最近また悪い病気が発病しました。無性にガラクタを集めるという何とも迷惑な病気です。
まずはこれ、SONYのMDプレイヤー、Sony MDS-JA3ESです。ES(ESPRIT)シリーズです。前々から欲しかったんです。「電源は入りますが、再生できませんでした」と書かれていたジャンクです。届いたときMDを入れてみましたが、TOCが読めないまま吐き出されてしまいました。でもね、30分後には再生を始めてたんですよ、コレが。
さっそく中を見てみましょう。
意外とスカスカですが、ESでないプレイヤーに比べるとかなりしっかりとした作りをしています。真ん中手前の四角くて黒っぽいのがMDのドライブユニットです。
もう少し見てみましょう。
トランスですが、何とトロイダルコアです。凝ってますねぇ。
さて、修理ですが、ドライブユニットを外さないでレンズの掃除が出来ればそれに越したことはないので何とかならないかと見回してみましたが、どうやらそれは無理なようでした。仕方が無いのでドライブユニットを外してみますと、前面側の方からレンズを見ることができました。で、イソプロパノールを染み込ませた綿棒でフキフキしてあげました。
仮組みしての試運転です。
あっさりと直ってしまいました。レーザの出力調整まで覚悟しておりましたが、本当にあっさりと直ってしまいました。これは故障というレベルではありません。おそらく、筐体を開けなくても、MD用のレンズクリーナ・ディスクを使って復旧できたのではないかと思います。まあ、ラッキーでした(これがために1,200円で買えたもんね)。
何を喜んでこんな記事を上げてんだ、とか、今更MDは無いだろうとか思うかもしれませんが、だからこそなんです。私がメンテナンスしながら後世に残すのです。テープデッキも集めてます。この世から消えて無くなりそうなモノだからこそ大事にしたいと思っているのでありました。偉そうなこと言ってすみません、本当はタダの病気です。
もう1台の話はまた後で...