Beautiful☆Life

ひとりごと

ノートパソコン(ジャンク) その2

2008年02月24日 | PC関連
 500円で買ったジャンクパソコンがその後どうなったかを書く前に前回の「竹島の日」について補足です。なぜ2月22日が竹島の日になったのかと言いますと、1905年2月22日に太政官布告によって竹島が正式に島根県に編入された記念すべき日なのです。その百年後の2005年の同日に島根県によって百年記念として竹島の日が制定されたということです。



 というわけで、まずはメモリを64MBから128MB(64MBx2)に交換しました。外して手前に置いているのが元々付いていたメモリです。同じ容量なので1枚加えるだけで良いようなものですが、同品種で揃えたほうが何となく気持ちが良いので総替えしました。オークションで手に入れたACアダプタをつないでドキドキしながらスイッチをONにしますとあっけなく起動しました。しかも液晶も無傷です。が、この段階ではまだハードディスク無しですのでこれ以上先には行かずブート可能なディスクが無いと言って怒っております。



 さて、ハードディスクですが、これもオークションで手に入れました。この写真がそうですが、もしも本体が起動しなかったら単体のハードディスクでは無用の長物になると思いUSB接続ケース付きのものを入手しました。これですと駄目だった時にも2.5インチのポータブルディスクとして使えます。ですが本体が起動したので逆に空っぽの箱が残ることになりました。




 起動する所までは確認しましたが、OSをインストールできなければ話しになりません。と言うわけでとりあえずOSをインストールしてみました。まずはWindows 2000をインストールしてみました(写真上)。CPUが遅いので少し重いですがちゃんと稼働しています。さてWindowsXPでもいけるのか試してみたくてたまりません。というわけでインストールしてみました(写真下)。写真はインストール途中のものですがちゃんとインストールできました。500円にしてはイケてますよこのノートパソコン。

 因みに、写真を見て分かると思いますが、バックライト用のインバータが剥きだしだったりして液晶の枠がありません。これはヒンジ部分がバキバキになっていて、開閉時に完全に崩壊しそうだったのでわざとパネルの枠を外すことにしたためです。したがいまして、液晶パネルの後ろを何かに立てかけておかないと倒れてしまう状態になっています。最終的にはサーバとして蓋をしたままその辺に置きっぱなしにする予定なのでどうってことはありません。操作は全てリモートから可能なように作るつもりです。

 さて、Windowsのインストールには何の問題も無かったかと言うとそうはいきませんでした。一通りいじくり倒した後に電源を切ろうとしたとき問題が発覚しました。シャットダウンの時に自動的に電源が切れないことが分かったのです。どうやらBIOSが対応していないようです。NECのサポートページに行くと案の定BIOSのアップデートが公開されていました。是が非でもアップデートを実施しなくてはいけません。

 BIOSのアップデートは今まで他の機種で何度か行ったことがありますが、こればかりは心臓に良くありません。アップデート途中に不測の事態が発生すると二度と起動できなくなるからです。BIOSアップデートの方法は機種によってまちまちですが、この機種の場合はアップデート用のフロッピーディスクを作って起動時に走らせる仕組みのようです。

 これが一筋縄ではいかなかったんですよほんとに、こんな単純な作業なのに。まずはフロッピーディスクですが、今時フロッピーディスクですよ、はい、あちこち捜しましたよ。見つけることは見つけたのですが、BIOSアップデートに失敗は許されませんからどうでも良い物は使えません。なんとかフロッピーを捜しだしたあと、BIOSアップデート用のプログラムをデスクトップにダウンロードしました。それをダブルクリックするとDOS窓が現れて実行し始めるのですが、何度やっても途中でエラーが出るんです。アップデート方法のドキュメントを何度も読みましたが解決法が見つからないまま2日くらい経ちましたでしょうか。

 本当にうっかりしていました。よくよく読んでみますとコマンドプロンプトを開いてmakefd.exeというコマンドを実行すると書いてあります。そうなんです、ダブルクリックじゃ駄目だったんですよ、コマンドラインから実行しないと駄目だったんです。と言うわけでBIOSのアップデートは紆余曲折しながらも成功しました。その結果、ちゃんとシャットダウン時に自動的に電源を切る動作をするようになりました。ヤレヤレ。

次回はネットワーク接続の巻です。


竹島の日

2008年02月22日 | 差し障りの無いブログ
 本日2月22日は「竹島の日」です。竹島というのは島根県の沖合にある日本国固有の領土なのですが、戦後の混乱期に大韓民国の軍隊によって強制占拠されました。韓国ではこの島のことを「独島(ドクト)」と呼んでるそうですが、そんなことは知ったことではありません。日本は明治時代にこの島の領有を宣言して諸外国に通報して異議申し立てを待ちましたが、どの国からも異議はあがらず正式に領有に至りました(1905年)。

 ところが、当時の朝鮮半島は日本と併合していたため異議の申し立てができなかったという理由で韓国は韓国領土だと主張しています。確かにサンフランシスコ講和条約で日本は戦争によって得た領土を全面放棄することに同意しましたが、それには竹島は含まれていませんでした。韓国はわざわざアメリカに竹島は韓国領土で良いかと問い合わせをいていますが、竹島は領有放棄のリストには無いという回答だった文書が残っています(ラスク書簡)。つまりあれはアメリカも認めている日本の領土なんです。ですが、1952年当時の韓国大統領の李承晩(イスンマン)が勝手に国境線(李承晩ライン)を引いて領土主張をして占拠してしまったのです。酷いじゃないですか。

 この島は昔から日本の漁師さんたちが漁をするときの基地として使っていました。韓国軍が攻めて来たときも多くの丸腰の漁師さん達がこの島の周辺にいたのですが、野蛮な朝鮮人達は無抵抗の民間人である漁師さん達を殺害したり拉致したりしたそうです。その数は3,000人あまりだそうで、あまりにも酷い話だと思います。

 また、そうやって拉致した人々を人質に取って日韓基本条約の締結を有利に持っていったとも言われています。日本は国際司法裁判所で決着しようと韓国に呼びかけましたが、韓国はこれを拒否しました。なぜかと言うと、裁判になれば十中八九日本が勝つからです。韓国側の主張には裁判で勝てるほどの根拠が無いということです。

 竹島を返せ、この糞チョン。

ノートパソコン(ジャンク)

2008年02月21日 | PC関連


 先週の土曜日に500円で買ったノートパソコンです。もちろんジャンク品です。ジャンク品の購入と言うのはギャンブルみたいなものでイチかバチかと言うことになるわけですが、どこかの知ったかおじさんによりますとギャンブルに使うお金は収入の5%以内ならば健全な部類だそうです。そのまま適用すると、私の収入が1万円以上ならこのギャンブルは健全という事になりますが、それはたぶん大きな間違いだと思います。収入が1万円しか無い人がこんなガラクタを買っている場合じゃ無いでしょ、ホントに。

 それはともかく、こいつを買った理由は以前から考えていた低消費電力のホームサーバの構築に使えないだろうかと思いついたからなんです。前にも同様のことを考えて本来はゲーム機であるプレイステーション2にLinuxを載っけて運用していたことがありますが、あの代物は消費電力が50Wもあるのに大して処理が速くもなく、冷却ファンの音が結構うるさいし、CPUがMIPSのR30000とかいうのをベースにしているためネット上に山ほどあるx86系の石を念頭においたLinux用のソフトウェアの互換性にも限界があるという欠点だらけでした。



 そういう訳で、箱の中に無造作に放り込まれていたジャンクの中から起動しそうな比較的綺麗な物を選んで買って帰りました。どこら辺がジャンクかと言いますと、古いのはもちろんですが、最も酷いのは本体と液晶の間にあるヒンジの部分が左右ともバキバキに割れているという点です。最悪の場合液晶が映らないかも知れませんが、背面にVGAのコネクタが付いていましたので本体が起動すれば外部のディスプレイに繋げて表示できると思ったので大して問題にはしませんでした。それにサーバとして使うのなら設定時以外はディスプレイは必要有りませんし、一旦OSが稼働すればリモートからでも操作できます。

 さて、店ではスペックなどを確認することはできませんでしたので、後から調べてみました。

型番 NEC PC-LW30H63D6
CPU Celeron 300MHz
MEM 64MB(Max256MB)
LCD 13.3インチ TFT液晶
HDD 6.4GB
CDD 24倍速
FDD なんと3モード(さすがはNEC)
消費電力 20W(Max 50W)

というスペックでした。思ったよりも低スペックだったのでちょっと残念な気がしました。分解してみたところハードディスクは抜き取られていましたが、マウントやケーブルは残っていたので助かりました。メモリも空かと思いきやちゃんと残っていました。ACアダプタはもちろん付いていませんでしたが、調べてみると定格電圧19Vとなっていました。そう言えばSONYのVAIOのACアダプタの電圧も19Vだったと思い、使えるのではないかと意気込み試してみましたが、コネクタ形状が異なりNGでした(残念)。

 さて、起動テストをしようにもACアダプタが無ければ話しになりません。早速YAHOOオークションで探して1,200円で落札しました。ついでに2.5インチのハードディスクも2,500円(10GB)で落札しました。それからメモリは64MBでは心許ないので手持ちの余っているメモリを使って128MBにアップグレードしました。

 という事で本体と部品と送料を合わせて5,200円になってしまいましたので、健全なギャンブルのボーダーラインが一気に10倍に跳ね上がりました。ま、まだ大丈夫です。十万円以上の収入はありますから(声が震えている)。でも、これが本当に起動しなかったらちょっと痛い感じになってきたのは事実です。

 続きは明日...

恋人にしたいアーティスト

2008年02月18日 | 差し障りの無いブログ


2008/02/16放送のCDTVでのアンケート、恋人にしたいアーティストベスト20(女性)だそうです。

1位 YUI、2位 持田香織(Every Little Thing)、3位 大塚愛、4位 石川梨華(美勇伝)、5位 浜崎あゆみ、6位 高橋愛(モーニング娘。)、7位 安倍なつみ、8位 安室奈美恵、9位 吉澤ひとみ、10位 倖田來未...以下略


南大門の復元

2008年02月14日 | 差し障りの無いブログ


 先頃放火によって焼け落ちた韓国の首都ソウルにあった南大門(ナムデムン)またの名を崇礼門(スンレムン)を復元することが決まったそうです。その復元予想図がこの写真です。国宝第1号も継承するそうです。実は国宝第1号の指定には議論があったそうです。何故かといいますと、「国宝第1号」という指定を最初に行ったのは日本統治時代の朝鮮総督府だったからだそうで、あの憎き日本によって指定された国宝を有り難がって良いものかどうかという議論があったそうです。どうやら、彼の国には普遍的価値観という概念は無さそうです。知れば知るほどにネタが溢れ出てくる国というのもそう滅多にあるものではありません。

 ついでに日本統治時代に壊された城壁も再現することにしたそうです。両翼に広がっている石垣がそれのようです。「えっ?城壁なんて有ったっけ?」と思ったのは私だけではないでしょう。それでちょっと調べて見ました。

1895年の南大門(統治前)


 統治前の南大門の写真です。汚い掘っ建て小屋ばかりが目について気が付きませんでしたが、確かに城壁が有りました。因みに日本統治によって破壊の限りを尽くされたのが下の写真です(笑)。

日本統治時代


 まったく何てことをしたんでしょう。掘っ建て小屋は無くなってるし、道路は舗装されているし、懐かしき良き時代の郷愁をそそるソウルの面影が台無しです。

テキサスの親父

2008年02月13日 | 差し障りの無いブログ
 YouTubeにアップされている動画ですが、これが傑作なんです。

http://au.youtube.com/watch?v=ETaHPEjSYQA(1月31日付)
http://au.youtube.com/watch?v=Gy9PkuzmIWU&feature=related(2月10日付)

 捕鯨に反対しているグリーンピースの活動を批判して日本を擁護している内容です。「日本は礼儀正しくて大人しいからいい気になって乱暴を働いている腰抜け共だ」とグリーンピースのことを痛烈にこき下ろしています。

 でも、この親父笑いすぎ。

工具マニア

2008年02月13日 | 差し障りの無いブログ


 実は私、何を隠そう「工具フェチ」なんです。はぁ?と言っている声があちこちから聞こえていますが、とにかく工具が好きなのでしょうがありません。ダイソーの工具コーナーを通ると特に必要も無い工具が必ずと言っていいくらいひとつは買い物かごに入れてしまいます。「クロムバナジウム」という音の響きがたまりません。

 写真の工具は「チェーンカッター」と呼ばれるものです。バイクや自転車のチェーンのコマを飛ばして長さを縮めたりするときに使います。なんで長さを縮める必要があるかというと、チェーンは使っていると段々延びてきてたるみが生じて、それが酷くなると走行中にチェーンが外れたりして危険です。もちろん、バイクにも自転車にも張りを調節する機構はあるのですが、それも限界があるのでこのような工具があります。もちろん、新品のチェーンに交換するのがベストと言えばそうです。

 そうなんです、新しいチェーンを買いに行った筈なんです。ところが私が行ったホームセンタではチェーンの陳列の直ぐ横にこの工具が置いてあったのです。新品のチェーンの値段は1,380円でした。そしてこの工具の値段も1,380円です。はい、同じ値段だったのです。普通の人なら工具になんか目も呉れないところですが、工具フェチの私は迷わず工具を買ってしまうわけです。アホだー。

勇気ある献立

2008年02月07日 | 差し障りの無いブログ


 味の素の「冷凍餃子」です。タレはゆずぽんにラー油です。
旨かったです、ビールと相性がピッタリです。と言っても発泡酒ですがね。

 しかし、JTフーズも生協連合も消費者を舐めてますよね。やっぱり歴史や伝統のある会社の方が信頼できるということが分かりました。JT(日本たばこ産業)という会社は1985年まで専売公社という半国営の公社でした。つまり「親方日の丸」ってヤツで、中の職員も公務員のような事なかれ主義でろくなもんじゃありません。国からドーンと資本をもらってスタート時点から大企業ですが、アグリ事業と称して食品事業に参入したのはつい最近のことです。言ってみれば、駆け出しのぺーぺーで地道に消費者の信頼を得てきた老舗の民間企業とはノウハウも品格も違うということが良く分かりました。しかも、つい最近でも三菱自動車がクレーム隠しで大事件になった他山の石から何も学ぼうとしない頭が空っぽの役員が馬鹿揃いの馬鹿企業です。

 日清食品はJTフーズとの食品部門の統合を予定していましたが、この事件のせいで白紙撤回しました。当然だと思います。泥船には乗りたくないですよね。その日清食品の最近の新製品を試してみました。


 焼きそばUFOの上にお好み焼きをトッピングしてあります。ですが、これは「ブー」でした。お湯でふやけたお好み焼きが旨いわけがありません。この企画にゴーサインを出した責任者でてこい。

発光ダイオード

2008年02月04日 | 差し障りの無いブログ
 発光ダイオードって今ではどうってこと無いもので、そこら中に転がっていますが、実はこれって凄い発明だったと思うのは私だけではないと思います。これを発明したのは実は日本人で東北大学教授(当時)の西澤潤一先生なんです。その分野の人にとっては有名な話なので知らない人はいないと思いますが、一般の人では知らない方も多いのではないでしょうか。

 発光ダイオード関連で世界的な大発明をした日本人はもう一人おられます。中村修二さんです。この方は青色発光ダイオードを世界に先駆けて開発したとっても偉い方です。どのくらい偉いかというと、いまじんわりと広まりつつあるBD(ブルーレイディスク)プレーヤやHD DVDプレーヤなんて物は波長の短い青色発光ダイオードがあってこそ実現したものです。加えて、照明にも使われ始めている白色発光ダイオードもこの技術無しでは実現できない物ですし、最近では液晶のバックライトとして冷陰極線管の代わりに使われ始めています。また、光の三原色の赤、緑、青色の発光ダイオードを無数に並べた大画面のオーロラビジョンのような物もこの発明無くしては実現しませんでした。

 もうひとつ中村修二さんを有名にした事件があります。記憶に新しいと思いますが、発明報酬訴訟です。裁判所は青色発光ダイオードの発明報酬として200億円の報酬を認めました(2004年1月)。この訴訟では被告側の日亜化学が結局約8億4000万円を支払うことで和解しました(2005年1月)。この事件は日本中の雇用されている技術者とその雇用主の度肝を抜きました。

 中村さんは徳島大学の大学院を修了されて地元の日亜化学に入社されました。その後カリフォルニア大学サンタバーバラ校の教授に転身されました(2000年2月)。その後信州大学客員教授(2002年4月)、愛媛大学客員教授(2006年6月)などを歴任されております。大学は徳島大学に行かれていますが、高校は愛媛県大洲高校の出身なので愛媛県とはちょっとした縁がある関係で愛媛大学の客員教授を受けられたのかも知れません。

 丁度今日(2月4日)のことですが、中村さんは愛媛大学理学部の教室で講演会を行われました。実は講演案内のメールを私もいただいていたのですが、理学部にはあまり行ったことがないこともあって結局行かずじまいになりました。ところが夜のローカルニュースの度に中村さんの話題が放送されたものですから、なんだかちょっと惜しいことをした気がしてきました。

 ニュースでは中村さんの講演内容をちょっとだけ伝えていました。それによると、ヨーロッパでは6年後には効率の悪いフィラメント型の電球を使用禁止にする法律を施行する動きがあるとか言っていました。電球の代わりに効率の良い蛍光灯や発光ダイオードを積極的に使うことによって環境保全に寄与する目的だそうです。そう言えば、最近観たテレビ番組でドイツのある都市が蛍光灯型電球を無料で何十万個だか配ったという話題があったのを思い出しました。さすがに欧州は先進国の固まりです。やることが大胆です。日本でこんな法律を通そうとしたら何が起きるんでしょうね wktk。

 講演会と言うと、先に紹介した東北大学の西澤先生も愛媛大学で講演されたことがあります。もう10年以上前のことで、ひょっとしたら20年くらい前だったかも知れません。うろ覚えですが、11月に毎年行われる学祭のイベントの一つだったようなきがします。この時は私も聴きに行きました。講演では八木アンテナを発明した八木先生など、東北大学は独創的な科学者を多数輩出している大学で、東大なんて目じゃないみたいなはなしでした(藁)。

 西澤先生の講演では、「工(こう)」という字の意味についてお話しされた事が印象に残っています。何でも上の線は「天」(=神の世界=自然法則)を表していて、下の線は「地」(=人間の世界)を表しているのだそうで、その二つを縦棒がつなぐことによって「工」と言う字ができているのだそうです。すなわち「工」(人が物を作る)は「人の世界」と「神の世界」をつなぐ作業なのだそうです。なんだか良く分かりませんが、やたら感動したのを覚えています。

 「天と地」というと、私は何故か雅楽を連想してしまいます。ちょっと前になりますが、東儀秀樹さんというイケメンの雅楽奏者が人気を博していたことがあります。私も流行に後れまじと東儀さんのCDを購入したりしたものです。テレビにも良く出演されていて、一般の人にはあまり馴染みのない雅楽の世界や楽器について解説などをされていました。それによると、笙(しょう)は天の音色を表していて、篳篥(ひちりき)は地を、龍笛(りゅうてき)はその間を漂う龍の音色なのだそうです。どうでしょう、工の字の構造によく似ています。

 我々人間は天と地をつなぐ龍になろうとしているのでしょうか?西洋の龍はたいてい悪者ですが、東洋の龍は神の使いであり悪く描かれることはありません。東洋の伝説では、激流の滝を遡る鯉はやがて神格化されて龍になるんだそうです。我々人間も自然環境破壊という激流を遡ればやがて龍になれるのでしょうか。