのでどうしてもそちらの方に流れていったという訳である.国内のもう一つの有名どころはにTurbo Linuxというのもある.これもまたRed Hat系なのである.

 Debian系は以前は大学の研究室等で盛んに使われていたように記憶しているが,今はどうなのか良く知らない.まあ,新しい挑戦なので解らないことが多いほど知的好奇心もまた湧くというものである.ネタを提供してくれた一通の英文メールに感謝である.

英文メール(PS2Linux関連)

2006年02月15日 | PS2というコンピュータ
 昨日,台湾の方から英文のメールを頂いた.読んだのはついさっきだが届いたのはどうやら昨日のことのようである.Subjectが英文だったので,最初はいつものどうでもいいスパム・メールかと思った.なにげにSubjectを読んだらどうもスパムではなさそうなので開けて読んでみる.そしたらなんと,私のホームページを読んでメールをくれたと書いてあるではないか.私のホームページもワールド・ワイドになったものだ.

 このお方,日本語が少しは読めたり話したり出来るそうで,PS2をいじくり倒す方法についてのアドバイスを教えて下さった.既に知っていることもあったが,知らない有益な情報も多々含まれていた.ようやく収まりかけていたPS2熱がまた再発しそうである.ただ,オリジナルのディスクを使わないでPS2Linuxをインストールすることは出来そうにはない感じだった.詳しく調べていないのでもしかしたら重要な情報が隠されているかも知れないが...

 このメールにはお返事を書かせて頂いた.英作文は本当に久しぶりだ.ちょっと汗をかいた(汗.最後に「二つの中国の間に平和が訪れることを切に願っている」と書かせてもらった.本当にそう思っている.なに?英語でどう書いたかって?それは秘密.