まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

L先生

2017-03-09 20:54:41 | 
今日は 暖かかったのかな?
一日中 建物の中にいると 季節感がなくなりますね。

さて ずっと仕事をしていたので 娘が一歳になる前から 保育園にお世話になりました。

通わせていた保育園の先生方は 娘にとって 母であり姉であったり祖母であったり
本当によくしていただいて 今の娘が元気に大学生をやっているのは 
沢山の先生方のおかげだと思っています。

3歳児のクラスのころだったか 担任になった先生二人のうち一人が

え・・・・というくらい保護者受けが悪い先生でした。

その評価は一致していて 
「性格が悪い。意地悪。」
とか
「保育士としてどうなのか」
など 散々でした。

かなり聡明なママ友たちでさえ
「L先生はホントにダメ。嫌い。」
と 評価は保育園の先生方の中でぶっちぎりの最下位。

担任になってしばらくして ママ友から
「ぷっちーちゃん L先生にいじめられてるよ。」
と 忠告された。

い・・・いじめられてる?

ママ友曰く 娘は”おっとりしている”ので L先生の”攻撃の的”になっているらしい。

とりあえず 娘にそれとなく 聞いてみるも
「L先生?好き!」
とのこと。

まあ 娘が「嫌い」じゃないなら 私も見守るかと思い
お迎えの時 保護者に避けられまくり ひとりポツンとしているL先生に
ともかく 声掛けすることにした。

すると 結構 いろいろその日の様子などを的確に話してくださる。
そして 毎日話すうちに かなり愛想のないL先生だが
よく子供達を見てくれていることを知った。

なんとなく仲良くなっていくうちに 先生に娘と同い年のお嬢さんがいることを知る。
そして おっとり通り越して とろすぎる娘のことを 
心配して鍛えようとしてくれていることに気付いた。

そんな姿をたまたま見かけ L先生をよく思っていないママ友は 
「いじめている」と感じたのだろう。

優しいお母さんやおばあちゃんみたいな先生が多い中
L先生は 厳しいお母さん役を引き受けていてくれたのだ。

担任が変わった後も L先生との交流は続き
娘を我が子のように見守っていてくれることに感謝した。

卒園式の後の謝恩会の時 お礼を伝えたら
L先生は 泣きだした。

「本当に ぷっちーちゃんは この先大丈夫なのか?と思うこともあり 
 心配で心配で仕方なかった。
 こんなに立派になって卒園してくれて 嬉しくて仕方ない。」
と言ってくださり こちらまで 泣いてしまった。

強面で 保護者受けは徹底的に悪いままだったL先生だが
娘にとっては かけがえのない先生だったと思う。

運動会の時 慎重すぎる娘が出来ない競技があり 
それを 何度も何度も 根気強く励ましてくださったこともあった。 
本番で きちんとできた時の娘の喜びようといったらなかった。

優しい先生もいてくださるとうれしい。
でも 厳しい先生も必要なんじゃないかと思う。

厳しくすることは 優しくするよりも むしろ難しいと思う。

L先生とお嬢さんは 今どうしているかなあと 思いをはせる。
どうか 元気でいらっしゃいますように!

L先生 本当にありがとうございました。

娘は 相変わらずとろいところもありますが 
おかげさまで 元気にやっています!

いがぐりおは 恩師っている?
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コメント (2)
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